第8週「シロツメクサ」39話
うさちゃんにシロツメクサをあげている藤丸からスタート!
槙野さんはさ、毎日が植物採集なんだね(田邊教授の植物採集はもっと綿密で大掛かりらしい)
胴乱パンパンにして、泥だらけにして教室にくるしね。
教授と違うな。←ハイ、ここテストに出まーす(出ません)
箱に入った植物は検定しなくていいと言われ驚く万太郎。理由は、完全な標本じゃないから。
か、完全な標本ゆうがは?
「花も果実もついた検定に重要な性質をすべて兼ね備えた標本のことだ。この教室で名札をつけて収蔵しているのは、完全な標本だけだ」誇らしげに大窪が答えましたよぉ。
万太郎も、標本が綺麗なものばかりだとは気づいていた様子。
ここは日本で唯一の植物学教室。収蔵される標本も一級品でなくてはならない。教授のご意向だ。
欠けている標本はあとでまとめて捨てると聞き、さらに驚愕する万太郎。
完全な標本でなければ検定もできないからな。
いや、できますき。
はぁ!?(怒)
これは托葉が節状やから、タチツボスミレでしょう。これはマルバスミレ、ツボスミレ、と次々、植物を検定しちゃう万太郎くん。
「学名を書いて一緒に収蔵したほうが…」
「勝手な真似するな! そんな不完全な標本で検定が合っているかどうやって明かす?」←まぁ、そういう側面もありますな。
明かすも何も、よう見ていたから見間違えるわけありませんと万太郎。でもこれって、万太郎以外の人が見分けられないというか、疑問を残すものを標本に残すのは間違っていると思うのよね…。
とにかく、勝手なことするな!←勝手なこと=田邊教授の意に沿わないことをするなってなってしまうからいけないんであって、標本が完全であるべきなのは間違ってないのにねぇ、惜しい、大窪くん!
名前がわかるもんは書いたほうがいいのでは? と言う万太郎に、賛同しちゃう藤丸と波多野くん。
俺たちじゃ植物の一部だけ見て検定するなんてとてもできませんから。←藤丸ぅ、デレたなお前^^
花や果実がついてなくてもこんなにかわいいですき!←これではただのコレクターのそれになりかねない。でも、2回生では万太郎の植物眼に目が奪われて賛同しちゃうよね、こういうところ、本当に構成がうまいと思う。
こんなにかわいいと言う万太郎に、教授はそうは思わないでしょうがと藤丸。
教授は美しいものがお好きで「美しいとは完全なものだけを指す」と。外国の詩に出てくる言葉だそう。
教授は日本でただ一人、海外で植物学を学んでおられる人ですが、海外留学者にはお役目がいろいろあるようで。今は、詩の改良に取り組まれているそうで。←そんなことまで!?
それに今はなんていっても、(声をそろえてぇ)鹿鳴館!←ちょっとズレてたけどw
出ましたロクメイカン!
教授曰く、今のこの日本じゃ西洋の芸術を理解できるのはひと握りの人間だけだそうですよ。だから、芸術に秀でた人間は奔走しなければならないそうです。
では、植物学のほうはどなたが…? 徳永助教授?
あの方は元々法学部志望なんです。ですが英語ができなくて開成学校を退学。←そりゃ、早く留学しろって言われるわ! そんな彼がなぜ東大の助教なのかというと、田邊の教え子だった縁らしい。
ただ居場所って意味じゃ、教授と違って徳永助教授はここだけですからね。まぁ。ご熱心ですよ。←ここはどこだ、東京大学! の雄叫びが蘇るぜw
田邊教授の部屋の様子を改めて目にして、万太郎「これが教授の植物学…」(「これが」が映像だけだとちょっとわかりにくかったんだけど、のちのちわかってくるのかな?)
そして、久しぶりに白梅堂を訪れた万ちゃん!!!
寿恵子に「お待ちしてたんですよ」なんて言われちゃって!!!
「え? ワシを?」の問には答えず、「ちょうど今、文太さん作ってるかも。お待ちください」そう言って、例の新作菓子を一つもらってきて万太郎に差し出す寿恵子、自由か!
その間に、万太郎は自分が描いた牡丹の絵が飾られているのを目にしているという流れ。
こりゃあ素敵な菓子じゃのう! こんな素敵な菓子、初めて見ましたき。こんな菓子があったら、誰でも葉っぱを好きになってしますのう。←んなこたあない(爆)
なんと腕のえい職人さんだろうかと万太郎。←万太郎が文太の腕を褒めてくれるのもまた、うれしくなっちゃたな。君の絵が、その人にインスピレーションを与えたんだぞ。
牡丹の葉はまさにこれじゃき。大らかにギザギザして先が3つに別れちゅう。菓子の風情もそっくりじゃ。
風情?←私からもいいですか、風情、とは?
おんなじギザギザでも、もうちっとあんこを包みたいとなったらツボスミレ。ツボスミレの葉っぱは先が割れてなくてうちわみたいだからあんこがはみ出さずに済む。←風情ね、ふむふむ。
形をもっと愛らしゅうするがやったら、ワシはドクダミの葉っぱも好きですき。
ドクダミってあの?
よう見ると愛らしいがです。葉っぱは薬にもなりますし。
けんどワシが一番大好きな花は、牡丹の葉と同じギザギザして先が割れているけれど…とバイカオウレンの絵を描きながら説明する万太郎。
花みたい!と寿恵子。
葉っぱだけでも愛らしいのに、スッキリ茎か伸びて、白い小さい花が咲く。大きさは地面から花まで、寿恵子の手の平くらいの大きさじゃろうか。とにかくかわいいかわいい、花がです。
なんて花なんですか?
絵を寿恵子に渡して「バイカオウレン」。
バイカオウレン。聞いたこともないです。
冬でも枯れん、常緑の植物です。雪が溶けたら、この子らの緑が見える。白い花の中心には黄色い花弁がチラチラしてなんとも明るい。春先にこの子らが一面にブワーッと咲いているのを見ると、もうまるで光の粒がきらきらしゆうよう。白うて小さい花の精らが、みんなでおしゃべりしゆうみたい。
「元はというたら、この花の名前を知りとうて植物を」ヒサを思い出し、涙ぐむ万太郎。
いや〜ベラベラと。寿恵子さんの前に出ると話すぎてしまう。
いえ、槙野さんの話はすごく楽しいです。←ほんにほんに!
大事な花なんですね、見てみたい。
亡うなった母が好きな花で…。
照れ隠しのように「東京にも咲くかな? でも寿恵子さんが見たことがないなら咲かないかも」と万太郎。
そうですね。でもこうして、絵を描いてくださらなかったら、私はこんなにかわいい花がこの世にあることも、知らないままでした。本当にかわいい。
寿恵子の言葉から、「あっ!」と何かを閃いた様子の万太郎。
寿恵子の手を取って←わざとか? わざとだろう!!!←コラコラコラ
「見つけた」
万太郎が絵を描きながら植物の話をしてくれるのは、寿恵子に限らず、みんなを虜にしちゃうだろうね。子どもたち相手なら尚更だろうなー。
「好き」は、人を動かす大きな原動力ですよね。何物にも変え難いなぁ
・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
西村寿恵子…浜辺美波
大窪昭三郎…今野浩喜
波多野泰久…前原 滉
藤丸次郎…前原瑞樹
槙野ヒサ…広末涼子(回想)
槙野タキ…松坂慶子(回想)←後頭部が写ってましたね
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん
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