第6週「ドクダミ」26話
東京に着いた万太郎と竹雄。
さっそく、駅の路肩に咲くタンポポを見つけ駆け寄る万太郎は、「こんなところじゃ、踏まれるだろうに」と相変わらず植物への目線が愛に溢れている。
「佐川のタンポポは白いのに、東京は黄色ながですね」ってこれ、竹雄の植物眼も冴わたっているのでは?「だれも知らない新種もいいけど、だれもが目にしちゅう草花もやっぱりええのう」
「東京さん。今日からワシも仲間じゃき。よろしゅうのう」
博物館にやってきた万太郎と竹雄。本当に自分も一緒に入っていいのだろうかと不安げな竹雄に、万太郎はこう告げます。
「峰屋を出た今、おまんはワシの従者じゃない。相棒じゃき」
「相棒…」みるみる笑顔が広がる竹雄!!!!! 本当に万太郎は人たらしじゃねぇ。
(研究室に入って、植物標本を作る様子に驚く竹雄の笑顔も見どころだよ!)
相変わらず寝る間を惜しんで研究に没頭しているという野田教授に、万太郎は、土佐の植物目録を作り上げたことを報告。でもその中に、どうしてもわからない植物があった。一人での研究に行き止まりを感じ、東京で学びたいと思ったと伝えます。
その流れで竹雄を紹介する万ちゃん。「ワシの相棒で、井上竹雄と申します」竹雄、苗字もらったんか!?!?
万太郎がどうしてもわからなかった植物は、肌身離さず持ってきたという←フリだな!
どの本で調べてもわからなかった、「新種かもしれんと思うて」←壮大なフリだな!!
そんで里中先生も、前回同様、植物ちゃんを持って現れたよw
トランクの中身(肌身離さず持参した植物)は、東京大学にある標本と照らし合わせて新種かどうか判定したほうがいい。←ここでトランク開けないんだもん、こりゃ新種じゃねーなー、きっとwww
植物学教室の田辺教授は、アメリカで植物学を学んだ人だという。きっと気にいると思う。←万太郎とは気が合わないということ!?
きみの土佐の植物目録も喜ぶだろう。←これは喜んで欲しいけど!
土佐の植物を明らかにしたことは、土佐という特定地域の植物、すなわちフローラを完成させたということ。実に有意義だ! そうやって各地のフローラを明らかにすることで、日本全土のフローラが明らかになる!
ワシ、がんばります!(東京大学植物教室への)紹介状、ありがとうございました!
博物館をあとにした万太郎と竹雄。
竹雄は「偉い先生なのに、あんなに気さくで」と驚き、「違うき! きっと偉い先生ほど、気さくなんじゃ」とキリリ。「田辺教授もきっとやさしい人なんだろう」←フリがいっぱいだなもうw
次に万太郎と竹雄が向かった先には、名教館で一緒に学んだ佑一郎くん!
佑一郎は、去年まで札幌の農学校で学んでいたという。
「自然が人間よりも力を持っちょった」
蘭光先生が言われたことを、北海道で何回も思い出した。
「自然の力は人よりも大きい。人はそれを封じ込むことはできん」
佑一郎は、人が自然とともに生きる助けになりたいと土木工学を学び、今は工部省で、東京と高崎に鉄道を通す仕事をしている。荒川に、鉄道を通す橋を掛けようとしているのだとか。
佑一郎くんはワシの先を生きる。蘭光先生がおしゃっていた金色の道を。
おまんも、その道を歩くために来たがじゃろうが。
万太郎は、東京大学に行くと伝える。そのための切符ももらったと。
佑一郎「東京大学に紹介状で行けるがか?」←…行けないでしょうねぇ
佑一郎は、彼の叔父の家を万太郎たちの下宿先として紹介してくれていた。
そのお礼を竹雄が伝えると…。
佑一郎は言いにくそうに、峰屋から送った荷物が多すぎるから捨てて欲しいと言われていることを伝える。とくに、反故紙の束。←それは植物の標本なんだけどね(泣)
人の家で書生になるには、その家の家風に従わないといかん。←至極真っ当なアドバイスをする佑一郎くん。万太郎には、佑一郎のような友が必要だ(苦笑)
植物の標本はこれからもっと届くし、学問に使うから手元に置いておかないとお話にならない。とはいえ、峰屋と違って下宿先にそんな余裕はないし、家人が嫌がるものを置くのも違うしね。
どうするんだろうって思ったら、決まっていた下宿先を断って新たに探すってよ! 万太郎、ほとんど悩まず決めちゃって、ほんと箱入り息子というか、植物以外まるでダメというか…(でも、朝ドラヒロインにありがちな強引な頼み込みとかしなくて、本当によかったわ^^;)
待っちょって、佑一郎くんにすぐに追いつくき!
ワシはおまんのそのあけすけなところが好きだけど、東京は佐川とは違う。用心せんといかん。
うん、わかった!←本当に?(苦笑)
行くぞ、竹雄!
なんとしてもええ下宿を見つけましょう!←これは明日のアバンのフリでせうか。
下宿先もだけど、竹雄の仕事も見つけないとだよね。
わかってはいたけど、東京生活を軌道に乗せるまでが、ひとまず大変そうだよ!!!
・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
井上竹雄…志尊 淳
広瀬佑一郎…中村 蒼
池田蘭光…寺脇康文(回想)
野田基善…田辺誠一
里中芳生…いとうせいこう
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん
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