本当に月経ってやつは厄介でな!「虎に翼」

第11回「女は三界に家なし?」(第3週)

昭和8年、寅子は名律大学二年生になって半年が過ぎていた。
退学者続出、入学者激減で、女子部は存続の危機を迎えていた。

そのため、来月の名律祭に法律劇で参加することになったようだ。三年と二年、合同で行うってことだけど、合同にしないと人数確保できないってことだよね。がーーんw

さらに「今年の新入生、もう10人も辞めたそうです」
「あらあら。来年は何人残っているのやら…」
というのも、80人いた一期生は7人にまで減って、さらに三年に進級したのは久保田と中山のたったの二名という有様。ちなみに寅子たちの代も60人いたのだが、20人まで減っていた。

「女子部存続のためにも、今、我々が立ち上がらねばならぬのだ!」
俄然気合が入る寅子です。

多忙を極める寅子と、小さな不満が溜まっていく花江と

寅子、大変な勉強をしているというのに水泳までしているって、凄いな。
しかし、あんまりここサラッと流していたけど、髪まで濡らして撮影してるってことは、水泳に絡むエピソードもこれからあるってことかしらん。

このまま女子部がなくなったら困る。できることはなんでもやろう。
というわけで、春から入学した後輩のお世話に、女子部の待遇改善を求めて大学側との交渉、有志で行う傍聴会など、暇なく動き回る日々です。

というのを、ナレーションだけで済まさず、映像とともに見せてくれるのがいい!

そして、法廷劇の本番まで日がどんどん近づいて多忙を極める寅子に、やってきてしまった月のもの。「うぅわ〜」
寅子は月経が人より少々重く、大学を4日休んでいた。

そして花江も、一人になれる電話ボックスで(家に電話ボックス!?)で大きなため息。
「はぁ〜」
花江はできる子だから、お酒が切れているとわかれば言われなくても三河屋に電話をするのだろう。けれど、それは義母の指示があってからだし、料理の味付けはいつになっても一発OKが出ない。チリも積もれば山となる、ですな。

そして、猪爪家の朝食のシーンがまたあなた。
みんながモリモリ食べている中、花江は立って給仕をしているではありませんか!
それが花江の望んだお嫁さんの仕事だとしても、なんだかな、とは思うのも無理はない。

大学に出てきた寅子は、よねに声をかける。
衣装作りには参加しないよねだが、法廷劇には出てくれるらしい。
「この場所がなくなるのは困る。それだけだ!」

法廷劇の脚本は、学長が選んできた判例資料と筋書きを元に、涼子がしたためた。

題して、毒饅頭毒殺事件。
罪を犯したのは、女給の甲子。
カフェーに勤める甲子は客の乙蔵と恋に落ちる。
乙蔵は甲子のアパートに転がり込み、参考書やら研究費やら生活費はすべて甲子がだす。
そして「いつか結婚しよう」
乙蔵は博士号獲得のために実家に戻るも、そこから5年以上も資金援助を続けていた甲子。

しかし、医者になった乙蔵は、結婚はできないと別れを切り出す。
さらに乙蔵の両親は甲子に「あなたみたいな人は家庭人に向かないわ」と追い出す。

甲子は乙蔵家殺害を決意する。
防虫剤入りの手作り饅頭をそっと玄関に置いて立ち去る。
それをまた、疑いもせずに食べる乙蔵一家。←平和ボケなのなんなの?
父母乙蔵は重体、祖父は死亡というこの事件をめぐって、検事と弁護士が白熱の火花を散らす法廷劇。

そして、寅子のおうちにみんなで集まって衣装づくりを。
涼子さまが庶民のお家を珍しがっている。
「珍しいですか? 庶民の家は」「やだ私ったら」
なーんて平和的な会話は、シャンちゃんの「トラちゃんのお家は庶民の家じゃないでしょ」からのお茶を運んできた花江登場→「ほら、女中さんもいらっしゃるし」で気まずい流れに!

え?(花江)
え?(寅子)

花江が義理の姉だとわかったときの皆さんの顔。
いや、それより花江よ花江。
「いいんです。私なんて女中みたいなもんですから」なんて言っちゃって!

そんでもって、精一杯繕った笑顔で出て行った花江を寅子がフォローに来たんだけど、間が悪過ぎた!
あれって、どういう意味? お母さんにそんなにこき使われてるの?
「…トラちゃんに、お嫁に来た人の気持ちなんてわからないわよ」

を、ガッツリはるに聞かれてたーーーーー!
「家のことは私がやっておくから、寅子の手伝いしてあげてちょうだい」とそそくさと立ち去るはる。
からの、寅子にガンくれる花江www

そりゃ、堪らんよな、花江。
そりゃ、むっすーーーーとするよな、花江。

花江、ふぁいつ!!!!!

・キャスト・
作…吉田恵里香
猪爪寅子…伊藤沙莉
猪爪はる…石田ゆり子
猪爪直言…岡部たかし
佐田優三…仲野太賀
米谷花江…森田望智
猪爪直道…上川周作
猪爪直明…永瀬矢紘
山田よね…土居志央梨
桜川涼子…桜井ユキ
大庭梅子…平岩 紙
崔 香淑…ハ・ヨンス
久保田聡子…小林涼子
中山千春…安藤輪子
桂場等一郎…松山ケンイチ
穂高重親…小林 薫

語り…尾野真千子
主題歌…「さよーならまたいつか!」米津玄師

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