第17週「ほんまに離れとうない」79〜81話
「僕がお母ちゃんを説得したらええ」ってことにようやく気づいたのに、結核が再発した愛助。「当分の間は安静」ということでしばらく入院することに。自分の下で働かせていた坂口は自分を責めるが「それだけ無我夢中で頑張っとったんや」と山下じいマネージャー。
山下じい敏腕マネは、いつもさりげないフォローをしてくれるな。ほんま有能!
大人な愛助がフラグをコツコツ立てるよ!
「せっかく仕事にも慣れてきとったのに」と言う愛助は、今までもこんな風にいろんな場面で、体が弱い故に不甲斐ない気持ちになっていたんやろなぁ。
そして、愛助の入院を知った村山トミが駆け込んでくると、息子の顔を見るなり「あんたはほんまに」と抱きしめる。病室に入ってきてからずっと、その後ろに控えるスズ子には目もくれない。アウトオブ眼中でガス!
トミはボンを大阪に連れ帰ると息巻く。戦争中に愛助が結核で倒れたとき、スズ子が看病してくれたこと。それはトミも感謝していた。
だが「せやけど、それはワテの間違いでしたわ」と、やっとこスズ子の顔を見て言ったセリフがそれぇ!? 怖い、怖いよーーー!
「あんたがこないになるまで気づかへんのはおかしい」←ぐぬぬ、そこは突かんといて
トミの口は止まらない。坂口にも山下じいにも痛いところを突きまくるが、先生や秘書に諌められとりあえず今回はボンを東京に残したまま大阪に戻って行く。
が、「とにかく、連れて帰りますで」と愛助を大阪に返す意思に変わりはなし。
トミが去ったあと「すんません。皆さんのせいやないのに」と謝る愛助がまた切ないけど、母・トミの気持ちもわからんではないと山下じい。
「スズ子さん、ほんまに気にせんといてくださいね」とスズ子を気遣い、おはぎが食べたいとスズ子に甘える体でスズ子にやることを与える愛助。
君は本当にスズ子より9歳も年下なのかえ? 出来過ぎや!
スズ子さんのそばにおりたいと言う愛助だが、「一度、大阪に戻ってもええと思いますねん」とスズ子。トミがどれほど心配に思っているか、考えてしまうとスズ子は言う。
「せやから、親孝行のつもりで大阪に帰ってあげてもええんちゃうかと、ワテは思います」
自分がツヤに何もできなかったことも一緒に伝えると、大阪に戻ることを了承した愛助。
「どうせやったら完全に病気も治してくるわ」って、またフラグ立てますやーーーん!
キャッキャうふふの2人が切なすぎる
体調が回復し、大阪への転院が認められた愛助。「今になって、愛助さんと離れるのが寂しなってきたわ」と言うスズ子に、旅行の提案をする愛助。
「箱根まで、僕を送ってくれへんか」←誘い方、粋!
もちろんうれしいけどやはり愛助の体調のことを考え躊躇してしまうスズ子に、「大丈夫や。何年この病気と付き合うてる思うねん」ってこれまた切ないこと言いますやん、愛助!
「まだ2人で旅行したことないやんか。…あかんか?」←言い方、切ないって!!!!
「いつか僕らに子どもができたら、家族で来ような」と言う愛助に、何か言いたげなスズ子。←お、もうデキたんか!?(最初にネタバレされているから、いつデキるんや…と思って見てましたすいません)
スズ子との子どもたちと、家族で楽団や劇団みたいなのを作ったらオモロいやろなと愛助。「そんな想像してるときが、僕はいっちゃん幸せや」←もうあんさん、先が長くないこと悟ってますやん!
「離れとうない。ほんまに離れとうない」←スズ子の回想みたいな感じでちょっとコミカルにされちゃったけど、愛助の心境を思うと切ないって!!
坂口の山下じいと仕事の打ち合わせ中、何やら気持ち悪そうなスズ子。わかりやすく「ウッ!」とかならないアタリに、妊娠描写のブラッシュアップが見られますね。←上からっ!
スズ子は妊娠3カ月。愛助の背広に向かって「やっぱりやったで」と報告。
愛助には手紙でこのことを伝えるというスズ子だが、「まだ社長には内緒にしてもらったほうがよろしい思いますわ」と山下じいマネージャー。
だけどさ、愛助が自らゲロっちゃったぜ!←愛助お前はwww
「お母ちゃん、僕な、父親になるんや」「なんやて!」そりゃそうなるちゅーねん!
なんでバレたんやろって山下じい、口止め、口止めしとかんからや!
順番おかしいのは、ほんそれやしな…
スズ子は自分がもらい子だということを、坂口と山下じいに伝える。
だからこそ、おなかかに宿った子どもを「父なし子にはしたくない」。それがスズ子の思い。だからどうしても「結婚を許して欲しい」と、トミに会いに行くと言う。
けれど、身重にスズ子が大阪に行くのはどうかと「まずはワシが大阪に行って、社長と話してきます」と山下じい敏腕マネージャー。
先代との付き合いもある山下じいが仲介に入るも、結婚前に妊娠したスズ子に対してトミはきっぱりこう言う。
あのおなごとは終いや
「あのおなごが歌手を辞める言うても、もうないで。こんなええ加減なことする人間に、愛助のこと任せられますかいな」妊娠は一人で出来まへんので愛助だってええ加減な人間やということになるけど、でもまぁ、親の立場だったら、相手さんを一方的に責めてしまうんでしょう、きっと。
堕すなら金は出す。「産みたいんやったら産んでもええ。一人で育てる言んなら文句はありまへん。らこっちは関わりないこっちゃ」
「順番おかしいやろ」←ほんまそれなのよぉ!
初めから反対すべきやったとトミはいい「目、離したワテが悪い」とトミ。
「笑いを世の中に広めげるのはええ。肝心の常識が学べたないがな」と山下じいを責めるけど、山下じいだけのせいやないやーーーん。あんさんの子どもでっせ!とは思うな。
山下じいは必死に説得を続ける。
スズ子は歌手を辞めると言った。けれどそれを愛助が日本の芸能の損失やと止めた。
愛助は、もっと先の日本のエンターテイメントを考えている。だから「村山の将来は大丈夫ですわ」と。「ボンを信じたってやってください」
涙ながらに「一生の頼みや」と土下座するけれど、トミはそれも飲み込んだ上で「臭い芝居、やめ」と一蹴。
誰がなんと言おうと、ワテは許さへんで。子どもだけの問題やない。
これは、家族をどう考えるかの問題や。
村山は家族や。家族は、同じ方向を向いて頑張らなあかんのや。
それを聞いた愛助は「僕のことで心配させたない」とスズ子のことを案じる。
「おなかこの子は必ず、僕の子にする」
なぜか愛助の手紙を代読する山下じいは置いといて。
「予定日には必ず駆けつけるつもりです」←また、フラグ立てますやーーーん!
スズ子から妊娠を聞いた羽鳥んは「妊娠? そりゃめでたい」って、なんか軽いなw
スズ子は妊娠中でも羽鳥んのジャズカルメンを絶対やりたいが、「ただ、この体はワテ一人で決めることは出来ない」とし、麻里が出産した病院を紹介してもらうことに。
公演時期は「安定期だし大丈夫でしょう」とジャズカルメンの許可が下りる。
そんなザックリな診察で大丈夫かいな!? とは思うけど、ま、ドラマだしね!
・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
村山愛助…水上恒司
坂口…黒田 有
矢崎…三浦誠己
村山トミ…小雪
羽鳥麻里…市川実和子
山下達夫…近藤芳正
羽鳥善一…草彅 剛
他
語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里
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