第3回「女賢しくて牛売り損なう?」(第1週)
前回の「はて? はて?はて? はて?」の楽しげなBGMからのつづきからですヨ!
穂高は「言いたいことがあれば言えばいいたまえ」と寅子を促す。
「よろしいんですか? 言いたいこと言って」
「もちろん」
女子は無能力者と。
「続けて」
それは、女性が無能ということでしょうか。
ハイ、答えの前にアバン! で、アバン明け「そうではない」答えるのは桂場。
結婚した女性は準禁治産者(←ここ聞き取れなくてググったんだけど妻が準禁治産者と同じってめっちゃ失礼じゃね?怒)と同じで責任能力が制限されるという。
いえ、ありますよ、責任能力。
私の家では、家のことはお金のことから何から何まですべて母が責任を持ってやっております。
(失笑)←いや、おまいら! 戦う者を笑うものはもうそれだけで負けていますからね!
「法律上ではそうなんだ」優三が言う。
それを桂場が引き受け「財産の利用、負債、訴訟行為、贈与、相続、身体に羈絆を愛くべき契約
つまり、雇用契約を結んで働く」
これらのことを妻が行う場合は、夫の許可が必要であると説明される。
が、「はて?」「はて?」←寅子より大きい「はて?」いただきました!
それはつまりどういう意味でしょうか? 母は法律を守っていないということですか?
その答えは、民法第八百四條一項からお答え。
「日常の家事については、妻は夫の代理人とみなす」←おかしな法律すぎて、ちゃんちゃらおかしいわ! 「家を切り盛りすることに、いちいち夫の許可を得る必要はない」って、キリリじゃねーよ!
それでも母は無能力者と言われるんですか?
するとまた失笑。
「何がおかしい!彼女はわからないことを質問しているだけだ。」←桂場、信用できると確信。
「トラちゃん、そろそろお帰えんなさい」優三が言う。
しかし「いやぁそれはよくない。こんなすっきりとしない顔のままでいては体に毒だ」と穂高は引き止める。
ということで、寅子はそのまま授業を拝聴することを許された。
「戦後、この民放は大きく改正されることになります」←当たり前だよ!
しかし穂高が「これが世の女性の反応だ」とか言っちゃったのは気になったよなぁ。なんか上からじゃん。(偉い人だけどさ!)
「法律とはすべての国民の権利を保障すべきなのに、君たちはこれをどう捉える?」と続ける穂高には警戒心! だって、寅子をいい教材に思ってるやん、こんな扱い。
授業が終わり改めて謝罪をする優三と寅子。
穂高は「少しはスッキリできたかね?」と寅子に尋ねる。
「すっきりはできなかったけど、でもはっきリはしたというか…」
「続けて」
結婚に心躍らないのも、女が損なのも、母が公の場ではスンっとなってしまうのは、私が漠然と嫌だと思っていたことすべてにつながる理由があるとわかりました
「それで?」←これは、穂高ではなく桂場の発言。
それを知って君はこれからどうする?
まだわかりません。
まだ?
でも、理由がわかれば何かできることがあるかもしれない。そう思えるだけで、今までと比べて少しはマシと言いますか、うれしいと言いますか。
そんな答えを穂高は大絶賛。「物事の捉え方、探究心に向上心。君、うちの女子部に来なさい」
明立大学女子部法科。
穂高曰く「間も無く女性も弁護士になれる時代が来る」とのこと。
明立大学女子部法科は、「君のような女性が学ぶにふさわしい場所だ」と。
早速出すよ、願書をさ!
寅子は父に「明律大学」の願書を差し出す。自分みたいな「優秀な子に相応しい場所なんですって」と言い、優三に同意を求めるも、優三はなぜか食い気味に謝る。
「申し訳ありませんでした」www
そんな会話は一切聞こえなかった道言は言う。「そうか〜! この手があったか〜!」
直言は今まで寅子が嫌がるお見合いには「抵抗があった」と。
「え? そうだったの!?」
「本当にいいんですか? その、奥様がお許しになりますかね?」
…任せとけ。父さんが説得する。←長めの沈黙のあとの任せとけって不安しかないけど?
しかしさ。「女子部で三年学べば男子学生と同じ法学部に進める」と寅子が言っていたが、そもそものスタートラインから差別されてるやんな。男性社会おそろしや。
学校の先生に願書に添える内申書をお願いしに行った日。先生は「今日、お母様は?」とお父様の前で訪ねてしまうほど動揺を隠せない。
先生は言う。「お母さまが帰られてから、もう一度家族で話し合ったほうよいのではないかしら?」「え?」
お父様、このような出過ぎた発言お許しください!
ですが、ほんと〜によろしいのですか?
今のお話ですと大学を出るまでに最低でも六年かかるということですが。
そうなってきますと、寅子さんは二十代の半ばになってしまいますし。
あまり学をつけ過ぎても、その、お嫁の貰い手が…
ありますよ。←即答!(根拠ゼロ!)
あるに決まってるじゃないですか先生だってうちの寅子ですよ(なんのこっちゃw)
寅子と直言が帰ったあと、一人教室にたたずむ先生を映すカット。なんの説明もないけれど、先生はきっと学をつけ過ぎてお嫁に行きそびれた口だろう。結婚したかったかどうかは本人にしかわからないけれど、周りからそんな風に言われているのは確実だろうな。
先生になることと、どこかに嫁ぐことが両方叶うなんて、夢のまた夢の時代なんだよね。
先生の言葉で少し怖気付いた寅子に父は言う。
「いざとなったら父さんが、トラの面倒くらい全部見るし、全部なんとかする!」
しかし、はるが帰ってくると直言は新聞で顔を隠すようにして出社してしまいまいす。←でしょうね!
「えぇ…」
寅子は悶々とした気持ちを優三に話し、倒す敵はあと一人なのにもどかしい!
からの、はるに話に行こうとする。
そこに入ってきたのは花江ちゃん「はい〜!やめてくださーい!」←好き。
トラちゃん、法律のお勉強がしたいんでしょうけど、今は(ストップ)
なぜそれを知っているのだと驚く寅子だが、「見ていればわかる」という花江はできる子だ。
暮れにお式が終わって年を越したら好きにしていいから。
はて?
結婚に向けて今、私が何に一番気を使ってるかわかる? お母様のご機嫌です。
花江はなぜ自分が直道と結婚するに至ったかを語る。
寅子同様、直道のほうが花江に惚れたのかと思うやん? なんとなんと、花江が直道に一目惚れしたとかーーーーーー!←びっくりポンw
直道に惚れた花江は、コツコツ着々と直道との距離を詰め自然な流れでお見合い結婚の道を進んできたのだとか。
「トラちゃん、つまり私が何を言いたいかわかる?」
「花江ちゃんがえげつない女だってこと?」←コラコラ!
違う〜!
どうしても欲しいものがあるならば、したたかに生きなさい。
私のためにもトラちゃんのためにも、今はお母様のご機嫌をとる。いつもにこやかにね。
どんな道でも女が好きな方に行くのは大変なのよ。
やだもう、花江、すんごい好きかも!!!!
・キャスト・
作…吉田恵里香
猪爪寅子…伊藤沙莉
猪爪はる…石田ゆり子
猪爪直言…岡部たかし
佐田優三…仲野太賀
米谷花江…森田望智
猪爪直道…上川周作
猪爪直明…永瀬矢紘
桂場等一郎…松山ケンイチ
穂高重親…小林 薫
他
語り…尾野真千子
主題歌…「さよーならまたいつか!」米津玄師
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