第15週「ワテらはもう自由や」67話
昭和20年(1945)8月15日。
富山にて玉音放送を聴くスズ子たち。
「日本は戦争に負けたんだ」
「えぇ!」
「あっけないもんだな」
茨田りつ子は鹿児島にいた。
「日本が負けましたよ」
「そう、やっと終わったのね。随分、かかったわね」
負けてから自由だと思えるまでのこと
終戦を迎えたそのとき、羽鳥んは上海にいた。
「Congratulations.羽鳥先生」
「日本は負けたんだ。敗戦国の人間におめでとうはないだろう」
「おめでとうです。これでもう、私たち音楽家に国境はない。敵も味方もなく堂々と付き合えます」←そういう意味でよかった。黎くん、豹変するかと思ったよ^^;
「しかし、僕はもう日本に帰れないかもしれないよ。実際に負けると恐ろしいものだね」
いくら飲んでも酔えないと羽鳥ん。そんな弱気な羽鳥んに、黎くんは「私は信じてます。日本に帰った先生が、また素晴らしい音楽を流し続けることを」←何で酒を煽ったんだい?
黎くん、君と会えてよかった。
スズ子たちも予定していた講演は中止に。
「ほなら、帰ろう」
東京へ帰るスズ子たちに藤子屋の従業員が「これから米兵が大勢乗り込んでくるって話」だから、道中気をつけるよう言いつける。さらに、男は奴隷に、女は妾にさせられるという噂が出ているらしい。←出てきそうな噂やな
しかし女将@高橋かおりは「日本の女がみんな妾になるがやったら、米兵の奥さんや恋人が黙っちゃらんさ」と笑い飛ばす。
「確かにそうやわ。ワテやったら絶対許さへん」←でしょうね!
静枝も見送りに出てきた。
「戦争は負けてしもうたけど、気を確かに生きような」
「先のことは不安やけど、生きていくしかありませんからね」
東京に戻ったスズ子は楽団の皆と再開を誓って別れた。
家に辿り着くと「ほんま無事に戻って来れてよかったな」「皆殺気立ってるし、油断せんほうがいいかもな」そんな話に。
とことんやられて、日本はなんもなくなってしもうた
「なんもないことはない。ワテは生きてここにおる。愛助さんかてそうや。坂口さんも、小夜ちゃんも。みんな生き残ってここにおる」
「確かにそやな」
夜、小夜はぐっすり眠りについた。「よっぽど気張ってたんやろな」←そりゃそうや!
「スズ子さんは逞しいな」
生きてここにいるといったスズ子のおかげで、背筋が伸びたと愛助。
スズ子は、梅吉のこともはな湯のみんな、USKの仲間、上海の羽鳥んのことも心配。
「せやけどな、考えてもわからへんし。ワテは信じることにした」←そう考えられることが逞しいんやでスズ子!
翌朝。家中を調べるスズ子たちだったが、食べるものは「何もあらへん」。
「欲しがりません勝つまでは言うてたのに、負けたら元も子もないわな。どないしよう?」
ということで、スズ子たちは野草を取りに行くことにした。
愛助は、ジャガイモを植えることにしたらしい。
「植えといたらいつか食えるやろ」
その日の夜は、野草がゆに野草の煮浸し的なもの。
味は「食べられるだけマシやけど」な味。ガーーーンwww
自然と、次に何を植えて食べるかが話題になる。
「何を食べてもご馳走なんて、それはそれで悪ないな」←めっちゃ日本人的考え! 知らんけどw
そんなのほほんとしたシーンから、上海の羽鳥んに銃を向けられるシーンへ。
どうなる、羽鳥ん!?(いやまぁ、無事でしょうけども!)
・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
村山愛助…水上恒司
一井…陰山 泰
坂口…黒田 有
二村…えなりかずき
黎 錦光…浩 歌
小林小夜…富田望生
三谷…国木田かっぱ
四条…伊藤えん魔
静枝…曽我廼家いろは
茨田りつ子…菊地凛子
山下達夫…近藤芳正
羽鳥善一…草彅 剛
他
語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里
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