第6週「ドクダミ」27話
多すぎる荷物が原因で、万太郎と竹雄の下宿先は決まらない。←うん、わかってたw
竹雄が、掃除はしっかりしますからとその場を繕っても←それと荷物の多さは関係あるか? とは思うけど(苦笑)、万太郎は「本も標本もまだまだ増える」と正直に言っちゃう(植物バカめ!)
「若、嘘も方便って知っちょりすか?」ってそりゃ、竹雄もツッコむわ!
あとから追い出されるくらいだったらちゃんと言うとったほうがええと反論する万太郎に、「ほんじゃき若は、世間も知らん箱入りだって言うですよ」と竹雄。
「ワシが箱入りやったら、ワシについてるおまんも箱入りじゃ」あ、やっぱり?
「倹約しないと」って言っているのに、万太郎の「東京に来たらここでしょ」って牛鍋屋に連れて行かれて、文句言うかと思ったら「贅沢は、今日だけですき」とか言っちゃう竹雄、おまんーーーーー! 箱入りや…(苦笑)
2人ともまだまだ青年なんだよね。青い青いお年ごろ。牛鍋食べて、わちゃわちゃ言い合う万太郎と竹雄が、本当にかわいいよ。
こんなうまい肉を食ってるときに渋い話は、やめやーー!
現実ですき! ワシのほうが気苦労しちょりますきね!
多すぎる荷物は、牛鍋屋の横の路地?で預かってもらうことにしたわけですが、そこには昼から酒を飲んで博打をしているおっさんず。の中に、大東くん! 見るからにちゃんとした生活は送ってない風だよ!!!
で、「これだけは貴重な品じゃき、持って入ります」と彼の前でしっかりフラグを立てまくる万ちゃんでっす。てっきり、トランクに入れて大事に運んできた植物は、東京では珍しくもなんともない植物だよってオチかと思ったら、昨日から盗まれるフラグ立ててたんですねーー!
牛鍋後も下宿探しをするも見つからない。「なんで決まらんがじゃ」「理由ははっきりしちょりますけんど」 2人の言い合い、クセになりそうw
ワシ、これさえあったらうまくいくと思ってた。←佐川にいるときの自信はそこからw
金では買えん値打ちをワシは持っちゅう。←あとをつけてきた倉木が聞いてるよぉ
で、目の前の谷中神社で神様にあいさつしている間に盗まれちゃたよ。うん、知ってた!!
「盗人がトランクを開けたら、中身は、草の干物とクズ紙にしか見えんでしょうから」「そりゃ捨てる。…いや、トランクだけは売るかもしれん!」ってことで、古道具屋か質屋を探して回る万太郎と竹雄。荷物を引いて万太郎を追いかける竹雄、大変そうだよ(T T)
質屋にたどり着いたら、トランクを売りに来た倉木えい(成海璃子ちゃん)と遭遇。めちゃこの世界に馴染んでいる成海璃子さん。絡みに違和感がない!
えいが持ち込んだトランクは、万太郎のものに見えた。万太郎は、中に「M.M」の刺繍がないかとたずねる。「言いがかりはよしてくれ」と取り合わないえいだったが、質屋の主人・中尾が中を開けると「M.M」の刺繍が!←変なところで引っ張らないのも、らんまんのいいところ!!
その後、中尾からえいがクサ長屋の住人であることを聞き、そこへやって来た万太郎と竹雄。
「う、なんか」と鼻を押さえる竹雄。
うん、これはドクダミの臭いじゃ。ドクダミがようけ生えちゅうがじゃ。
陽が当たらん証拠じゃ。
クサ長屋の場所とそこでの暮らしぶりを一発で伝えてくるこのセリフ、すごくないですか!?
朝からガツーーンと感動しちゃいました。そのときの神木きゅんの表情もすんばらしいですよ。トランク盗まれてあたふたしていたときとはえらい違いで、セリフに込められた意味が過不足なく伝わってきました。
らんまんは今までもずっと、万太郎の物語に草花を絡めている。(当たり前のこと言ってますが、ズレていく朝ドラもある中でやはりこれってすごいことかと)
その草花の登場のさせ方、見せ方に重きを置いているからこそ、新キャラの登場シーンや、トランク盗まれるよ盗まれるよの前振りとか、とてもわかりやすく造っているんだな。
週テーマの草花だけに限らず、ドラマのあちこちで万太郎が草花に話しかける言葉も大切にしていて、そのセリフも聞きどころの一つかなと。
とりあえず、万太郎の標本を焼こうとしていた隼人との絡みが明日には展開されるのでしょうが、トランク探しの道中、竹雄が見つけた菓子屋「白梅堂」との絡みは明日か、明後日か?
寿恵子は万太郎の妻になる人だけど、万太郎が白梅堂を見つけるでもなく、上京後すぐに万太郎が寿恵子と再会するんでもない。ひとまず、万太郎たちの生活圏内に白梅堂があることを教えてくれる。明日か明後日には2人は再会するんだろうと匂わしてくれるこの展開、いいよね。
ドラマって、突き詰めればご都合主義なものだから、どうしても誰かと誰かを出会わせたり、流れを変えたりするときに無理矢理感が出てしまう。それはドラマの宿命みたいなものだから、それをどう薄めるのかが腕の見せ所なんだと思う。クドカンのように、ギャグの大技で笑いと共にスルッと見せちゃう方法もあるけど、これって彼にしかできない秘技みたいなものだから、なかなか真似できない、と思う。
らんまんの脚本は、よくできた教科書のような見事さに唸ってしまうことがよくあります。それは「何かを伝える」ことにも生きるような気がして、朝からドラマと共にいくつもの学びも浴びているような感じ。いい物語には、いくつもの良さがあるものだなー。
・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
西村寿恵子…浜辺美波
井上竹雄…志尊 淳
広瀬佑一郎…中村 蒼
倉木隼人…大東駿介
倉木えい…成海璃子
中尾…小倉久寛
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん
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