第8週「ワテとお母ちゃん」40話
「ツヤちゃんはシミったれたのが好かん!」
ツヤが旅立った日、はな湯に集まったはな湯御一行とタイ子ちゃん。
しかもタイ子ちゃん、妊婦!
「ワテもスズちゃんとこみたいな、賑やかな家庭築きたいわ」とタイ子は言うが、東京住まいで出張の度にタイ子を指名したという、そのおなかの父親は、独り身なんか? 家庭持ちちゃうんか?
ツヤちゃん、化けて出てワシ蹴飛ばしてくれ〜!by梅吉心の叫び
ツヤの信条、義理と人情が起こした奇跡
「お父ちゃん、ワテと一緒に東京行かへんか?」スズ子は梅吉に提案する。
「ここはどないなんねん」そりゃ当然そう言うわな。
「やっぱり、売るか、閉めるかせんとアカンのちゃうか?」
銭湯の売り上げは赤字だし、ツヤの治療費もかかった。
でも「はな湯がのうなったら、ツヤちゃんがほんまにおらんようになってまう」わかる。わかるけど、残された者がどう生きるか考えることも、めっちゃ大事なんよ梅吉!
それを立ち聞きしていた(影がもろ見え!)ゴンベイが入ってくる。
ツヤにもらっていたお給金を全部貯めていたゴンベエは「このお金、使ってもらえまへんやろか」と、200円を差し出す。「恩返しできることがあれば、それに使いたいととっておいた」と言う。
けれど「200円。ここ建て直すんは、その倍は必要やわ」ガビーーん!
スズ子ははな湯を見上げてお母ちゃんに謝り、はな湯を畳むことに決めた。そしてはな湯御一行様に頭を下げる。「皆さんには、ほんまにお世話になりました」
「さみしなるで、はな湯のうなったら」
「しゃあないやろ、スズちゃんかていっぱい考えたんや」
「ワシがやったる、な。ワシにはな湯やらしてくれや」←どちらからも返答がない、アホのおっちゃんの頼みw
もう、終わりやな。そんなしんみりしていたところにめっちゃ場違いな本上まなみIN!
「ごめんなさい」からの「玉さん? 玉さん!」ってなんやなんや!w
呆気に取られるはな湯御一行様と視聴者置いてけぼりで、まなみは続ける。
「こないに髪の毛短うなって。せやけどよう似合ってます」←短いとかそんなんやなく、ハゲやけどなw
どちら様でっか?←茶の間も含めてみんなの疑問を口にするスズ子。
「えろうスンマヘン。ワテは三沢光子いいまして、京都の旅館で女中をしている者です」とまなみ。
まなみ本上光子が言うには、ゴンベエは伊福部玉五郎という名前らしい。船場にある大きな呉服屋の若旦だったという。
若旦さん!? ほんまかいな?
しかし、ゴンベエの親が早くに亡くなり「玉さんが跡を継いでから、すぐにお店は傾いてしもたんです」
ボンクラ若旦やったんかい!←こらこらこらこら
そうではなく「取り巻きが悪かったんです」と光子。
玉さんはええように使われて。大きな借金作ってしもて。そんなときに、玉さんがどこぞの川に飛び込んだいう噂を聞いて。
「道頓堀に飛び込んだんを、ワテのお父ちゃんが助けて連れてきたんです」話が繋がったど!
「ワテ、いつか必ずや玉さんに会える思うて生きてきました。そしたら、たまたまワテが働き出した旅館に、これが」と光子が差し出したのは尋ね人のチラシ。
こ、これお母ちゃんが描いたやつや!
「これをそこらじゅうにばら撒いといたら、いつか誰かがあんさんを見つけてくれはるわ」ニカっと笑うツヤの笑顔がええな。
「そんなアホな」奇跡は、ちょっと宙に浮かんだツヤがニヤニヤしなが見てそうでほっこりしますわ。
そして、まなみ本庄光子は続ける「玉さん、ワテを玉さんのお嫁さんにしてください」
ずっと、ず〜っと玉さんのことを慕っておりました。いつか会えたら玉さんと暮らそう思て、コツコツと貯金もしてましんやで。少ないんでっけど、200円あります。
200円!? 足したら400円!!!(よくできましたw
「これでワテと、人生やり直してもらえまへんか?」
ゴンベエは、急な出来事に頭を抱える。
「何迷てんねんお前は。ワシが代わりにもらうぞ」とアホのおっちゃん。
ゴンベエは「迷てるんとちゃいます」と。「今、ものすごい嬉しゅうて」そう言ったときのゴンベエの顔が、100点満点なので許す!
何も思い出せまへんけど、こんなワシでよかったら一緒になっておくれ。
それで、もしよかったら一緒にこの風呂屋をやってくれまへんか?
「乗っ取るんか」とはアホのおっちゃん。ちょっと1分、黙っててw
たまたまやけど、ワシも200円貯めてます。これは、あんたとやり直すためちゃうかと。せやから2人のお金を合わせて、一緒に風呂屋をやってくれまへんか?
まなみ本庄光子はもちろんOK。
「ツヤさんの起こしてくれたこの奇跡、無駄にしたないです。ワシにはな湯をやらせてください!」ゴンベエは土下座して、梅吉とスズ子に願い出る。
ほんまに、お母ちゃんの贈り物ものかもしれへん。な、お父ちゃん。
あんぐりの梅吉だが「社長はワシやぞ」と一応言ってみたwww
そんなら店開けよう、今日は、タダや!
「いや、半額や。ツヤちゃんやったらそう言う」
梅吉スズ子に幸あれかし
「すごいなお母ちゃんは。最後にえらい奇跡起こしてったな」とスズ子。それに対し梅吉は「ツヤちゃんの意地や」と。そうなのかもしれへんなぁ。
「幸せにしてやりたかったな。もうちょっと、かっこええとこ見せえたりたかった」
しゃあないやろ。お父ちゃん、めちゃくちゃかっこ悪いもん
「あほ。そのセリフはお母ちゃんしか許さへんぞ」
お父ちゃんとおったんが、お母ちゃんのいっちゃんすごいとこで、いっちゃんアホなとこや。
お父ちゃんはツヤちゃんと出会ったことが、いっちゃん幸せやった。←でしょうね!
梅吉は「ツヤちゃんのおらんはな湯にワシがおるんは、なんやちゃうんや」と言う。
「ほなら、やっぱりワテと東京行こう。一緒に暮らそう」
ほんまにええんか?
「当たり前や。親子やで」
おおきに。
「当たり前におおきにはいらん」
当たり前やからおおきにや。
旅立ちの日。「梅吉スズ子に幸あれかし」と横断幕。
ゴンベエが言う「いつでもええ湯、沸かしときます!」には信用しかないな。六郎が戻ってきたら、ええ湯で疲れを癒やしたってなーーーー!
「花田梅吉 スズ子!日本一!」ありがとーう!
大阪の皆さんとは、しばしお別れかな? またどこかで会いたいけど、どうかな。
戦争が近づいてるしな…
・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
易者…なだぎ武
アホのおっちゃん…岡部たかし
ゴンベエ…宇野祥平
熱々先生…妹尾和夫
アサ…楠見 薫
キヨ…三谷昌登
光沢光子…本上まなみ
タイ子…藤間爽子
花田ツヤ…水川あさみ
花田梅吉…柳葉敏郎
他
語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里
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