むしぃ?の六郎からツヤのエグい愛とスズ子の意地と盛りだくさんだよ!「ブギウギ」

ブギウギタイトル ドラマ率直感想!

第8週「ワテとお母ちゃん」38話

モリモリ飯を食う六郎でスタートよ!
「モノぐっついおいしいわ! ええなぁ姉やん毎日こんなにうまいもん食って!」
「ゆっくり食べえな、こんな夜中に」
って、そうだよね、突然訪問してきてくれた六郎に、わざわざご飯を出してくれる小村夫婦。本当にあったかいねぇ。

「それにしてもあれだね、きょうだいだってのに全然似てないねぇ」
「当たり前や! ワイと姉やん、血がつながってな」
バチコーーーーん!
「痛った! なんやねんな」
間が最高すぎるんやけど?www
「虫や」「虫」?

「ワテはお母ちゃん似で六郎はお父ちゃん似なんです」
「いや、ワイはお父ちゃんよりお母ちゃんに似て」
ペッチーーン!
「痛った!」

「虫や」「むし?」←六郎のむし?の言い方、ツボるわwww

スズ子にしか吐き出せなかった六郎の気持ち

スズ子の部屋に入ると、大興奮六郎!
「おおお! ええ部屋やな! 綺麗やな! ええな!」
畳にスリスリする六郎かわいいよぉ

「あんた、何しに来たんや」とスズ子もめっちゃうれしそう。
六郎は、赤紙をスズ子に見せて
「すごいやろ? ワイ入隊したらいつ戻って来られるかわからへんから、行く前に姉やんに会おう思たんや。やさしいやろワイ」って、スズ子も笑うしかないwww

2人並んで布団に入るとツヤの話に。
「だいぶ悪いんか?」
「あんまりようないかもしれん。お父ちゃん、しょぼくれてるし」←六郎もさすがに察してたんやな。ツヤがただの風邪じゃないこと。

「せやけど大丈夫や。ワイ、お母ちゃんと約束したんや。敵ぎょうさんやつけるから、お母ちゃんも早よ治すんやでって。わかった言うてたわ」

せやけどな、ワイかて不安やねんで。
軍隊に入ったら、またバカにされるかもしれへんやろ。

「あんたのことかいな」とスズ子はちょっと呆れたけれど、そうじゃない。

それに死ぬかもしれへんやろ。
六郎は兵隊に加わることがどんなことなのかちゃんとわかっていた。無邪気に戦争ごっこしてたからわかってへんかと思ってたよ。

ワイな、寝るときに考えてまうねん。し、死ぬって、どんな感じなんやろって。
どないなって死ぬんか思うと、頭おかしなりそうなるんや。

ここで、六郎はスズ子に背を向ける。
ワイ、死ぬときに一人は嫌や。死ぬんやったら、みんなでせ〜のがええわ。
「もうやめとき」

死ぬ直前いうんは、きっとごっつい痛いやろ。
めちゃくちゃ怖いんちゃうか。
目の前が急に真っ暗になるんかな。
その後どうなるんや。

これさ、死が近づいているツヤも毎日感じている不安でもあるんだろうな…

スズ子は言う。「あんたは死なん」
「せやけど、人間みんな死ぬやろ。怖いわ。怖いの好かんねん…」真理を突く六郎、再び。

頭から布団をかぶった六郎「姉やん、そっち行ってええか?」
「ええよ、おいで」

六郎はスズ子にしがみ付き「ワイ、死にとうないわ。死にとうないわ」と泣く。
ツヤもきっと毎日そう感じている。
怖くて怖くてたまらなかった死への不安を、ツヤにはよう言えんかったな。
もちろんお父ちゃんにも言えない。
スズ子に吐き出せてよかった。きょうだいて、ええな。

翌朝。
「ほな、行って参ります」と六郎。
あ、参りますはアカン言われたんや。生きて帰るみたいやから行きますやって。
「ほなら、参りますでええ」←それな!
「そやな。参りますや」

六郎はスズ子の舞台を見ていない。だから「また見にきてな、必ずや」「必ず来るで」←絶対、絶対、約束果たすんやで六郎!!!!!

「ほな、行って参ります!」←キリリとする六郎、振り返らない六郎。絶対に必ず戻ってくるんやで(泣)

ツヤとスズ子の欲を責めることは誰にもできん

大阪の梅吉ツヤ夫婦の夜。
「ワテ、バチでも当たったんやろか。こんな早う死ぬなんて、思いもせんかったわ」←もっと早くに医者に行ってればさ! 言うても詮ないことだけど…

「やっぱり、スズ子をキヌに会わせんかったから、そのバチやろな」と言いつつも「このまま何があってもスズ子をキヌに会わせんといて欲しいねん。これから生きていくワテの知らんスズ子を、キヌが知るんは耐えられへん」すごいな、愛が大き過ぎてエグい方向にいっとるな。

「性格悪いやろ。醜いやろ」
けれど梅吉は言う。「醜いくいことあらへん。ツヤちゃんはやっぱ最高の母親や」
ツヤの気持ちを理解するのは難しい。性格が悪いとは思わないけど醜いとは思う。だけど、己の醜さよりもスズ子への愛なんだろう。その愛がツヤを狂わせる。愛情だけではない、独占欲のようなもの。自分が産んだ子は早くに死んでしまっているから、そこから少しツヤは狂っていったのかもしれない(理解はできなくても、ツヤはスズ子にとっての最高の母親であることに変わりはないと思う)

そして、スズ子にまた電報が届く。「ハハキトク」
思わず、膝から崩れ落ちるスズ子。
「すぐ帰ってあげな」とチズは言うけど、そうなると舞台に穴を開けることになる…。

演出の竹田は「舞台を生業にしている者は、親の死に目に会えないと思っていただきたいのですね。何より、お客様にとって福来くんの変わりはいいないと思うですね」

僕は帰ってもいいと思うけどね、大阪に。
お母さんの病気に弟さんの出征も重なったんじゃ、正気でいられないのはもっともだ。
ただ、お客さんはそんなことは知る由もない。
「ステージに立つ以上は、それは関係ないんだ」ニッコリ羽鳥ん。
むしろ自分の苦しい心持ちを味方にして、いつもよりいい歌だなんて言われるくらいじゃなきゃ、僕はダメだと思う。

「僕の言ってることはおかしなことかもしれないけど、それができないなら福来くん、すぐに大阪に帰ってあげなさい」最初に言った「大阪に帰ってもいい」の意味が反転しちゃったぜーーーー!(さすが笑う鬼

それで君の価値が下がるなんてことはないさ。ただここに残るなら、それぐらいの覚悟で歌って欲しいということです

そしてスズ子の脳裏には、母との約束が。
「これからはウチだけやのうて、お客さんにもぎょうさん福を届けたり!」

「ワテ、ワテ、残ります。歌わせてください!」
舞台に立つ前にスズ子はツヤに語る。
「お母ちゃん、ワテは、歌手として、もっと大きいなりたいんや。もっと」

そして「センチメンタル・ダイナ」を歌い上げたスズ子を見つめる羽鳥の表情!
「いつもよりいい歌」なんてもんじゃない。
これを機に、スズ子はもっと大きな歌手に近づいていくんだろう。

・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
小村チズ…ふせえり
辛島一平…安井順平
一井…陰山 恭
竹田…野田晋市
花田六郎…黒崎煌代
羽鳥善一…草彅 剛
花田ツヤ…水川あさみ
花田梅吉…柳葉敏郎

語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里

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