書き起こしているだけで何度もポロポロ涙が出たぜ!「虎に翼」

虎に翼タイトル ドラマ率直感想!

第26〜30回「女の一念、岩をも通す?」(第6週)

昭和12年6月、高等試験 司法科
裁判官や検事を目指すものたちにとって、人生をかけた大勝負。

銀行に勤めながら毎年挑戦を続けている優三と、寅子も受験。
が、どちらも筆記試験に落ちてしまう。
「あなた言いましたよね。試験には一発で合格してみせるって」とはるさん。
「するつもりだったの」
「あなた今年で24。大学も卒業。これ以上は本当にもう引き返せなくなる」

しかし、直言が自分の裁判のせいで勉強に影響がなかったはずがないとはるを説得。
寅子は働きながら、来年もまた高等試験を受けられることに。

女性でただ一人、一次試験をパスしたのは久保田パイセンだったのだが、その久保田も口述試験に落ちてしまう。そんな矢先「女子部新入生募集中止」の記事が出た。
それに怒りをあらわにしたのは香淑だった。
「あと一年だけ待ってくださいませんか」と教授たちに土下座をする。彼女たちの熱量と穂高教授の口添えにより、「来年の試験に君たちのだれかが合格すれば、募集を再開しよう」ということに。

寅子の就職先は、共和事件でお世話になった雲野法律事務所。女子部の仲間とは時間を見つけて、共に高等試験に向け勉強を続ける。
花岡とは、昼時に会っている模様!
花岡、いつの間に猪爪呼びになっているし、「よかった、今日は会えた」だと!?

オイ、付き合ってんのか?

花岡は、桂場判事の下についていると言う。
寅子は「君は裁判官になりたいのか」と言われたことがあると花岡に話すと、それはきっと「猪爪に、裁判官の素質があると思ったんだろうな」と。

しかし「ごめん、そんなこと言われても困るよな。ご婦人には弁護士の道しかないのに」←なんだそれ。

共に学んだ友との別れ

寅子たちと一緒い勉強に励んでいた香淑は、国に帰るという。日中戦争が始まっているのだ。
香淑は言う。「みんなの試験を見届けて、それから国に帰るつもりでした」と。

「みんなと、これからの女子部の学生たちのためです。みんなは次こそ必ず受かるって、そう信じているから。少しでも役に立ちたかった。でも…」

その後を継ぐようによねは言う。「今しかないぞ、朝鮮に帰るには。今しかない」

香淑が去り、涼子様も「有馬男爵の御子息と婚約いたしました」と、また去っていく。
涼子の父が、芸者と駆け落ちしたのだ。←父上、駆け落ち今じゃきゃだめ!?
「毎日結婚の準備が忙しくて、とても試験を受けられそうにないの」
「お前はそれでいいのかよ」←よねはいつだって本心を突いてくるね。
涼子が婿を貰わなければ桜川家は途絶えて、多くのものが路頭に迷うことになる。
「私のわがままに皆を付き合わせられない」
「わがまま? お前がやってきたことはわがままなのか。違うだろう?」
←泣ける。よねが言うセリフだからこそ意味がある、と思う。
「よねさんみたいに、強くなりたかった」←涼子さま(T T)

そして、梅子もまた去っていく。
高等試験当日、梅子の姿がなかった。寅子が試験から帰ると、手紙が届いていた。
私、光三郎を連れて家を出ました。夫に離婚届を渡されました。もっと早くこうすべきだった。トラちゃんたちならば立派な弁護士になれると信じています。どうか私のような立場の女性たちを、守ってあげてください」
寅子は悔しくて悲しいくて、泣き崩れます。

2回目の高等試験。
寅子、優三、よね、轟、中山は、筆記試験を通過!
しかし、口述試験の前日、寅子は予定外に月のものがやってきてしまい、体調不良の中で試験を受けることに。帰宅した寅子は、また泣きました。

だから、てっきりダメだったのかと思ったけれど…
口述試験の結果は「猪爪寅子 合格!」中山、久保田も合格!!

日本初の女性弁護士が誕生したのです。

けれど、合格者の中に、優三とよねの名前はなかった。
優三は「ここが潮時です」。弁護士への道を諦めると言う。

寅子を訪ねてきたよねは「私の口述は完璧だった」と言った。しかし、試験管に「弁護士になってそのトンチキな格好は続けるのかね?」と聞かれたのだと言う。←ムッツーーーーー!
「トンチキなのはどっちだ? あんたらの偏見をこっちに押し付けるな!」←さすが私のよね!

よねの決意はこう。「私は自分を曲げない。曲げずにいつか必ず合格してみせる」

寅子たちの祝賀会が開かれた日。寅子は仲間たちを想って吠えました。
「この場に私が立っているのは、私が死ぬほど努力を重ねたから」←そう断言できる寅子、格好いい!

でも、高等試験に合格しただけで、自分が女性の中で一番なんて口が裂けても言えません。志半ばで諦めた友。そもそも学ぶことができなかった、その選択肢があることを知らなかったご婦人方がいるのを、私は知っているのですから。

合格してからずっとモヤモヤした答えがわかりました。
私たち、すごく怒っているんです。法改正がなされても、結局女は不利なまま。
女は弁護士にはなれても、裁判官や検事にはなれない。
男性と同じ試験を受けているのにですよ!

女ってだけで、できなことばっかり!
そもそもの法律が、私たちを虐げているのですから。
生い立ちや、信念や、格好で切り捨てられたりない。男か女かで振るいにかけられない社会なることを、私は心から願います。

いや、みんなでしませんか? しましょうよ。私はそんな社会で何かの一番になりたい。
そのために、よき弁護士になるよう尽力します。困っている方を救い続けます。男女関係なく!

会場がシーーンとなる中、思わず声を挙げて笑ったのは桂場。
「失敬」
そして、どの新聞社も寅子の演説はスルーした中、竹中だけが記事にしていた。
「竹中さん、こんな記事書く人でしたっけ?」

全力で声を挙げたところで、聞いてくれる人はごく僅かかもしれない。
だけど、声を挙げ続ける。必ず、味方はいるのだ。

・キャスト・
作…吉田恵里香
猪爪寅子…伊藤沙莉
猪爪はる…石田ゆり子
猪爪直言…岡部たかし
佐田優三…仲野太賀
猪爪花江…森田望智
猪爪直道…上川周作
猪爪直明…永瀬矢紘
山田よね…土居志央梨
桜川涼子…桜井ユキ
大庭梅子…平岩 紙
崔 香淑…ハ・ヨンス
久保田聡子…小林涼子
中山千春…安藤輪子
竹中次郎…高橋 努
日和田…服部圭亮
桂場等一郎…松山ケンイチ
穂高重親…小林 薫

語り…尾野真千子
主題歌…「さよーならまたいつか!」米津玄師

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