第14週「ホウライシダ」67話
寿恵子も一緒に田邊邸にやってきた。
「教授はこうやって皆さんをお祝いしてくださるのね」
「いや、それが。誰も招かれたことがないそうじゃ」
「え？」←え？まじ？ 徳永くんも招かれてないの？ 徳永くーーーーーんw
そんなこと言って緊張感を出していた万太郎だけど、門柱近くのホウライシダを見つけたら速攻夢中って、本当お前って奴は…（苦笑）。膝をついてホウライシダを愛でる万太郎に「ねえ、汚れる」って突っ込む寿恵子、好きやわーーーー！（言い方も表情も満点じゃ！）
田邊邸に入ると、おもちゃの取り合いをする娘っ子2人とそれを諫める奥様。奥様、若くね？って思っていたら、後妻さんでした。「前の奥様はお美してくて、ピアノもたしなまれて、英語もお分かりになったそうです」←それ、田邊教授から聞かされているのか、家政婦から聞かされているのか。はたまた両方からか。キツいわね…。
改めて、万太郎が寿恵子を紹介すると「西村…寿恵子さんか」と田邊教授。「あなたを知ってるよ。あなたが持参した菓子を褒め、舞踏練習会にあなたを薦めたのも私だ」←寿恵子にとっては知らんがな情報を嬉々として炸裂するキャナメ！
「武家の出とはいえ、妾腹の娘であるあなたが今をときめく高藤雅修にあれだけの勇気を出せたのは、槙野くんがいたからなのか」←高藤、今をときめく人だったん？
つまり君は、相手がどれほどの地位であろうとも奪うものは奪う。そういうことだな。Hahahaha！←って笑えねーよ！
食事が終わると、寿恵子と妻・聡子に席を外させて本題に入る田邊教授。
けれど、万太郎が土佐で採取したinteresting なplantsを見ても浮かない表情。なぜかと思ったら、「どうやら君は本物のようだ。どんなに綿密に計画して採取旅行に出かけたとしても、巡り会えるものと巡り会えないものがいる」←花を咲かせている戸隠草を見つけられなかったオレちゃん不憫ってか！
「だが、君が不憫だ」←え？そっち？
「君は巡り会うことができる。だが決して、自分の手で発表できない」
なぜ、学会の会員でも大学の教員でも、学生でもない万太郎の論文を載せるのかと問い合わせがきていると言いだした田邊教授に、「あれは私が創刊したき」と答える万太郎。
「違うよ。私が許したんだよ」←切り札か！
「植物に真剣に打ち込んじゅう人間が関わってもおかしゅうないでしょ」と持論を伝える万太郎だけど、「そんなわけないだろ」と鼻で笑うブラック・田邊！
「日本でただ一つの権威ある学会だからね。素人のClubではないんだよ」
素人ではないと万太郎が反論すると、「素人じゃないか。君は何の身分もない。その辺の銭湯で喚いている連中と同じだよ。彼らがいくら吠えようが国政は動かんだろう」←ムムムーーーーー！
ではどうしたらいいのかと尋ねる万太郎に「方法は２つ」と。
「大学予備門に4年間通い、その後、東京大学を受けなさい。それが嫌なら、今すぐ留学に行きなさい」
学歴がすべてと言うことですか？「どうして遠回りする時間があるか。わしの一生は植物に打ち込むと決めました。他のことに使っている時間はありません」。また、岩に穴を開けるのか。
「遠回りをするからこそ、正しいものに出合えるというのに。世間は単純なんだよ。学歴さえあればいい。私ならさっさとやり直すがね」「嫌だ嫌だばかりではどうしようもないだろう」←これは一理あるし、遠回りして正しいものに出合えるのも、学歴さえあればいいというのも間違ってはいない。けれど、この条件を万太郎が飲まないこともお見通しの田邊教授。
「では、最後の提案だ。私のものになりなさい」←影武者か。影武者になれってか！
別室に通された寿恵子は、聡子さんとお友だちになりましたとさ！
後妻の聡子は、田邊教授のことを「先生」と呼んでいる。親が判事をしていて、その縁で「お忙しい先生がお一人では何かとご不便だろうと、私が参ることに」。←なーんか、聡子の意思は関係なく進んだ話っぽいわねぇ。
「お茶の水の高等女学校を途中でよして、今年の５月にこちらに参りました」という聡子には、小さい娘っ子２人は懐かないし、先妻とも比べられて息苦しそう。家政婦も見下した感じだったし！
けれど、友だちになってと伝えた寿恵子に「うれしい」と快諾されて笑顔が出ていたから、きっとこれから変わっていくのでしょう。漢前の寿恵子に任せておけば大丈夫そうよ！！！
田邊教授と万太郎のターンは、これからしばらくしんどくなりそうだから、寿恵子聡子でキャッキャできることに期待！！！！
・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介（通称神木きゅん）
槙野寿恵子…浜辺美波
田邊聡子…中田青渚
田邊彰久…要 潤
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん
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