日本中に歌と福を届ける福来スズ子という生き様!「ブギウギ」

ブギウギタイトル ドラマ率直感想!

第13週「今がいっちゃん幸せや」63話

「改めて、この山下さんにマネージャーをお願いすることが決まりました!」
「高いところからすいません、山下です。ほんまやったらここで景気のいい話をしたいところですが、今はこのご時世もあり、東京はもちろん地方の興業も期待できません」

しかし、慰問であれば講演の口はある。福来スズ子を待っている人たちは全国にたくさんいます。皆さん、まだまだ張り切って参りましょう!

というわけで、坂口に愛助の世話を任せ、地方巡業の仕事に出るスズ子。後ろ髪引かれまくりだけど、それはしゃない。

幸せな時間が短か過ぎやしませんか!?

巡業先は静岡。歌う場所は屋内ではなく「舞台というか空き地ですね」
「ワテは空き地でも野っ原でも喜んで歌いますよ。見てください。あの顔」
スズ子は、舞台の前の人々の笑顔を見る。
「僕たちの歌を待ってくれてる」

皆さん、お待たせいたしました。福来スズ子でございます

「スズ子は日本各地を慰問で周り、東京に戻って愛助の看病を続けるという、忙しい日々を過ごすこととなりました」

「もう咳も出ませんし腹を下すことも無くなりました」「ほんまにようなったんです」と先生に前のめりで報告する愛助とスズ子。
「確かにだいぶ回復したようですね。またいつ発症するかわかりませんが、ひとまず落ち着いたようです」と先生も快方に向かっているとの見解を示す。

そのころ、上海にいる善一は陸軍に呼び出されある命令を受けていた。
それは「合同音楽会」の開催命令。
「我が軍はここ上海で、万全の占領地統治を維持してます。我々はそれを、国際社会に見せつけてるべきだと考えています」ってアホ。見せつけるという考えもアホやし、それを「べき」だと考えるとかどんだけダメなんだよ。。

「しかしどのような音楽会にすればいいのか…」と羽鳥ん返答すると「全面的に羽鳥先生にお任せする」というノーアイデア。アホはどこまでもアホやねぇ。そして羽鳥ん策士やねぇ。

全面的に好きにしていいんですか?
「ただし、盛大にお願いします」←羽鳥先生、言質取りましたな!
そして、黎に報告しながら「明らかに戦況は日本劣勢だ。軍もいろいろと焦っているのさ」と羽鳥んは冷静に現実を見ている。

気が乗らないという黎に羽鳥んは「逆に利用させてもらおう。上海には世界中から面白い音楽家が集まっている。今この上海でしかできない音楽会を開くんだよ」

軍の意図なんてどうだっていい。我々の音楽は誰にも縛られない自由であることを証明してみせよう(ニヤリ)←カッケー、羽鳥んカッケーーー!!!!!!

「これは面白くなってきたねえ」と羽鳥んがワクワクしているころ、スズ子は次の慰問先・京都に出かけるところ。

「スズ子さんの舞台を生で見られる人はええな」って推しと恋人のお前が言うな!w
「呑気なこと言うて。こっちは離れている間、ずっと心配してんねんで」「大丈夫やって。僕のことやったらもう心配いらん。安心して巡業に出たらええ」
「心配性やなぁ」とちょっと惚気気味の愛助に、スズ子は胸中を打ち明ける。
「もう、いややねん」ツヤの病気のときも、六郎も、スズ子にはどうすることもできなかった。「そんなんもう、勘弁して欲しい」

「スズ子さん」そう言うとスズ子の手を取る愛助。
「スズ子さんが懸命に看病してくれへんかったら、僕はもうあかんかったかもしれへん。そやけど、スズ子さんのおかげで乗り切れたんや。大丈夫。僕はもう大丈夫や」

「愛助さん、ワテ、今までの人生の中で、今がいっちゃん幸せや」
ハグする2人の幸せが、ずっとずーーーっと続きますように。祈らずにはいられないね。

福来スズ子の使命を全うする、それがプロ

慰問先の京都で、愛助に手紙を書くスズ子。
「誰に手紙なんか書いてんだ?」「誰でもええやろ」「どうせまた愛しの愛助さ〜ん、だろ?」みんなお見通し!w

そんなワチャワチャした楽しい時間をぶち壊したのは、東京で空襲があったという知らせ。
「あたり一面、焼け野原やって」

山下はすぐさま「福来さん、歌えまっか?」と確認する。咄嗟に答えられないスズ子に代わって「大変申し訳ない。今回の講演、延期させてください」と山下。敏腕マネじゃねーか!
しかし、スズ子は我に返ると「あかん」と。

あかんあかん、歌わな。お客さん、ただで帰すわけにはいかへん。うん、歌います。
鏡の自分に向かってまた「歌わな」と繰り返す。

愛助さんが心配で、不安で、それでも歌わな。ワテは福来スズ子やから。
福来スズ子の名付け親・ツヤは言った。「こらからはウチらだけやのうて、お客さんにも、ぎょうさん福を届けたり!」

スズ子は精一杯の力で、歌と福を届けているんだろうなぁ。

「アイレ可愛や」を歌うスズ子の表情が、ドラマの序盤の静岡のときとは違っていて、中の人の凄さを感じます。

公演が終わると「スズ子たちは急いで東京行きの汽車に乗りました」
東京に着くとそこは本当に焼け野原。小夜が思わず腰抜かしてしまう。

「なんやこれ…」

なんとなくね、愛助は無事だろうと思うのだけど、チズたち夫婦の安否はわからない。日帝劇場の近くということは、中心地よね…。チズさんたちの安否もわかるといいけど。

・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
村山愛助…水上恒司
一井…陰山 泰
坂口…黒田 有
二村…えなりかずき
黎 錦光…浩 歌
小林小夜…富田望生
三谷…国木田かっぱ
四条…伊藤えん魔
山下達夫…近藤芳正
羽鳥善一…草彅 剛

語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里

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