第8週「ワテとお母ちゃん」36話
昭和14年9月、第二次世界大戦が始まろうとしていた。
日本では戦争に協力しようとする機運が高まっていたって、はぁ、ヤダヤダヤダヤダ…。
お米も配給制になると噂。
「ま、兵隊さんに不自由なく食べてもらわなきゃいけないから、我慢しなきゃね」←チズのセリフは世間一般の声なのかもしれないねぇ。
「おかわり、よろしいでっか?」聞いてねwww(いや、スズちゃんはいいのよって言われていたもんね!)遠慮なんて知らねー、それが朝ドラヒロインよ!(爆)
戦争が近づいてくる。日常が壊されていく…
松永のボンに代わってやってきた演出の竹田は「時局に合わせた舞台にしていくことで、梅丸楽劇団は、お国のため庶民のための劇団になれると、私は思うんですね」と発言。
「国民の方々に力を与える劇団になるために」
演目や演出の方向転換を迫られるUGT。
竹田はスズ子の化粧にも口出し。「化粧なりを、もう少し地味にしてもいいと思うんですね」
竹田が大切にするのは「楽しいより安心」。というか、辛ポンと同じようになるべく目立たないように、というあたりでせうか。
「おとなしゅうするんが、お国に奉公言うことなんでっしゃろうかねぇ」
とりあえず、派手なことだけ慎めばいいだろうと辛ポンは言うが、羽鳥は大阪にいたころ、ダンスホールの取り締まりが厳しくなったと話し始める。
「公序良俗に反するなんてさ。あれ以来、世の中の空気がどんどん悪くなってる気がするな。そのうちジャズは、愛国精神が足りないなんて全面禁止になってしまうんじゃない?」
ワテ、ジャズ歌っとっても日本大好きでっけど。←それな!
しかし、辛島の「そんなに不安にならなくても大丈夫ですよ」の説得力のなさったらないね(苦笑)だけど、竹田の息子は戦地にいるらしく、いろんな思いもあるんでしょうとフォロー。
いつの時代もいろんな立場の人がいる。何が正解かなんてわからない。
でも、戦争は絶対あかん!
熱々先生の診察を受けるツヤ。番台は六郎が務めている。
アホのおっちゃんは「六郎、ワシから金取ろうとすんねん」って当たり前体操なことを言っているし、易者は「もう少しで戻ってくる」とか言う。やめろ!(そしてきっと、このワチャワチャさえ愛おしく思う日が来る。きっと来る…)
熱々先生は大きな病院で専門の医者に診てもらったほうがええと言う。
でもツヤは行きたくないと拒否。そんなら、同期の医者を連れてくれると熱々先生。
ツヤ、病院行けヨォ!!!!
病名を診断されるのはそりゃ怖いけどさ、向き合わなきゃいけん。
でもツヤって、キヌとスズ子のことからも逃げてたし、結局、向き合わなきゃいけないことから顔を背けてしまう人なのかもしれんな。それが悪いとは思わない。いやむしろ、それが人間なんだよというところを避けずに描いていると思う。ほんと、ブギウギは攻めてるドラマですわ。
羽鳥と麻里の出会いがいいじゃな〜い♪
そして東京では、「これっぽちも笑えない」と御立腹&酔っ払いの羽鳥ん。
「遠くウクライナのキエフなんてところから大阪くんだりまで、音楽の楽しさを教えにきてくれた」メッテル先生。そんな彼を、政府は国外退去したらしい。
理由は「ニッポンジン、オバカサンンネ!」って言っただけで!←用意に想像できるニッポン政府て…。
なんやねん! どっちがバカさんやねん!
本当におかしな世の中ですよ。どうなってまうんだこの国は。←羽鳥んそれは今もなのよ!!
羽鳥んはふて寝するということで、さっさと寝室へ。終始あんぐりのスズ子。
「先生でも酔っ払いはることあるんですね。ワテ、先生は普通の人とはちゃう、思ってました」「あの人も普通なところは普通よ」そんな会話から、羽鳥と麻里の出会いを聞いちゃうスズ子。
羽鳥んと奥様の出会いは劇場近くの喫茶店。羽鳥んは毎日その店に来て、楽譜を書いていたそう。注文は決まってアイスコーヒーだったのだが、ある日「ナイスコーヒー」と注文する羽鳥ん。麻里はその言葉に笑って「うちのコーヒーはいつでもナイスですうわ」と答えた。すると「突然ですが、僕とお付き合いしてくれませんか?」と言われたらしい!
羽鳥んは、30日間毎日アイスコーヒーを頼んで、31日目に「ナイスコーヒー」って冗談を言ってみる。←ナイスコーヒーって冗談だったんですねw
そのとき、麻里が笑ってくれたら告白しようと決めていたと。
スズ子は「なんでっかそれ!? ただの危ない人やないですか」と言っていたけど、おもしろいやないの。ワテは好きやで。麻里も「私なんだかおもしろい人って思って、OKしちゃったの。そしたらその一週間後にプロポーズされたのよ」
絶対に危ない人ですわ。←いやスズ子、はな湯にはもっとおかしな人おるやろ! 思い出せ!
プロポーズは劇場の前で。「いつかここでジャズを演奏するのが夢だ。その夢を一刻も早く叶えるために、結婚してほしい」←って、このプロポーズはイヤかもw
でもそれは、メッテル先生のアドバイスらしい。「早く結婚して身を固めることが、音楽のためだ」と。「なんでっかそれ、自分勝手や!」とスズ子はあり得へんみたいに言うが、麻里的には「その彼のばかみたいな素直さに」惹かれたよう。熱々ですね!
そして、スズ子から失恋したばかりだと聞くと麻里は「じゃあ、その失恋を肥やしにしなくちゃね」と。生きるってことが肥やしよ。←ありゃ、名言! スズ子も書き留めてますw って、これもまためちゃくちゃ後々グッと来そうな言葉やな。だってこれから戦争がやってくるのよ…
帰宅すると、スズ子宛に電報。「ロクラウアカガ ミキタ」
六郎に赤紙。とうとう来てしまった…
「花田六郎さん、おめでとうございます。召集令状です」
召集令状が来てあんなに喜ぶ人物、見たことない。すでにツラいぞ…
真っ赤な召集令状を持って、速攻ツヤに報告する六郎。
すぐにお母ちゃんに報告するところ、ほんまきょうだいそっくりやな。
赤紙や! お母ちゃ〜ん! 赤紙来たで! やっと来たで!
ワイにもちゃんときたで!
甲種合格しても。鈍臭いお前には赤紙けえへんいうやつおったけど、ちゃんときたわ。
すごいやろ? なぁワイすごいやろ!
声を出せない梅吉に変わって、「すごいなぁ、さすが六郎や」となんとか伝えるツヤ。
「赤紙や!やった!やったで!」無邪気な六郎がツラすぎる。
電報を受け取ったスズ子は、「あの子が兵隊なぁ。大丈夫やろっか」って大丈夫やないやろ絶対!(泣)
・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
小村チズ…ふせえり
辛島一平…安井順平
易者…なだぎ武
アホのおっちゃん…岡部たかし
熱々先生…妹尾和夫
アサ…楠見 薫
一井…陰山 恭
竹田…野田晋市
花田六郎…黒崎煌代
羽鳥善一…草彅 剛
羽鳥麻里…市川実和子
花田ツヤ…水川あさみ
花田梅吉…柳葉敏郎
他
語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里
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