2026年後期放送の朝ドラ「ブラッサム」は、今4週目が絶賛放送中。
そう、絶賛です私の中でも。ヒロインの葉野珠は、小学生の代用教員として働く先で恋に落ちた島村とのことが噂になってしまう。結果、珠だけが教員の職を奪われ、さらにそのことで村人に後ろ指を指される指される! 噂に尾ひれがいくつもついて、仕事がいつまで経っても見つからない。「ごめん。うちのせいじゃ」と、人生に絶望しかけているところです。
一方、2026年前期放送の朝ドラ「風、薫る」の4週はどんな内容だったかというと、「私たちのソサイエティ」のタイトルで、嘘の経歴を使って鹿鳴館で働く直美が炊き出しをする捨松の手伝いをし、そこでりんと再会。捨松から「トレインドナース」の道に誘われ、それぞれいろいろあって、養成所へ入学するというストーリーでした。
「風、薫る」は私の中で、どうにも盛り上がらずに終わってしまった朝ドラです。でも今、4週を振り返ってみたら、ツンケンする直美と武家の娘のりんと、さぁようやくナースの道ですね! という気持ちで比較的好意的に見ていたように思います。
だけどさ、濃度が違うかもね。ブラッサムと風薫る。
たった4週でも、ヒロインの境遇や家族、友だち、そしてこの先に花を咲かせるだろう文才の芽と、恋に一直線な気質と賢さと色気。そんなものが、あの場面この場面にと説明しなくても重ねて描いているし、多くの視聴者に伝わっていると感じます。
風薫るは、「りんの言動、直美の言動、そして結果」は伝えていたけど、言動の根拠となるものが薄かった。結果、最後までりんってどんな人なのか、直美(彼女はまだわかる部分が多かったけど)ってどんな人なのか、よくわからず終わってしまったんですよね。なぜなのかとリアルタイム時にも思っていたけど、ブラッサムと比較すると、結局濃度の違いなのかなと思うなど。
葉野珠という人を描くときに、彼女がどうしたこうしただけではドラマにはならない。ヒロインを取り巻く環境と、ヒロインが出会う人々と、朝ドラとしては不可欠な「生き様の根拠」。そういったものを描いて濃淡を作り、ヒロインの軌跡を描くことが、ドラマを描く上でとても大切なのだろう。
さて、明日から東京編、始まるのか!

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