よそから来る人間は怖い。でもわかってよかった!「らんまん」 

らんまんタイトル ドラマ率直感想!

第8週「シロツメクサ」37話

植物学教室で標本作りを続ける万太郎。そして、ため息。
そこへ徳永助教授と細田が入室し、万太郎をガン無視。←やると思ってたよ!(怒)
「よそ者がいる」わかりやすく万太郎を無視する徳永教授と、植物教室の面々。
さすがの万ちゃんも、ため息ばかりで寂しそうではないか!!!コンニャロめ!!!

そこに、ニューキャラが登場します←風向きを変えてくれるかと思いきや、容赦なく砂かけて行ったぜオイ!!!

彼は、画工の野宮朔太郎さん。田邊教授の御用がある際に出入りしているという。(万太郎が35話で牡丹の絵を描いたとき、藤丸が「野宮さんより上手いじゃ」と言っていた、あの野宮さんですね!)
万太郎は自己紹介し、小学校中退だけど、教授がここに通うことを許可してくれたとを説明する。←万ちゃん、そろそろ誰彼構わず小学校中退のことを晒すのはやめたらどうかしらん?(^^;)

絵を描く仕事があることを初めて知った万太郎は、絵を見せて欲しいと野宮に頼む。
ワシ、植物画が好きながです。けんど、今まで植物画を描くお人にお会したことがのうて。お願いですき、野宮さんの画、見せてもらえませんろうか?
見せられませんよ。君、よそ者でしょ?←即答な上に、またよそ者って!!!

白梅堂では、万太郎の描いた牡丹の絵を見つめる寿恵子。菓子を運んできた文太がその画を見て、「これ、お借りしてよろしいですか?」と寿恵子に頼み、調理場へ。

寿恵子はかるやきを見て「来ないかなぁ」とひとりごち。←万太郎に会いたいんだねぇ。恋とか好きとかはまだわからなくても、元気をもらいたいんだろうな。あの、植物バカに(爆)
いや、会うと元気になれる人という感覚はとても大事!

さて、万太郎くんは白梅堂には行かず竹雄の働く西洋料理店に来ているよ!
ふふ、いいよね、こういう焦らし。そして、お供するのが差配のりんってところも良い。らんまんは、キャラの生かし方・使い方がずば抜けて素晴らしいと思いますよ!!

「万さん、いいのかい? お高いんだろう?」「差配さんにはこれから世話になりますし。わしも元気だしとうて…。」

どうしたんだい、元気ないのか? あ、にしても、大学に通えるなんてね! 小学校も出てないのに大学に通うなんてさ、愉快だね。←玉恵さんの、愉快だねの言い方が最高でした。
りんさんは、そんなこと言うてくれますか?
愉快だろう? ホラ話みたいでさ。
少し気持ちがラクになったような万太郎。元気がないという人に、「元気だしなよ」でも「なんとかなるさ」でもない、嘘のない励ましの言葉が素敵です。そして、りんさんらしさ!←これ大事。

この国の植物学は遅れている。まだ、学問を始めるための準備をしている段階で、植物に感心がある者たちが総がかりでやらないと外国には追いつけないのに、それを志す人さえ…と愚痴る万太郎。←万太郎がちゃんと愚痴れてよかったよ。

まぁ、植物学をやろうなんてお方はいないでしょうね。一文にもならなそうだよ。←それな!
うん、まぁ、ほうですね…。

うちの家賃は大丈夫なんでしょうねと聞かれたところに、ボウイ・竹雄が登場!←待ってたよ!!!!「こうやって竹雄が働いてくれますき、家賃は心配いりません」ってお前が言うなwwww

竹雄のボウイ姿はやっぱりシュッとして様になっており、竹雄登場前から店内には女性のザワつきが聞こえていたわけですけど、竹雄が登場した途端、キャーキャーヒートアップ。うるせーなー!(天野アキ風にどうぞ)

竹ちゃん、体の半分が足だねってりんさん、ほんにほんにーーー!
それに対して「半分以上じゃ」って、万太郎の顔www
ちょっとしたコミカルさをはさみつつ、りんさん、万太郎の弱気に応えてくれます。ずっとシリアスでもずっとコミカルでもない、このリズム感が見ていてとても気持ちがいい。

仲間に入れてもらえないのかい? そりゃそうだよ。よそから来る人間は怖いよ。
ましてや玄関じゃなく、いきなり縁側から上がり込んだようなもんだろう
←表現が適切な上にわかりやすい!
泥棒なのかお隣さんなのか、福の神みかもわかんないしね。
うちだって、みんなでドクダミ抜いて大騒ぎしたから、万さんの人となりがわかったけど←あぁ、ドラマで起きた出来事が積み重なっていてうれしい!

わからないものは気味悪いよ(で、ステーキを映す演出。気味が悪いものは何も万太郎だけではないというメッセージでせうか。りんさんにとっては初めてのステーキ、ですしね)

たぬきの巣穴みたいな部屋でさ、万さんニコニコしてんだもん。あ、こりゃ悪い人じゃない、変わった人だって。わかってよかったよ。

「わからないものは気味が悪い、怖い」でも「わかってよかった」。
なんだってそうですよね。わからないから怖い、だから差別したり排除しようとしたりする。差別する前に「わかってよかった」となれば、解決する問題は世の中にたくさんある。みんながみんな、この2つを忘れなければいいのにね。

ステーキに格闘していたりんさん「こりゃダメだ。竹ちゃ〜ん、お箸ちょうだい!」からの、おなごたちの「竹様―――!」。
万太郎はりんさんから笑いと元気をもらえたね。「りんさん、ありがとうございます」

白梅堂では、万太郎の画を参考に、文太がよもぎのお餅を改良していた。
「これすごい! 本当に素敵! 大評判になりますよ!」
「いいお手本がありましたからね」←いいないいな。万太郎の画が誰かの役になったなんて、じんわりと幸せな気分になりました。おりんさんが言うように、植物学は一文にもならなそう。だけど、植物学に限らず学問はそもそもお金のためにするもんじゃないんですよね。お金にはならなくても、学問は私たちに豊かさをもたらしてくれる。

万太郎の描いた植物画が菓子職人の心に響いて、素敵なお菓子が出来上がる。そしてそれを、私たちは愛でることができるし、味わうことができる。なんて素敵な循環なんでしょう!

「今日も来ないのかな?」今日は、寿恵子がタンポポに話しかけちゃったyo。見てるこちら側も、早く来ないかな〜なんてワクワクできてうれしい限り。

竹雄の洋服姿を、「キランソウみたいじゃった」と万太郎。
描いて見せると「ますます上手うなってますね」と竹雄。←このセリフのおかげで、万太郎の能力はヒロイン特権ではなく日々鍛錬していることが伝わる。朝ドラ的にとっても大事なセリフかと。

別名、ジゴクノカマノフタ。葉が地面を這うように伸びるき。地獄に蓋しちゅうようじゃき。あと、よう効く薬にもなるき、地獄に落ちずに済むからそう呼ばれるようになったがじゃ。←万太郎の植物小話はその面白さが伝わってくるものばかり。本当、脚本家さんすげえっす!

おまんのこと、女のお客さんらがチラチラ、チラチラ見よったぞ。
やめてください。ワシには綾様という心に決めた人がいる。←なっっっ!? 竹雄、 綾のこと諦めてなかったんか!!!!
姉ちゃん、お見合いせんといいけどなぁ。←いや、綾は見合いするって承諾してなかったけ? え? 綾と竹雄はアリなの!? いや、楽しみ増えたわぁ(どうなるか知らないんですけどね)

ほんならワシのことを描いてと竹雄。峰屋に送るらしい。←竹雄の絵を、綾に? …要るかな(爆)

竹雄の絵を描きながら、万太郎は弱音を吐く。目を合わせないから言えることってありますよね。こういうところがイチイチ本当に細かくて、素晴らしいです。もう、素晴らしいbotになりそうよ!

大学は植物学を目指す人らがおる。憧れた、夢のような場所じゃ。
けんどのう、寂しいがよ。佐川で一人きりでおったときよりのう…

・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
西村寿恵子…浜辺美波
井上竹雄…志尊 淳
江口りん…安藤玉恵
阿部文太…池内万作
細田晃助…渋谷謙人
野宮朔太郎…亀田佳明
徳永政市…田中哲治
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん

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