第15週「ヤマトグサ」72・73話
72話。
「人生で、頑張らんといかんときがあるとしたら、今ながじゃ」と、研究と図鑑発行に邁進する万太郎を心配する寿恵子。
そんな寿恵子の話を聞くのは、福治。
「10の力も100にできるような、2人でいるから強くなれるような、そうなれたらいいなって」思って結婚した寿恵子。万太郎のことは心配だけど、背中も押したい。生活を支えるだけじゃなく、大きな人の妻になった自分に何ができるか。そう話す寿恵子に「別に万ちゃんなんて立派な奴じゃねえからさ。ただ好きなものがあって、それしか見てねえ。ただそれだけなんだから」←それな!
「身の丈に合わねえ望みは不幸になる」
万ちゃんはやりてぇやりてぇバカで、それしか言わねえ生き物だから」←それな2!
お寿恵ちゃんが、丸ごと全部真に受けたらいけねえよ。そんな風にアドバイスを受けたけど、寿恵子、大畑印刷所にきちゃったyo! 「石板印刷機を買うことはできませんでしょうか!」
73話。
「だって、どこをどうとってもこれが一番理にかなっているんです!」
本は今後も続けて出版する、しかもスピードも大事。うちに印刷機があれば研究も印刷もその場でできる。体は楽になる、ちょっとでも眠れる。←確かに理にかなっておる。
「うえ〜〜〜!」おりんさんの雄叫び。最高のアングルでいただきました www
石板印刷機を水場の近くに置きたい、壁をぶち抜いて2部屋を1部屋にしたい。
こんなところだから好きにしてもらって構わないだけどさ、でもね…と悩むおりんさんに「どうせもう穴空いてるでしょ」ってお前が穴を大きくしたんじゃい丈之助!(好き)
福治にもきっと話をする寿恵子がいい!「身の丈に合わない買い物をしました。でも、福治さんが教えてくださってたこともよくよくわかっているんです」
その話を聞いてたおりんさん「ちょっとなあに? あんたもぶっちゃったんしょ?」「ぶっちゃったって何だよ」「だから、人生の先輩ぶっちゃったでしょ」ってwww
万太郎の標本を見に来た、藤丸波多野、大窪氏。大窪も!?
寿恵子の美しさにわかりやすく反応する波多野藤丸コンビw
寿恵子が白梅堂の娘と知り「あの饅頭が!」って何その返し(笑)
「クソ、万さんじゃなくて俺が菓子を買いに行ってれば!」「万さんも万さんだよ。僕たちがせっせとお菓子を食べるから、その菓子屋に何度も行けたんだろう!」
つまり俺たちのおかげって言いたかったみたいですけど、どうでもいいわ!!!www
そんなワチャワチャには交わらず、大窪は静かに「標本を見せてくれ」と万太郎に頼む。
「この子は新種じゃないかと。大窪さんはどう思われます?」
聞かれた大窪は「口先だけのゲスだと言われた」と斜め上からの独白。万太郎らにしたらなんのこっちゃである。が「お前のようになれないから」。そう、大窪は分かっているのだ。田辺教授を喜ばせるのもイラつかせるのも、そこに万太郎という存在がいるからだと。
大窪は、新種かどうかの研究を手伝わせてくれと万太郎に頭を下げる。
「俺を研究に参加させてくれないか」
「頭を上げてください。そ、そんな、みんなでやったら…」
「いや万さん。大事な局面だよ。お金が動く」←ピリリ!
大窪と共同で研究するということは、実質的に東京大学植物学教室と共同で研究をするということ。つまり、これが新種だった暁には、大学の実績になる。
「万さん一人の功績じゃなくなるんだよ」
田辺教授の差金じゃないかと問う藤丸に「違う!」と即座に否定する大窪。
田辺教授が焦っていることを知っている藤丸羽多野は、大窪の真意を追求する。←万ちゃんへの愛だね、愛。そこに愛はあるんやで!
「信じてもらえんかもしれんが、俺は今、初めて植物学を学びたいと(思った)」
植物学に来たことをずっと恥じていたと大窪。三男で留学しても職場が見つからなかった。勝海舟の口利きで植物学教室の御用係に採用。聞いたこともない植物学教室は屈辱だった。
「植物園に通い、覚えろと言われたものは頭に叩き込んだ。毎日断崖絶壁にいる心持ちで、この仕事は決して失敗できない。田辺教授にも気に入られなくてはならないと」←真面目なんだよ、大窪さんは。そして勤勉。長男や次男であれば、職はすぐに見つかったかもしれないね。
「なのに、お前が来たせいで」
・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
槙野寿恵子…浜辺美波
倉木隼人…大東俊介
倉木えい…成海璃子
及川福治…池田鉄洋
江口りん…安藤玉恵
大窪昭三郎…今野浩喜
堀井丈之助…山脇辰哉
波多野泰久…前原 滉
藤丸次郎…前原瑞樹
岩下定春…河井克夫
大畑佳代…田村芽実
前田孝二郎…阿部亮平
宮本晋平…山根和馬
大畑イチ…鶴田真由
大畑義平…奥田瑛二
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん
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