第4週「ササユリ」19話
万太郎と、綾&竹雄のカットバックで展開した19話。
逸馬に導かれた万太郎が声明社の結社に着いたころ、綾と竹雄は夜道のなか宿へ向かっていた。酔っ払いが「明日の自由を作るがじゃー」と言いながらすれ違います。
「本当は幸吉の村に行ったが。幸吉は家族と一緒に働きよった。愛らしい嫁さんもおって。幸吉のこと何も知らないで、自分が酒を作りたいばっかりに…。なんて強欲ながじゃろう…」
綾の背後に寄り添うように立つ竹雄。
次は万太郎のターン。ここでも「自由じゃー」と盛り上がる人々の姿が。
万太郎は、夜が深いというのに人が多いことに驚き、みんなここで雑魚寝すると聞いてビビる。
そんな万太郎を見て「面白い話をするわりに世馴れちゃせん。これまでがよっぽど恵まれていたのか? 虐げられたことがあるものは恨みを忘れん。痛みを知らんものだけが呑気でいられる。呑気というだけで傲慢じゃ」と逸馬。
「ワシは…傲慢かもしれん。恵まれてきた。でもワシはあの家に生まれたばっかりに、道を選ぶことができん」
「自由になりたいか?」
「はい」
武雄と綾のターン。
「欲がない人がおりますか。誰かを手に入れたい。そばにおりたい。そう思うことは生きていたら当たり前のこと。綾さんの欲は前に向くための力。ワシはそう思う。ワシは、そんな綾さまをお慕い…尊敬しちょりますき」あーーん、慕っているくらいは言ってもいいんじゃないか竹雄ぉ!
「竹雄に言われてもね」ってほら、言われちゃったじゃんかーーー!!
「誰にでも言うわけじゃない」って言っても時すでにお寿司では(いやまだきっと大丈夫!)
「万太郎も前に進んじょったね。あの結社の中に飛び込んで自分から関わろうとしていた。昔は村の子らと遊んだことなかったに」
「体が弱くてワシが止めたから。ワシが止めんかったら、もっと楽しい思いがあったでしょう。いつだってワシが、若の邪魔をしゆうがです」竹雄、小さいころのことまで振り返っちゃって、そんなに自分を責めるでない!
近くで人が賑わう音がする。祭り?「行ってみよう」と綾。
万太郎のターン。
万太郎は洋書を読み、翻訳して皆に聞かせていた。そんな万太郎を見つめる逸馬。
「逸馬さん、これが自由ゆうことですか? この部屋の中の時間、皆の振る舞い、ここでは誰もがやりたいことをしている。ああしろこうしろと命じるものもいない。日本国中がこういう風に自由に過ごせるようになる。これが逸馬さんの言う自由でしょ?」
「あほ! 今見えているものはほんの上澄み。ただ気の合うもので騒いでいるだけ」
「?」な万太郎の顔をはさんで、逸馬が言う自由とは…。
「この国中の会ったことない人も救う。狂人で揺るぎないもの。志と才があるものなら、家柄や国を飛び越えて、望むものになる。日本を統べるものになれたら…」「何ですそれ?お伽話でしょ」ええ、ええ。ワシも言ってる意味がわからなかったわ(爆)もっとストレートに言ってよ逸馬さん!
「お伽話でも夢物語でもない。これは皆で手を伸ばしたら届く話。それを己でちゃんと見てきた人がいる」「どなたです?」
逸馬は、特別に合わせちゃると言って万太郎をまたまた連れ出します。
竹雄&綾のターン。
綾は竹雄の手を取って踊りの輪に加わる。竹雄のうれしそうな顔を見られただけで、おばちゃん感涙ですよ(泣)「変な踊り、けんど楽しい!」
そして万太郎は、逸馬いわく「真の自由を知る人」の元へ。
逸馬は万次郎を「元お武家。ワシらに力を貸してくれる奇特なお人」と紹介し、万太郎のことを「英語を学んでいる。ほかの奴らとは毛色が違う。見どころのある男」と紹介。
万太郎は万次郎に語りかけます。
「自由という言葉に惹かれた。頭ではやらなきゃいけない道がわかっている。好きなことができて心が言うことをきかん。だから自由という言葉にすがっている」
「その言葉、今となってはどんだけ憎んだか」
「自由を憎む?」
万次郎は、隣の部屋へ2人を通します。大きな掛け軸には「ジョン・マン」のサインが。
驚く万太郎。
「ジッパニゼ。かつてはそう呼ばれていた」
「あなたが。まさか、会うことができるとは…」
歴史に疎いのでジョン万次郎と聞くと『お〜い!龍馬』を思い出す。『お〜い!龍馬』なんで売っちゃったんんだろう、とてつもない後悔!! って知らんがな!!
明日は金曜日。何かしらのゴールがあるのかな。
竹雄&綾の行く末が気になるよーー!!!!(竹雄に幸あれ!)
・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
竹雄…志尊 淳
槙野 綾…佐久間由衣
早川逸馬…宮野真守
ジョン万次郎…宇崎竜童
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん
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