第10週「大空の弟」49話
茨田りつ子との音楽会、1曲目は「大空と弟」でいきたいとスズ子。
「よっぽど気に入ったみたいだね」
この歌は、宝もんや
合同コンサートのチケットは完売!
「こうしてスズ子は、茨田りつ子との合同コンサート当日を迎えました」
ブルースの女王とスヰングの女王の共演は話題を呼び、客席は満員。
そこには、カメと一緒の梅吉もいる。
歌うことは生きること
まずはりつ子のご挨拶。
本日はご来場いただき誠にありがとうございす。そして、羽鳥善一先生、私たちにこのような場を設けていただき、心から感謝致しします。
歌手は歌とともに生きています。この世がどうあろうと、絶望に打ちひしがれようと、
歌うことは生きること。何があろうとそのことに変わりありません。
一曲披露して舞台に戻ったりつ子の「お先」←ツボるわw
舞台にスズ子の姿が現れ、懸命に拍手を送る梅吉に胸熱。
そんな中で流れる「大空に弟」の伴奏。ホンマええ曲や。
「大空に弟」
かねてより 我らを苦しめた
憎い顔した 敵軍ども
日ごろ鍛えたこの腕で
重い小銃 抱え込み
があんと突撃しています
◯◯隊にて 六郎より
歌詞に驚いたような顔の梅吉。カメ(のカゴ)を大事に抱え上げる。
ラジオや新聞に もしや六郎の部隊の名が書いてないかと
どこにどうしているのやら
いつも◯◯◯部隊
◯◯方面 ◯◯隊
◯◯◯ばかりなり
◯◯◯ではわからない
姉さんも 弱いからだのお父さんと
いつもあなたのお話ばかり
ご親切なとなり組の皆様方の
厚い情けに守られて
何一つ不自由なこともなく暮らしています
これもひとえに弟の
おかげと思い 姉さんは
遠い戦地を偲ぶごと
厚い感謝に泣けている
歌が終わると、大きく拍手を送る梅吉。これぞ渾身の、とでも言うように。
そしてスズ子は力が尽きてしまったように泣き崩れる。
「福来くん、しっかりしなさい」←やさしい声色がまた泣けるのよ。
そのときスズ子が見た六郎は、笑顔でうなずいてくれるのだった。
六郎が、見に来てくれたね(号泣)
スズ子は再び立ち上がる。
羽鳥んとアイコンタクトを取ると、歌うは「ラッパと娘」
三尺四方からはみ出さず観客を沸かせるスズ子。
ええぞ〜スズ子〜! 梅吉もカメも六郎も大喜や!
・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
小村チズ…ふせえり
一井…陰山 泰
五木ひろき…村上新悟
二村…えなりかずき
小林小夜…富田望生
花田六郎…黒崎煌代
三谷…国木田かっぱ
四条…伊藤えん魔
羽鳥善一…草彅 剛
茨田りつ子…菊地凛子
花田梅吉…柳葉敏郎
他
語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里
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