カラッとした笑顔のスズ子の人生、相当エグいのでは?「ブギウギ」

ブギウギタイトル ドラマ率直感想!

第12週「あなたのスズ子」60話

久々のアバンなしスタート!

「ご無沙汰してます」
愛助は母・トミの顔を見ると少し驚くも、礼儀正しく挨拶をする。ええところの坊々は、見ていて気持ちいいところがありますな。

「噂はいろいろ耳に入ってきますけどな。噂やないことも、坂口から聞きました」
噂やないことって…
「何もかも言うことや」

今の愛助の本分は学業、ということで「福来スズ子と会うんは、もうやめなはれ」とトミ。
隠し事はいつか必ずバレますのや。山下のマネージャーの話もなしや。

山下が福来スズ子のマネージャーになったら、愛助とスズ子は続いてしまう。それがトミには火を見るより明らかなわけで、許すわけがなかった。
「愛助、あんたは村山の跡取りや。歌手があんたを支えることはできまへん」

そんな先のこと…、なんで今考えなあかんねん。僕は福来さんが好きなんや!
熱くなってる愛助にシノゴの言わずに「ほなら、会わせなさい」と返すところがトミの敏腕ぶりを感じさせますね。無駄なことに時間は費やさない。頭の回転がすこぶる早いですわ。

「会ってどうすんだ? おめえにふさわしいか見んけ? そっちが来い」こっちの番犬も黙っちゃないよ! スズ子サイドの言いたいことは小夜ちゃんが言ってくれるシステム。そんで視聴者になんやかんや言われる小夜っぺ。気にすんな、おがまいねぐだっつーの!

スズ子は「内緒にしておくいうんは気持ちええもんやないし、いつかは会わなあきまへん」と請け負う。けれど一人になると「本番より緊張するわ」とな。そりゃそうや!
写真のツヤがまたええのよねん。

トミとの対面、キターーー!

「だ、大丈夫や思います。母も話せばわかる人やから」ボンは相変わらず甘っちょろいのぅ。
緊張して口が乾いてしまったスズ子がお茶を一気に飲み干すんだけど、それをめっちゃガン見しているボン、何考えてるんやw

トミはスズ子をスッと見つめ、静かな笑みで「村山、トミだす」と名乗る。
ラスボス感ハンパね!
「あんたさんのことは、よう存じております。ええ歌を歌いなはる。USKの下積みで苦労もしてはるやろし、世に分別のある人や思います」と言われて誇らしげな表情している愛助、まじ愛助! あと、微動だにしない坂口、動かないのになぜ目立つ?w

愛助は、村山興業の後継になる人間だす。そのことを重々、ご理解ください。
「それは、重々承知しております」
ほおら、話は終わりだす。
「え? え?」「終わりなん?」と驚くメンズ2人と、その意図を理解するスズ子。

「あとはよう、2人で話なはれ」そう言うとトミは退出する。
ど、どういうことや? 僕らに任せてくれはったんかな?
「ちゃうわ。きっぱり別れろ、いうことや」

たった一人で会社を大きくしてそれを息子に託したいトミ。「そりゃ先の先まで見据えてはりますわ」。自分みたいな歌手が、愛息の相手に相応しくないと思う気持ちはわかるとスズ子。

福来さんと交際できへんのは、僕はいやや。僕は今この瞬間、福来さんが好きなんです。せやから交際したいんです! もし、結婚いう話になれば、僕は絶対福来さんのことをお母ちゃんに認めさせます。その上で、福来さんに歌手をやめて欲しくありません。絶対できると思います!

僕はどんなにお母ちゃんに反対されても、福来さんの恋人でおりたいんです。

「ぎょうさん…つば飛びましたがな!」
愛助のあっつい告白を受けて、冗談でその場の空気を緩めるスズ子。「あ、ごめんなさいと」とすぐにハンカチを出して拭いてあげる愛助。
こういうところを見せられると、2人がどんどん愛おしくなっちゃうyo!

「ワテもおんなじ気持ちだす」

愛助の部屋で壁を背にしてちんまり座る、スズ子と愛助。愛助は、戦況が落ちつたら大学をやめようと思っていると語り出す。んなこと、トミが許すわけないっちゅーの!

大学辞めて、早う村山で働いたほうが福来さんのことを認めてくれる気がするんです。
「愛助さん、ワテのことより自分の夢を見失わないようにしてくださいね」
スズ子がちゃんと大人でよかった!

羽鳥ん上海行くってよ!

羽鳥んは、陸軍の報道班員という身分で上海に行くという。
「慰問活動をしたり音楽会をしたりするんだけど、上海には優秀な音楽家が集まっているから、僕ももっといい曲を書いて演奏してきますよ。それが僕なりの戦い方かな?」←どんなときでも音楽バカ、それが羽鳥ん。それが強さ。最高だな!

「みんな苦しいけど乗り越えて、また3人で何かやろうじゃないか」羽鳥んはそんな話をしてくれたのだが、東京にもたびたび敵機が襲来するようになる。昭和19年の暮れのこと。

空襲警報があったとある夜、スズ子は厠にいた。
早く出てきてくださいと愛助に急かされるも「せやかて、せやかて」ってな、襲撃はトイレ待ちなんぞしてくれへんからね。これもまた地獄や。

「先に行ってください!」
大きいほうなんでっか?www
「聞かんといて」ほんまそれ!!!!

「スズ子、早よう」思わずスズ子呼びになる愛助。
もたもたしているスズ子を抱えて逃げる愛助。スズ子軽そうwって思ってたら、どこぞのSNS界隈ではお姫様抱っこにいちゃもんつけてる人もいるとかいないとか。
見るとこそこ!?!?! びっくりポンや

空襲警報はすぐに解除され「なんや安心したらまたおなか痛なってん」とスズ子。
愛助は思わず笑い出す。
「さっき、福来さん厠から全然出てけえへから」
「恥ずかしいこと言わんといてもう!」
「なんやおかしなって。福来さん、ごっつい喚いてはったし」

ホッとしたのもあって、余計笑けるだろうな。

「スズ子でええ。さっき、スズ子て言うたやろ。スズ子でええ」
ス、スズ子、さん
「ワテ、あんさんのこと、ほんまに好きや」

見つめ合い、ぎこちない口づけを交わす2人。
そして「なんや、おなか空きましたな」と。
どんなときでも腹は減るし愛しい人とはキッスを交わす。そしてう◯こも出る。それが人生、生活や。そんな生活をぶち壊すのが戦争。

スズ子と愛助の純粋な愛の物語は、愛助の吐血で急展開! 嫌な咳をしているなとは思っていましたが、結核とは…。

スズ子がいつもカラッとした笑顔を絶やさないからこちらは闇落ちしないで済んでるところあるけど、彼女の人生、相当エグいよな。

・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
村山愛助…水上恒司
小村チズ…ふせえり
坂口…黒田 有
小林小夜…富田望生
小村吾郎…隈本晃俊
羽鳥麻里…市川実和子
茨田りつ子…菊地凛子
村山トミ…小雪
羽鳥善一…草彅 剛

語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里

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