朝ドラ「ちむどんどん」。
楽しめないながらも、不快な気持ちにはならないし、
「で、何が言いたいの?」の答えを知りたいために見続けておりましたが←もちろん、朝ドラ視聴が習慣ということもありますが。
とうとう、不快指数が上がってまいりましたよ!!!!
なぜなのか。
本日、ヒロインとその相手が結ばれました。
朝ドラに限らず、ドラマの見どころであるはずのヒロインのキッスシーンに、
まったくちむどんどんできないどころか、むしろ「マジかぁ」とドン引きしちゃったんだから
これは大変ですよ。困ったもんだ。
話の流れはこうです。
ヒロインのお相手・和彦は、沖縄で遺骨採集を続ける嘉手刈さんの元へやってきます。
和彦の同期が何度アタックしても口を開いてくれなかった嘉手刈さんですが、
「いい目をしている」と言って和彦に戦争の話をし始めます。←いい目って何かね?
嘉手刈さんは敵の攻撃から逃げている最中にある小さな女の子と出会います。
その女の子は親と死に別れたらしい。
子どものいなかった嘉手刈さんは、その子に「うちの子にならないか」と話します。
だけど、その子の手をとって攻撃から逃げ惑う最中、気がづけばその女の子の手を離してしまっていた。
それに気づいてうしろを振り返ると、倒れている女の子の姿が見えた。
駆け寄りたくても攻撃は止むことはなく、戻るに戻れない。奥さんと二人、逃げた。
その苦しみ、悲しみ、後悔、無念さ、戦後生まれの平和ボケの私には計り知れません。
嘉手刈さんは、その女の子を探したいと遺骨採集を始めたのです。
彼が遺骨採集を続けていることに、マスコミが求めるような高尚な理由なんてない。
ただ、その女の子を見つけたい。ただ、それだけ。
嘉手刈さんの苦しみが癒えることはないかもしれない。
だけど、少しでも軽くなっていけばいいなと願います。私には今、それしかできません。
和彦はこのお話をキレイゴトにせずお涙頂戴にせず、だけど彼の思いはしっかり伝えて記事にまとめるのです。とても技量がいる作業だと思います。
でも当の本人はそんなことは置いておいてといわんばかりに、
なんと暢子に会いに来ちゃいます。会える気がして海にやって来るとか、恋愛脳すぎるやろ!!
お前のいう、ライフワークってなんやねん!!!!!
そして戦争で離してしまった手の話から「僕はこの手を離したくない」と暢子の手を握る和彦。
そこに心はあるのかい?←いや、ない。なければできないと思う、こんな暴挙。
嘉手刈さんの戦争の話を、自分の告白のフリに使うなんて頭おかしい案件ですよ。
嘉手刈さんの記事、キミ、書けないよ絶対。
今までも応援できない朝ドラヒロインはいたし、見るたびに不快にしかならないと
離脱している朝ドラ(まれとか、半青とか、とと姉とかとかとか)。
いよいよ、ちむどんどんも離脱の危機かもしれません←知らんがなですね、そうですね。
今、BSで「芋たこなんきん」を絶賛楽しんでいまして、その流れでちむどんどんが始まるのでさらに不幸ですね。デキの落差が鮮明に映るのかもしれません←ちょっと擁護してみたけど、なってるか?
ちむどんどん、なんでこんなことになったんでしょう。