ワテも六郎のことを思い出すと涙が出てしまうわ「ブギウギ」

ブギウギタイトル ドラマ率直感想!

第10週「大空の弟」47話

役場の人間から六郎戦死の報を受け取った梅吉。
気を使った小夜は廊下に立っていた。
「小夜ちゃん、なんでここにおんの?」

部屋に入ると暗い部屋に梅吉。
「どないしたん?」
見てみい。六郎が死んだって書いてある。
戦死やて。

気丈に振る舞おうとするスズ子が見ていてつらい

「間違うてる。日本は今戦争に勝ってるんやろ。勝ってるのになんで死ぬねん」
梅吉は六郎からの手紙を読み返し「やっぱり怖いとも助けてくれても書いてへん」←って、本当のこと書けるわけないのよ(泣)

梅吉がわちゃわちゃ言う中、手紙をじっと読むともなしに見つめていたスズ子は「よう、わからへん」と。「そりゃそうや、紙切れ一枚やで」

それで六郎が死んだ言われハイそうですかなんてな。

何かの間違いだって、こんなん誰だってそう思いたいよ。ワテかて思いたい。
誤報であって欲しいもの…

翌日、小夜は事務所に向かい、六郎の件を楽団たちに伝える。
「オレもまだ、なんて声かけていいかわからなく。そういうわけで事務所にもしばらく来れないと思うけど」。そんな話をしていたらスズ子がやって来た。←だよね(苦笑)

売り込みに行くというスズ子からチラシを奪い「頼むから休んでてくんち」と小夜。
部屋にいるほうがしんどい、ワテのことなら大丈夫だとスズ子は言うが、
「なんも言えねえ」状態の楽団たち。

スズ子は気を使わせていることに気付き「ほなら帰りますわ」と出て行く。
追ってきて小夜に「困らせてごめんやで。せやけどな、じっとしてたら気がおかしくなりそうやねん」

スズ子は歌を歌えなくなっていた。←そりゃそうや。

気抜くとな、六郎のことが頭に浮かんでくんねん。どんだ気持ちで死んでいったんやろう。怖かったやろなぁ。寂しかったやろな。可哀想やったな。

昭和16年12月8日

六郎からのハガキを見つめるスズ子。

 前略
 お父ちゃん ネーヤン カメみな元気ですか?
 ミミズあげてますか? ワイの代わりに頼みます。
 カメにワイがよう頑張ってるて傳へてください。

 ワイは毎日空を見てゐます。同じ空の下に
 カメがゐてると思ふと元気が出ます。
 お父ちゃんとネーヤンも元気で。
                   早々
                 花田六郎

「また眠れなかったのかい?」とチズに聞かれたスズ子は
「昨夜はなんでか眠れたみたい」だとスズ子。
せやけど、なんや六郎に申し訳ない気分や。ワテばっかりあったかい布団で。
何もやましいことなんてないよ。弟さんだって安心しているはずさ
「そうやろか…」「そうに決まってる!」

事務所に出てきたスズ子「今日からまたよろしくお願いします」と皆に挨拶。
そこで、第二次世界大戦が始まったことを知る。

ラジオから流れる臨時ニュース。

チズたちもラジオの前にいた。
「勝てば景気もよくなるかね」「バンザーイ!」←こういう反応が大半だったのかと思うと、ガックリきちゃうよなぁ。身近な人間の身内が戦死したというのに、そこはスルッと抜け落ちてしまう空気がそこにあったかと思うと、ゾクっとしますね。そしてそれは、いつだって起こり得ること…

戦争だ。ついに、米兵と戦争が始まった

楽団たちも「やった! ついに来た」と声を上げる。
「日本が勝つぞ」「バンザーイ!」←なぜ勝てると思ったんだ、、
号外が配られた街中も同じ反応。
バンザーイ! バンザーイ! バンザーイ!
何にもわからない子どもまでも「バンザーイ!」と開戦を喜ぶ。

スズ子のやけくその「バンザーイ!」
こんな想いをさせてはいけない。こんなバカみたいなことは繰り返してはならない。
後世の我々は、戦争ダメ絶対! を胸に刻み込まなければならないのだ。

・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
小村チズ…ふせえり
伝蔵…坂田 聡
一井…陰山 泰
五木ひろき…村上新悟
二村…えなりかずき
小林小夜…富田望生
花田六郎…黒崎煌代(声)
三谷…国木田かっぱ
四条…伊藤えん魔
羽鳥善一…草彅 剛
茨田りつ子…菊地凛子
花田ツヤ…水川あさみ(写真)
花田梅吉…柳葉敏郎

語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里

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