第17週「ほんまに離れとうない」77・78話
村山トミは、スズ子と愛助の結婚を認める代わりにスズ子に「歌手をやめていただきたい」という条件を出した。
村山に嫁ぐという意味
「何を言うてるんでっか」と愛助は憤るけれど「何か、おかしなこと言ってますか?」と矢崎。村山に嫁ぐということは、愛助を支えるだけでなく、大勢の芸人の面倒をみなければならない。←相撲部屋の女将さんみたいなもんやな。
「せやけどやな」「せやけどはありません」←矢崎、ちょっと好きかもw
「いきなり結婚の話をされても…」と坂口も間に入るが「いきなりじゃありません。これまで考える時間は十分にあったはずです」とまぁ、ごもっともな村山のトミ。
戦時中の大変なときに愛助を支えてくれたスズ子には感謝しているとして、きっちり頭を下げる矢崎。心得てるわぁ(敵に回すと面倒なタイプやな)
なので、村山のシャッチョーさんは「いろいろ思うところもありながらお二人のことを黙認し、将来のことを考える時間を与えた」と矢崎は続ける。
「それとも、何も考えてなかったと?」と言われて「そないなことありません!」と愛助は言うが、ほんまかな? のワテの疑問の愛助の答えはコチラ。
「真剣に結婚の約束をした」って、オイオイオイw
そして、スズ子が歌手をやめるようなことは考えてないと愛助は言うが「だったらこの機会にしっかり考えてもらいましょ」←一枚も二枚も上手やで。当たり前だけど
トミはできるだけ早く愛助に会社を継いで欲しいと思っている。
「その暁には身を固めて欲しいと思われている」
言っときますが、決して福来さんが相手になることを反対しているわけではありませんから。←条件さえ飲めば悪いようにはしないと言っているけどそれを拒んでるのはアンタはんですよってか。それがよ◯しもとのやり方か! 怖いわねぇ(って混ぜるな混ぜるな)
山下じいマネージャーも坂口もスズ子と愛助の味方ではあるが、スズ子が言うように「なんも考えてへんと思われても仕方なかったかもしれまへんわ」ではあるわな。
愛助はただの一般人とは違うからな…。それはスズ子も一緒だけどな…。
その話を聞いた羽鳥ん。
「何言ってんの、ダメダメ、ダメだよ。君が歌手を辞めるなんて僕が音楽を辞めるようなもんだよ。そしたら僕はどうなってしまうのか。絶対、アカンて」羽鳥んのエセ大阪弁ウケるwww
暴走羽鳥んを諌めるのは麻里さん。
「今大切なのは、スズ子さんの気持ちでしょう」←それな!
「大好きな歌と、大好きな人のどちらかを選べなんて言われてるのよ」
どうしてスズ子さんだけがそんなに残酷な選択を強いられなきゃいけないのか。
麻里はトミに対して御立腹。
けれど、一般家庭に嫁に行くわけじゃないからねぇ。トミの言い分もわかるんだよなぁ。
やっぱり「擬似家族」がブギウギの裏テーマなんかな
トミの言い分はこう。
ワテは、結婚に反対してるんやないで。福来さんにも感謝してますし、ええ人や思てます。
せやけど、愛助の伴侶になる人は、一緒に村山を盛り立ててくれる人やないとあきまへん。
「社員も芸人も、みんな家族や」
ほんまの家族みたいに、一致団結してやってきたからこそ、ここまでやって来れたんや。
同じ思いで来てもらわな困りますねや。
「片手間ではあきまへん」
愛助は言う。「そんなん、お母ちゃんの勝手な想いや」
「せやけど、それがええこともありまんねや」とは坂口。
先代がどやしつけたあとには、トミがやさしく励ましたりしていたと言う。そうやって、芸人を育ててきたのだろう。社長は芸人にとってお母ちゃんみたいなもん。
スズ子は次第に「ワテ、歌手、やめようかな」という気持ちに。
「あかん、それはあかんて!」←必死な愛助が愛おしいて切ない。
「愛助さんと家族になれるんやったらやめてもいいような気がしてきましたわ」←ワテも同じ立場ならそんな風に思うだろうなぁ。
スズ子の話を聞きながら首を振り「あかん、絶対あかん。それは芸能界の損失や。ちゃうわ! 日本の損失や!」と愛助のスズ子愛は、どこまでもブレないんだなぁ。
「そんなんやったら、僕が村山の家を出るわ!」
今度は坂口が「あかん!」言う番で、そんなんされたら◯されるそうな。怖っ!
とはいえ、愛助と結婚するには歌手を辞めるしかない。そう思うスズ子だけれど、歌手をしていない自分も想像がつかない。
それを聞いた坂口が結論を急がず、「少し考えさせてください」とスズ子たち寄りでいてくれるのはありがたいな。
羽鳥んの行動原理、好きです
羽鳥んが家までやってきた。「僕はやっぱり、君に歌手をやめてもらいたくないんだ」と言い「それだけはどうでも阻止したい」と。←自分のやりたいことに真正直な羽鳥ん、やっぱり好きだわ!
「僕なんかが出る幕じゃないとはわかりつつも、どうにもいてもたってもいられなくなってねぇ」
スズ子は時に激情にかられるところがありそうで、本気で歌手を辞めてしまうかもしれないと頭がいっぱいになっちゃった羽鳥ん、想像できるわw
「恋ってのは、ときに人を狂わせるしねぇ」
だから、スズ子を止められる愛助に「しっかり頼むよ」とどうしても伝えたいらしい。
スズ子から、愛助もまったく同じ考えだと聞いた羽鳥んの浮かれようw
「そりゃ、福来スズ子に惚れるからにはね、歌手をやめさせるような奴じゃないと思っていたよ」って、心配で押しかけたくせに変わり身、早っ! ほんま嘘がなくていいわぁw
羽鳥んは新しい楽曲の話もしにきたと言い、言いながらカバンを開けるんだけど、楽譜がないとプチパニック。ほんま、キャラが立ちすぎてスズ子が霞むww
オペラのカルメンをずっとやりたくて、ずっと構想を練っていた羽鳥ん。
日本でやるにはどうしたらいいかと思っていたところ、スズ子の舞台を見て「少しばかり感化されてね。ジャズミュージカルって手法でやってみようと思いついたんだ!」
「これがやれるのは、当然、君しかいいなんだ。これはね、すごい楽しい舞台になるよ。ぜひ、君に力を貸して欲しい」
そんな話を、帰宅した愛助はバッチシ立ち聞き。「本場フランスのカルメンなんて、目じゃないと思うね」と羽鳥んが発言したところで「僕もそう思う!」と入ってきたでwww
「スズ子さんのカルメン、絶対に見たい! 僕が世界で一番見たいと思ってる観客やで」
「いや、残念ながら君は二番だね。一番は僕だ」って、羽鳥んあんたって人はwww
どっちが一番の客か愛助と羽鳥んが言い争っていると、悩みは一つ解決しましたとスズ子。
「やっぱりワテは、歌いたい思います」
答えは一つなのに…
しかし、スズ子が歌手を辞めずに、愛助も村山から出ることなく結婚するにはどうしたらええんやほんまに! と思っていたら、山下じい敏腕マネが言いました。
「社長が、村山が変わったらええ」
そして、山下じいは愛助にいう。ここまで来たらボンが社長と話すしかない。みんな返り討ちにされるだけや。返り討ちwww
愛助もそれに応える。「僕や、僕がお母ちゃんを説得したらええんや! 明日にでも大阪に行って、お母ちゃんを説得してくるわ」
とはいえ、くれぐれも村山を辞めるようなことはしないでと念を押すスズ子。
「僕が村山を辞めることはあらへん。そして、スズ子さんが歌手を辞めるいうこともあらへん。答えは一つしかないんや」
と、結婚への希望が見えたところで、吐血する愛助ボン!!!!
「え、えらいこっちゃ。い、医者や」坂口は取り乱し、スズ子はフラッと倒れ込む。
くーーー!!!!!!
帰宅早々疲れたと言って、咳き込む場面も多くなってきていてガッツリとフラグは立っていたけど、ここで回収かよ! 厳しいぃ!
・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
村山愛助…水上恒司
坂口…黒田 有
矢崎…三浦誠己
村山トミ…小雪
羽鳥麻里…市川実和子
山下達夫…近藤芳正
羽鳥善一…草彅 剛
他
語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里
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