第1回「女賢しくて牛売り損なう?」(第1週)
ドラマの始まりは昭和21年。
川辺で新聞を読む寅子。
オノマチのナレーションが「昭和21年。交付された日本国憲法の第14条にこうあります」と伝える。
すべて国民は法の下に平等であって、人種、信條、性別、社會的身分又は門地により、政治的、経済的又は社會的関係において、差別されない
その紙面を前に泣いている寅子の想いはこれから明かされるのだろうけど、戦争で大切な人を失ったのかもしれない。もっと早く、この憲法が成立していたら、というところでうか。
寅子が女性初の弁護士になったことを伝える記事のスクラップもチラ見せ。
初の女弁護士誕生へ・猪爪寅子さん 「男女関係ない社会を目指す」とある。
スクラップの上には「でかした」という文字。アホのおっちゃん(それ前世)が書いたのかなぁ。なんだかこの文字にいつか泣かされそうだ。
そして時はさかのぼり、昭和6年。
日本国憲法交付の15年前。
寅子はお見合いの席にいた。ほら、ご挨拶なさいと促され「猪爪寅子です」
苦笑いにしかなっていない笑顔、沙莉真骨頂!
虎の子と書いて「ともこ」と読むらしい。←って読めねーーーw
「なぜ寅子のお見合いが地獄の事態になっているのか、時は12時間前にさかのぼります」って、またさかのぼっちゃったw
お見合いの12時間前、寅子は家出を企てていた。が、トイレに起きた弟&付き添いの母に見つかり、詰めに詰められていたのだった。ゆり子容赦ないよ!
家中の人らが夜中に起こされて話し合いに参加させられているのも、母・はるの猪爪家での立ち位置がわかってオモロい。
「大阪に行くだなんて、いったいどういうつもりです?」
「俺にはわかる」←名木くん@まんぷく! あなた絶対わかってないでしょ!
好きなやつがいるんだろう?
「はぁ?」
「好きなやつがいるんだろう」「違います!」「隠さなくていい!」←ほらわかってねぇw
寅子は「入ろうと思って。梅丸少女歌劇団に」って、梅丸ぅ!
ファンサ!!!!!
「女学校卒業間近に家出なんて…」
「結婚した自分が想像つかなくて。想像つかないどころか、まったく胸が躍らないというか」
「くだらない」
「え?」
母はるは、寅子のそんな気持ちを「そんなふわふわした理由」と片付ける。
「女学校まで行かせたのに情けない」と。
「はて?」
「女学校は勉学に励む場所でしょ。そこで得た知識を卒業後に活かしたいと思うのは普通のことでは?」
「学んだ知識は良い家庭を築くためにお使いなさい」
「…はて?」
母と娘、交わらねーーーw
お見合い相手は東京帝大を出て大蔵省に勤めているから培った知識が役立つこともあるでしょうと言うはるに向かって寅子は「そうじゃなくて」と応戦するが、はるは「はいかいいえでお答えなさい」とキリリ。
「ですからー、私はー」
「寅子! はいかいいえで」ゆり子強えーーーー!
父・直言、兄・直道、下宿人の優三、そろって「はい」と口パクで寅子に促してるの楽しいしかないwww
「こんな感じで朝までやり合い、寅子はお見合いの席に無理やりつかされているのでした」
で、寝る。いびきかいて寝る。
「先方から正式にお断りのお手紙をいただきました」早い。テンポ早くてとてもいい!
次のお見合いの席では自分の成績に関しての不満をベラベラとしゃべってしまい、お断り。
ちーん!
「なぜだろう。結婚がいいものだとはどうしても思えない寅子なのです」
翌日、同級生の花江に相談してみるが、親は「子どもに幸せになって欲しいから」結婚を勧めるのだと言われてしまう。
「女の人の一番の幸せは結婚と決めつけられるのがどうしても納得できないのかもしれない」と寅子が言うと花江はなんと「ええ? 虎ちゃんってそんなにお子ちゃまだったの?」と。
「はて?」←寅子に完全同意だぜ!
「やりたいことがあるならともかく、ないなら結婚して良き妻、良き母になる」ことが両親に報いることになると花江は言う。
「でも、私にはこれからしたいことを見つけりそのしたいことで一番を目指す権利だってあるわけでしょ」
花江は「ダメよダメダメ」と言い(ウソです)
「ダメよ、そんな親不孝なことばっかり言ってちゃ」と、やりたいことをやることは親不孝と切り捨てる。うそん。
そして家に帰ると、3回目のお見合いの相談をしている両親の姿。
寅子は「3度目の正直にするから」と伝え、覚悟を決めた。それは、生き方を変える覚悟?
3回目のお見合い相手はあっちゃんカッコイイ!の藤森慎吾でした。
世界的不景気の中で、世界一の高さを誇るためだけのビルを建設するなんて悪趣味だと言う。寅子は興味津々に聞き入って「今やるべきはそこではないと思いますね、確かに」と自分の考えを伝えちゃう。
慎吾は「素晴らしい!」と受け入れ「私はね、結婚相手とはさまざまな話題を共に語り合える、そんな関係になりたいんです」なんて言ったのに、秒でそれを覆す慎吾。
自分の意見を勢いよくしゃべる寅子に向かって、「君! 分をわきまえなさい。女のくせに生意気な」と小さいことを言って席を立っちゃう。
寅子、こちらから正式にお断りしてやんな!
・キャスト・
作…吉田恵里香
猪爪寅子…伊藤沙莉
猪爪はる…石田ゆり子
猪爪直言…岡部たかし
佐田優三…仲野太賀
米谷花江…森田望智
猪爪直道…上川周作
桜川涼子…桜井ユキ
猪爪直明…永瀬矢紘
他
語り…尾野真千子
主題歌…「さよーならまたいつか!」米津玄師
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