みんな品があって凛としててかっちょよ!(下衆キャラ除く!)「らんまん」

らんまんタイトル ドラマ率直感想!

第11週「ユウガオ」51話

万太郎が初めて石板印刷の試し刷りをしてから2週間。暦は8月。
「まだ咲いちゅうがか。お日さん、沈んじょらんもんな」と、相変わらず草花(ユウガオ)に話しかけている万太郎。妖精かな? それを見ていた市井の人の動きもいいなぁ。(バカにするでもなく、ん? 何に話しかけてんだ? こいつ喋るのか?みたいなw)

「井下さん、今夜もええですか?」「仕事が済んだらな」いいねぇ、心地よい上下関係!

石板印刷に打ち込む万太郎は、学会創刊のため、日々試行錯誤を重ねていた。
できる限りの速度で、寿恵子を迎えにくために。←かっちょええ!!!!

寿恵子は、高藤に呼ばれて竹雄が働く西洋料理店へ。ドレス姿の寿恵子に響めきが起こる。
そこにいたのは、高藤の父親の元上役、元老院の議官、白川。
「文明を謳歌する人を眺めている」とか言っちゃって、乗っけからウエメセかよ!!

クララ先生にダンスを教わっている寿恵子に「踊ってみせるだけだろ」とか、言葉は通じなくても「仰ってることはなんとなくわかる気がします」という寿恵子の答えに笑いだすとか、何様!? ずっと失礼なんだけど?

そんな白川、「喜んであなたを養女にしたか」とか言いだして寿恵子ドン引き。
「あなたを私の元へ迎えるにあたり、まず白川家の娘になってもらおうと思って」「ようあることじゃろう」いやいやいやいや、高藤も白川も何言っちゃってんの!?!?

「口さがない連中ばかり、あなたを守るためじゃ」←いや200%、お前のメンツのためでしょ!
「根津の菓子屋の娘と聞いたときは、戯れが過ぎるじゃろうと思っちょったが」ってもう、白川お前の口は、失礼なことしか言えないように出来てんのか!?
「私は、高藤さまのお申し出にお返事をしたわけでは」こんな失礼な奴らにも感情的にならず、自分の立場を明確に相手に伝えられる寿恵子、品がありますなぁ。佇まいが凛としてるもの!

それなのに、「本当は今すぐ、さらってしまいたか」だけでもキモいのに「発足式が終わるまではお預け」って、食う気マンマンの高藤、まじキモいんですけどぉ!!

ですが、高藤さまには奥様が…
そげなこと!←いや、めっちゃ大事なことやんアホか白川。
「後継者たる男児を産めなければ、離縁すっとはようあること。今後、そげんなったとしてアレも異を唱えることはないじゃろう。あなたこそ芸者ん娘。そこはようお分かりのはず」もうさ、白川黙ってて!!!!

「弥江のことは気にすることはなか。向こうの親への義理も十分に果たしています。何度も言いますが、あれは私の妻というだけで、女ではなか」は!?!?!?!?

「雅修くん、寿恵子さんが娘になるなら、オイも自慢したか」「何を言うちょりますか、許しもはんぞ」あははははは。ドン引きな会話しておいて、「寿恵子さん、どうしましたか?」って、あんたら終わってるよ!!!! 寿恵子はあんたらのお人形さんじゃないから!!!!

急ぎの仕事は終わったからと、印刷機を使わせてもらう万太郎。はぁ、いいね、大畑印刷所の男衆は、みんな気持ちよくていいわ!!!
そして、竹雄が急ぎ駆けつけたよーー! そんで、ナチュラルな万太郎呼び!!!!←萌えぇぇ。

竹雄は、寿恵子が高藤から妾の誘いを受けていることを報告。
「こっちも早う申し入れんと。気持ちはあるがですろう?」
ある! けんど、今のわしは寿恵子さんの元へ行けん。
どういてじゃ!?
今のわしは、ただの槙野万太郎じゃ。何も持ってない。何者でもない。ただ、草花が好きなだけの男じゃ。あの人が欲しいら、どういて言える?

わしは植物学者として、寿恵子さんを迎えに行きたい!←よう言った万太郎!!!!
けれど、焦る竹雄は「何を持って植物学者と言えるがです?」と。
お店を構えわけでもない、何をこだわっちゅうがですか。さっさと名乗ったらえいですろうが。

名乗るき。ワシがワシを認めたら。←かっちょよ!!万太郎、かっちょよ!!!
何を…。←竹雄は「学者」が何かわからないんだよな、実感として。私だってわからないけどさ、万太郎は学生ではないから、試験や院生に上がるなどのわかりやすいステップアップがない。だからこそ、自分が自分を認めない限り、寿恵子に学者と名乗れないし、名乗りたくないんだろう。

この場面、印刷所の中に入る万太郎に続いて、竹雄も中に入ってきてもよさそうなんだけど、竹雄は入り口に付近にいるんだよね。この演出、何気にいいですよね。線引きっていうんですか? 竹雄にしたら人様の職場ですからね、ズカズカ入るわけには行かないんだよ。ほんと、キャラクターみんな、品がるのよね(下衆キャラ除く!)

このあと、おそらく万太郎が入室を促したのだろう。
自分の絵を刷る万太郎を、後ろから見守る竹雄。竹雄も初めて見る、若の姿じゃなかろうか。
刷り上がった絵を竹雄に渡し「ここまで来た」と万太郎。

「あとちっと、あとちっとで、証ができる。この国の植物学にわしが一歩を刻むがじゃ」
「これを、万太郎が」

印刷された絵の出来に驚く竹雄。はぁ、胸熱。胸熱。胸熱じゃあーーーー!!!
万太郎の植物学への思いも、寿恵子を思う気持ちも、竹雄が万太郎の恋路にヤキモキする気持ちも、竹雄が万太郎の成長を目の当たりした気持ちも、全部全部、胸熱じゃあーーーーーー!

・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
西村寿恵子…浜辺美波
井上竹雄…志尊 淳
高藤雅修…伊礼彼方
岩下定春…河井克夫
大畑佳代…田村芽実
前田孝二郎…阿部亮平
宮本晋平…山根和馬
大畑義平…奥田瑛二
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん

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