自由の意味を噛み締める。みんなおおきに!「ブギウギ」

ブギウギタイトル ドラマ率直感想!

第15週「ワテらはもう自由や」71話

昭和21年(1946)1月。
「再開コンサート以来、スズ子たちの楽団には依頼が殺到。毎日、休みなく公演していました」

そんな中、三谷と四条が怪しい動きを見せる。新たな公演の依頼があった日程に「ちょっと予定があって」「すいません、僕も予定が」と。

なんだなんだ、怪しいな…

公演続きで忙しいスズ子だが、復学した愛助も夜遅くまで勉強しているとか。←あ、愛助、無理したらあかん…
「またいつ再発するかわからへんのやから」とスズ子も心配しているわよ!

せやけどな、僕うれしいねん。やっと夢に向かって頑張れる。
村山興業をもっと力のある会社にして、はよ日本を元気にせなあかんやろ。

小夜は、腹が痛いと嘘を付いてサムに会いに行く。←おい小夜「惚れちまったのけ?」
サムは仕事は大丈夫かと気にかけるが「ノープロブレム。オッケオッケー!」と受け流す。
そんなサムと仕事の話になり「Sayo、singer 、なりたい、ですか?」と聞かれ、複雑な顔をしつつ「オフコース」と返事。昨日は「オフコス!」だったのに英語上達してるわね(ってそこはどうでもええねん!)

公演を終え、疲れたことを理由に明日の公演準備をパスして帰る三谷と四条。
「予定ってなんだす?」「え?」の前振りがあったから、てっきり女か金か!?って思っていたんだけど、彼らはほかの楽団の仕事も引き受けていることが判明。
「要は助っ人だよ」

しかも助っ人の話は三谷と四条だけでなく二村にも来ていることがわかり、一井には引き抜きの話がきていたと判明する。

それを聞いたスズ子は、そのことを、その意味を考えた。

「皆さん。まずは、お礼を言わせてください。福来スズ子とその楽団、結成から丸4年とちょっと。ワテに付いてきてくれて、ほんまにおおきに」

突然ですが、福来スズ子楽団は、解散します。

スズ子はそのわけをこう話す。三谷と四条がほかの楽団の助っ人に行っていると聞いて「ワテ、うれしかったんです」

戦争で歌う場所がのうなって、苦し紛れで結成したようなこの楽団で、みんな、よう踏ん張ってくれました。ずっと、食うやくわずで必死やったけど、もう、そんな心配せんでもええいうことやろ。もうみんな、好きなときに好きな音楽で食べていける。

ワテらはもう、自由や!

「みんなにおおきに言うて、この楽団を終わりにしたい。みんな、ほんま、おおきに」
頭を下げるスズ子に「感謝してるのはこっちのほうさ、福来くん」と一井が受ける。

梅丸楽劇団が潰れて、あのまま楽器を手放す道もあったはずなんだ。
そうならずに済んだのは、福来くんのおかげだよ。

三「あんたに引っ張ってもらわなきゃ、こうやって楽器で稼ぐことはなかった」
四「楽器しか取り柄のない僕たちが、放っておかれたら野垂れ死にでした」
二「僕は、この楽団で成長できました。本当に楽しかったです」
一「俺たちは、楽器鳴らして戦争を生き抜いた。引っ張ったのは福来くん、君だよ」

本当にありがとう。これからは俺たち抜きで歌うんだ。福来スズ子がどうなっていくのか、みんな楽しみにしてるよ。

「ワテもおんなじ気持ちだす。みんな、ほんま、おおきに」

帰り際、小夜は「やっぱし、スズ子さんすげえわ。まだまだ前に進もうとして…」(オレは仕事サボってサムにうつつ抜かしてるってのに)みたいな感情でせうか?
「オレ決めました。今日で、スズ子さんの付き人やめます」
って、小夜も急だな。そりゃスズ子も「小夜ちゃん!?!?」なりますわ!

・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
村山愛助…水上恒司
一井…陰山 泰
二村…えなりかずき
小林小夜…富田望生
サム・ブラウン…ジャック・ケネディ
三谷…国木田かっぱ
四条…伊藤えん魔
山下達夫…近藤芳正

語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里

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