愛する人がいるということの意味「ブギウギ」

ブギウギタイトル ドラマ率直感想!

第12週「あなたのスズ子」58・59話

晴れて付き合うことになったスズ子と愛助。
「ほんじゃまぁ、愛の口づけでもしてもらいましょうかね」と一井と、唇をサスサスして満更でもなさそうなボンwと「んもう、何言うてはるんでっか」とスズ子。

結局、甘い甘〜い「いってらっしゃい」「行ってきます」で、しゅっぱ〜〜つ♡

芋を食って笑い合えるのが2人の世界

昭和19年3月。
世の中の状況は厳しさを増し、東京と大阪の大劇場は次々に閉鎖。
「それでもスズ子は歌い続けました」

ステージに立つスズ子と満面の笑みで拍手をする観客。この時代の数少ない娯楽なんだろう。かつて大和が言っていた「お客様は、現実を忘れに劇場にいらっしゃるって言ったけど、それだけじゃない。現実に立ち向かう力をもらいにくるの。生きる力

そんな観客に向かってスズ子は「皆さんの拍手がワテの力になります。励みになります。生きる糧となります」そう伝えて感謝し頭を下げる。

エンタメってきっとそういうこと。ステージに立つ側も応援する側も、音楽や映画や小説の世界が、現実を生きるワテらの意味につながる。

そして、支払いの半分は金ではなく芋。みんな、苦しい…
そんな中、警官はスズ子の衣装が派手だと注意にくる。アホや。
「だれも文句なんて言うてきまへんけど」とスズ子が受けると「今、ワシが言うてるんだ」って、アホの答えは斜め上で恐ろしい。お前だけおかしいって気づけや!!

「あんたがしょっ引かれたら終わりでしょ」と五木ひろきが間に入るが、まじなんやねんあの警官アホボケが!(まだ言う)

夜、スズ子は愛助に手紙を書く。
「ワテは歌いたいいう気持ちに溢れていますし、歌えることに大きな喜びを感じています。それは、愛助さんがいてくれてはるからです。愛する人がいるというんは、これほどまでに力を与えるものなのかと、感じています」

「あなたのスズ子」書いたスズ子は恥ずかしさで卒倒。受け取った愛助もまた「あなたのスズ子」で卒倒。お似合いか!

「スズ子と愛助。もう世界は2人、でした」
だから、10日会わなかっただけで「えらい久しぶりな気しますね」「はい。ひと月くらい会えへんかった気します」
もう今すぐにでもイチャコラが始まっちゃいそうな雰囲気だったけどでも大丈夫。「なーに見つめあってイチャついてっぺさ」って小夜の監視付きで安心しましたわ(爆)

芋食うだけで幸せそうなスズ子と愛助。恋の始まりってたーのしいよねぇ♡

「今月も赤字、と」呟くのは五木ひろき。そして見つめる母子の写真。誰!?
そんな五木ひろきは坂口に呼び出され、スズ子と愛助を別れさせられないかと迫られる。
「あの2人、どう考えても結婚は無理でしょう」
「まあ、ないでしょうね。福来が歌をやめない限りは」
スズ子のことがダメなのではなく、ボンを支える伴侶が必要な村山興業。

社長にバレる前になんとかせなあかん。
でも、あの二人は心底惚れ合ってますよ。

だから心配だと坂口「ボンはまだまだ世間知れずや」。坂口は「恋は盲目。二人を別れさせるのは容易なことじゃない」と返答。
ただとは言わないと金を出す坂口。金か…。

胡散臭い五木ひろきが本領発揮か?

で、五木ひろきはスズ子に向かって「あんたたち別れてくんない?」ってド直球!
は?
「だよね、は?だよねぇ」ってなんなんや。

五木ひろきは改めて、愛助と別れたフリをしてくれないかとスズ子に伝える。
うちの楽団は経営が厳しい。お前さんとあのボンボンが別れたらいくらか金が入ると説明すると、合点がいったスズ子は「ひいっ! あの坂口いう男、そうでしゃろ?」
やな男だよね〜?って胡散臭いお前が言うな!

スズ子は「それはできまへん。そういうバカ仕合はしとうないです」と当然お断り。
五木も食い下がるが「とにかくワテは、そういう姑息な嘘は好かんのです!」スズ子も引かない。

巡業で信州にやって来た、福来スズ子とその楽団たち御一行。
そこに「お父ちゃん!」と、どこぞの坊主が楽屋に入ってくる。「三平が早くひろきさんに会いたいって」と連れてきたらしい。いわゆる「来ちゃった」状態。愛助と同じか?(違)

そして、五木ひろきがその女性にお金を渡すところを見てしまうスズ子。さすが朝ドラヒロイン!
「お金、入り用なんでっか?」
僕だけじゃないでしょうよ。み〜んな貧乏な世の中だ

彼女は戦争で旦那を失った。旦那の親が地主で、後家になってからずいぶんいじめられている。←ん? スズ子の実親・キヌと状況が似ている!?
こっそり旅館の女中をしていたときに五木ひろきと出会ったらしい。

五木ひろきが本当の父親じゃないこともきっとわかっている三平ちゃん。「ああ見えてしっかりした子だ」やっぱり、スズ子と似ているんだなぁ
それを聞きスズ子は「ワテに少し工面させてください」と。そりゃ言うよねぇ

「よしてよ、そんなの。要らないよ。一文も得にもならないこと、好きでやってんだ」

そんな五木ひろきは、スズ子たちが演奏中に金を持って姿を消した。
「あの女と楽団の金持って逃げたんだ!」

援助したいと言ったスズ子に「こんなご時世に恋だなだってバカだとは思ってたけど、ほんとにバカだよ」と五木ひろきは言ったけど、それは自分に向けた言葉でもあったのだろう。

何から謝ればいいのか分からないので、とにかく謝ります。
ごめんなさい。
小生、既に村山興業の坂口殿から金をもらっていました。
あの2人をどうにか幸せにしたいと、小生、実はそればかり考えて生きてきました。
坂口殿からもらった金をわずかですが入れておきます。
スズさん、あんたは日本一の歌手だ。お元気で

五木が逃げ出したことを知ったボンは「僕に協力させてもらえまへんか?」と言い出す。
「そや! 僕に新しいマネージャーの人、紹介させてもらえませんか」とめっちゃいいアイデア閃いた顔の村山のボンが連れてきたのは「じい!」でしたyo!

「じい!!」「ボーーン!」の再会シーンがわらける。そして平和やぁ

「達者にしてたか?」「そらあもう、それしか取り柄はあらしまへんがな」と、大丈夫かいな顔のスズ子と小夜。村山のボンの親父代わりだったという山下達夫は「映画館やら芝居についれていってくれた」そうな。

今は何にもしてないという山下達夫だが「ワシは顔は広いでっせ。日本全国、北から南まで知り合いがいる」と言うことで、マネージャーとしては機能するんかな?

しかし「問題は社長」
大旦那さんにも早う死なれて、ボンのきょうだいも早う亡くして。
社長はボンために、女で一つで村山をここまで大きいしたんようなもんや。

交際する相手は結婚も見据えて、ボンを支える人はないとアカン言いますで。

「結婚なんてまだ早いわ」とボンは言い、スズ子はちょっと悲しげ?
ただ、交際を母親に隠していることについては「いつまでも隠すつもりはあらしまへん。時期が来たらちゃんと話すつもりです」←頼りないボンだけど、こういうところは素直に素敵だなと思う。

そんなこんなで、村山のトミがやってきましたでーーー!!!

・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
村山愛助…水上恒司
一井…陰山 泰
坂口…黒田 有
五木ひろき…村上新悟
二村…えなりかずき
小林小夜…富田望生
三谷…国木田かっぱ
四条…伊藤えん魔
山下達夫…近藤芳正
村山トミ…小雪

語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里

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