第8週「シロツメクサ」40話
植物の絵と文があれば、多くの人が植物のことを知ることができる。
「でもこうして、絵を描いてくださらなかったら、私はこんなにかわいい花がこの世にあることも、知らないままでした」。そのことを、万太郎は寿恵子の言葉で閃いたのでした。
「見つけた!」
まだ名前が付けられていない草花の本当の素性を明かして、名付け親になりたい。そう思っていた。けんど、それじゃあ足らん! バイカオウレンの絵と文があったら、この花を見たことがない人にも知ってもらえる。
そういう本があったら、ヒサもバイカオウレンの名を知ることができたと気づく。
日本国中の草花を絵と文で伝える。そうじゃ、図鑑にするがじゃ!
そんな、草花はたくさんありますし、気が遠くなります。
く〜!そうですのう。やってもやっても、追いつかん! ワシの一生を全部かけたら成し遂げられるじゃろうか。
一生!?
ありがとうございます。わしの一生かける仕事、ワシの植物学を、たった今、見つけましたき。
寿恵子さんのおかげじゃ、ありがとう!←また手を握ったりして!
ワシの植物学! 大学も教授も関係ない、一生掛けるワシの植物学ーー!
寿恵子は、万太郎が置いていった帳面を眺めながら「あ、どうしよう…馬琴先生だ!」でバタリw←恋か、恋に落ちたか!?寿恵子?
牛鍋を囲う万太郎、丈之助、藤丸、波多野くん。←何よこのメンツ楽しいやつじゃんw
それにしても万ちゃんには驚いたな。なんだかんだ大学に潜り込んで、毎日通ってるんだからさ。
槙野さんのおかげで変わりましたから。これから僕たちが日本の植物学を始めていくんだと!
わかるわかるよ〜。俺たちこそが、最初のひとりなんだよね。←丈之助ったら!
丈之助は小説の改革!?をしているらしい。(落第したのもそのせいだとか)
日本式の勧善懲悪で読むんじゃない。西洋の文学はもっと先に行っている。
西洋の文学は、生身の人間を描こうとしていたんだ。
人間?
だが、今の日本は、これだ。「候」「候」「御座候」。こんなんで心の動きが書けるか!←リズムがいいよ、リズムが!
先輩、意外とちゃんとしてるんですねって藤丸ぅwww
俺は、キノコについて研究がしたくて。菌類全般をやりたくて。例えば、カビと細菌の違いとか。←おなかの弱い藤丸が菌類に興味を持つって、面白い! さすが!
波多野くんはさらに見えないもの、植物の掛け合わせの仕組みを明かしたいよう。それがわかれば「望み通りの品種も作れるようになるんじゃないかと!」←あぁ、万太郎だけじゃなくて、若き学生たちにはそれぞれ目指す学問があるんだなぁ。熱いぜ、お前ら、熱いぜ!!!
でも、僕たちからしたら槙野さんのほうがずっとすごいです! 日本中の植物をすべて明らかにしたいだなんて!←ほんにほんに。ありがちな主人公アゲのセリフに聞こえないのがこれまたすごい。
実際、どうやって名付けるのか。研究を知らせることで植物学も知ってもらえる。でもどうやって…
「じゃあ、つくっちゃえ」ってことで、植物学雑誌を作ればいいと丈之助が助言。
丈之助さん、天才じゃ!!
え、そ、そ〜う?←丈之助、うれしそうだ。かわゆ。
「みんながそれぞれ研究について、自由に発表する場ができたら!」「新種もそこで発表したらいい!」「ワシ、カッカしてきた!」と大盛り上がりするも、「そうだ、勝手に出したら揉めるんじゃないか」と気づいちゃう。(巻頭の言葉を丈之助が書こうかと言って、それは教授に、の流れで思い当たるところがまたいい)
教室の標本や資料を使って書くわけだし。
田邊教授がなんて言うか…
で、話題の教授は、紅茶片手にピアノを聴いてるわよ、お偉いさん方と!
こちらの4人は、管弦楽協会理事、政府高官、実業家、田邊教授。
「涙ぐましい努力」「文明国を装おう」「条約改正は国の悲願」「鹿鳴館が必要とあらば」と、なんかワクワクしない会話。田邊教授なんて「これでようやく古い音楽を消し去ることができるだ」と物騒なこと言ってるし!
そして、武道練習会の話をしているところへ、菓子を届けに寿恵子がやってきた。
実業家・高藤がわかりやすく二度見していたので、惚れたのかしらねん?(舞踏会に懐疑的な態度だったけど、前のめりになるですかね〜?)
植物学教室では「槙野さん!」「見てください」と藤村と波多野くんがワチャワチャして入ってくる。「中庭に植えておいたら、四葉が生えてきたんですよ!」「うわ〜!かわいらしい!」って、もうあんたらが一番かわいらしいよ!
植物はまだまだわからん!ワクワクしゆう!で盛り上がっているところに、田邊教授入室!? 気まずい空気、藤丸と波多野が目を合わせないようにしてる演技にも注目だよwww
田邊教授は机上の標本を手に取ると「不完全な標本はこの教室に必要ない。こんなものは…」
美しいですき。花や果実は植物の盛り。けれど、それだけが美しいわけじゃない。硬くて小さい種から芽吹いて、伸びて、どんどん変わっていく。
どういてそうなるがか、植物はいつでも不思議で、美しいですき。
未定の箱に、発芽のころの標本もあった。おかげで植物の一生を見渡せました。
一枚の絵に、植物の一生を描いたのか? MR.MAKINO. この絵を私にくれないか?(英語でね!)←怪しい、怪しいぞ。Can I have this illustration?
そして、四葉を見て「大して珍しくもない 」とかバッサリ。
「だが、外国では幸運のシンブルとされていた。四葉はクロス、十字架に通ずる」と。四葉は神が幸運をもたらしてくれる証だ(英語でね!)
いや〜、えいことがあるとえいですの〜!って万太郎はニコニコだったけど…。
教授の「確かに神は私に幸運を遣わせてくださった」ってセリフに雷鳴被せてきたりして、悪い予感しかしないんですけどーーー!?
万太郎を真ん中に3人並んでニコニコしちゃってさ、「植物採集に連れて行ってくれませんか?」「ぜひ!ぜひ!」なんて、3人のかわいいシーンにも、ゴゴゴゴって雷鳴が鳴り響いてエンドたよ!!!
あれ絶対、田邊教授にアイデア盗まれるやつやーーーん!←世の中に、絶対はないけどさ
・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
西村寿恵子…浜辺美波
高藤雅修…伊礼彼方
堀井丈之助…山脇辰哉
波多野泰久…前原 滉
藤丸次郎…前原瑞樹
田邊彰久…要 潤
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん
コメント