第6週「バドジズってなんや?」29話
本日も、羽鳥んによる感覚レッスンが続く。
「う〜んそっちじゃないんだよな、あっちなんだよな」←才能のある人ほど教えるのが下手だというアレか!?
「楽しくないなぁ。本番もう少しだよ、大阪帰る?」ニコニコ笑顔で刺してくる羽鳥ん。
「福来くん。君は一体、どんな歌手になりたいんだい?」ようやく核心をつくような投げかけをする羽鳥。
どんな、歌手?
「茨田くんは確固としたものがあったな。私はこういう歌手になるんだって」
ワテは茨田さんが目標やあらしまへん。ワテの目標はUSKの先輩、大和礼子さんです。
なるほど。確かに彼女は素晴らしい歌手でダンサーだった。←過去形が、悲しい。
でも、大和礼子さんは一人で十分だ、二人もいらないよ。
「なんででっか?」←理解できないことをわかった風に流さず、ちゃんと聞くのがスズ子のええところよねぇ。
福来くんは福来スズ子を作らなきゃいけない、じゃないんかな。
「せやから、大和礼子さんみたいになる福来スズ子です」(キリリ)アホの子なんです大目に見たってw
…そうかい。僕は福来くんが最高に楽しく歌ってくれれば(指パチパチ)それでいいんだけどね。いま楽しいかい?
「…いえ」
そうだろう。ま、今日はここまでにしておこう。今のまんまじゃ、どんなに歌っても楽しくなりそうもないからね。
本日のアバンは長めでしたね!
「どない歌えっちゅうねん」とひとりごちるスズ子の元に現れる松永のボン。
「ご機嫌斜めだね。善一にやられてるのかい?」
「いえ、ちょっとあのおっさ…羽鳥先生の言はわることがようわからしまへんねん」
「あのね、羽鳥先生がやろうとしていることはジャズなんだ。ジャズってのはね」とジャズの歴史から語り始める辛ポン。いるよね、こういう的外れなやーつ!
で、松永のボンに退場を言い渡される「Mr.辛島、ちょっと外してくれ」
…お疲れ様でした。「お疲れ様でございました」ここのコンビもいい感じw
善一は鬼だからなぁ。彼は笑う鬼だよ。でも、とても才能がある。Missスズ子、ここで簡単に挫けてはいけないよ。
君は決してずば抜けて歌がうまいわけじゃないけど、君が歌う姿を見てると僕はワクワクした。
ワクワク?
この子は歌う喜びに満ちている。歌うことが本当に大好きなんだなぁってね。
「今は、大嫌いになりそうです。歌も、羽鳥先生も」
「それでいいんじゃないか。その気持ちで歌えば」←へぇぇ
で、スズ子にあ〜んさせて、チョコレートを口に入れてやる松永。
「本当に素直だな」とご満悦松永。
「チャオ」と去っていく松永。
そこが君のいいところだ。その素直さがあれば、道は開ける。
素直な気持ちに従ったらレッスンをしたかった模様!
そしてスズ子は、羽鳥の家を訪ねることにした。
そこに、風呂帰りの善一と息子のカツオが帰ってくる。カツオ!
「僕はマグロのほうがよかった」とかwww。かわゆいぞカツオ!
夜のピアノはご法度な羽鳥家だったが、奥さまの計らいでレッスンを受けらることに!
「母ちゃま、いつもと違うね」とカツオもうれしそうである。
善一の部屋に通されたスズ子「音楽家の部屋みたいや」とか言っちゃう。さすがスズ子w
でもそんなことは気にしない羽鳥んは「それじゃあ早速行ってみようか、スリートゥワン」と相変わらずのスピード感。でも、ここでスズ子は待ったをかける。
自分で歌い出すタイミングを図り「嫌いになりそう」な気持ちを歌にぶつける。
すると、歌いながら自然と体も動きだす。
羽鳥んも満足げ。カツオもノリノリ。
「福来くん、どうしちゃったの? なんだか少しだけジャズっぽくなったじゃない?」
「もう、ようわからへんさかい、せんせ、殺したるって気持ちで。殺しまへんけど」
そうかい、じゃあもう1回やってみよう。もっと殺す気で←www
そこに奥さまが食事の時間を告げ、スズ子も一緒に夕飯もいただくことに。
羽鳥の地元は玉造。魚屋の倅だそう。
大阪弁が出ないのは「郷に入りては郷に従う性格だからね、僕は」
とは言うけれど、奥さま曰くそれは「音楽以外はでしょ」とのこと。羽鳥んは頑固だから流行歌の軍歌は作らない。「そんな歌作るために東京に来たんじゃない」らしい。軍歌…
「それは違いますよ、僕は戦時歌謡が作れないだけです才能がないんです」
音楽以外のことは何にもできないし、興味がない羽鳥ん。
「人それぞれ得て増えてはありますよ。人間はできることをすればいいんです」
しかし、「僕はね、この人がいなくなったら死んでしまうから」と楽しそうな羽鳥んに「あら、私はいつでもいなくなりますからね」ってなんかフラグみたいだからやめてぇ(奥さんではなく、なんかブギウギ世界のフラグって感じがして怖いなぁもう)
カツオが「オピッコ!」ということで善一も一緒に席を立ち、奥さまと2人。
麻里が語る。ニコニコの善一だけど、大阪から出てきたころは自分の感性とは違う音楽の仕事が多くて塞ぎ込んでいたらしい。けれど「それが最近、毎日うれしそなの」
ジャスっていうの? ようやくあの人のやりたいことができるみたいで。
いい歌い手さんに出会えたって、あなたのことでしょ?
あのさっきのうるさい。←本当に音楽に興味ないんですね!
うるさいなんて言っちゃダメね。あのピアノとお歌を聴いて、あなたのことだって思ったわ。
スズ子のなんだか信じられないような表情がいい。
帰り際、先生、明日からまたビシビシお願いします」とスズ子。
「ビシビシなんて嫌ですよ、僕は楽しくないのは嫌いだから」
「よう言うわ」とボソリツッコむスズ子に「福来くん?」と羽鳥ん。ここの掛け合いも、もっともっと楽しくなりそう^^
「ジャズって言葉の響き、なんだかとてもいいと思いませんか? それだけでホットな音が聴こえてきそうで」
ホット?
福来くんはホットですよ。でも僕はもっともっとホットになりたいし、福来くんにはもっともっともっともっとホットになってもらいたい。
「先生は、欲張りですね」「楽しくなるための欲なら僕は深いですよ」
そうだ、このまま稽古場に行ってしまうってのはどうですか?←いやです!
「あ〜、それは、…遠慮しておきます」寝たいしね!
「福来くんは、素直だな。じゃあ、歩きながらだ!」鬼やぁ
スズ子を送りながら、レッスンをする羽鳥とスズ子。
羽鳥ん、めっちゃ楽しそう!!!
…しかしあの声量、ご近所迷惑じゃね?www
・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
松永大星…新納慎也
小村チズ…ふせえり
辛島一平…安井順平
茨田りつ子…菊地凛子
羽鳥麻里…市川稔実和子
羽鳥善一…草彅 剛
他
語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里
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