第6週「バドジズってなんや？」28話
スズ子より2時間も前に入っている羽鳥に「遅なってすいません」とスズ子。
「あぁ、おはようおはよう。ちょっと待ってぇ」
「よしOKだ」と羽鳥の準備が整うと改めて「よろしゅうお願いします」と挨拶。
「はい、よろしゅう」羽のように軽い羽鳥ん。
そして「はいこれ楽譜ね」と「ラッパと娘」の楽譜を渡す羽鳥ん。
昨日スズ子の声を聴いて、少々書き直したらしい。
「はぁ」
って、本当に「ブギウギ」はテンポが早いですわ！
スズ子たちの稽古が始まった！
レッスンの前に、スズ子は羽鳥に質問をする。
「この『ラッパと娘』という歌、どないな具合で歌たらよろしいでっか。これまでワテが歌とうてきた歌と、ずいぶん雰囲気がちゃうんですけど」
まぁ、好きに歌ってごらん。福来くんが好きなように歌うのが一番いいんだ。ハイ、スリートゥワン、ゼロって、早いwww
「楽しいお方も〜、悲しいお方も〜、誰でも好きなその歌は、バドジズデジドダ〜♪」
鈴子は、羽鳥の顔色を見つつ懸命に歌う。
ニコニコピアノを弾きながらニコニコ歌に耳を傾けていた羽鳥だが、ピアノを止める。
スズ子「よろしいでしょうか」
USKではそう歌うよねぇ。それはそれで素晴らしい。でもこの歌はそうじゃないかもしれないなぁ。なんだか聴いていてあまり楽しくないゾォ
ジャズは楽しくなくちゃ。
福来くんは今歌っていて楽しかったかい？ ワクワクした？
…どない、でっしゃろ？
「どないでっしゃろじゃあかんだろ。楽しくなるまで何回でも行こうか」←自分の気持ちがわからんというスズ子にはダメ出しをする羽鳥。大人になるってそういうことなんだろね。
スズ子が同じように歌い出すと「違う」と止める。
「スンマヘン」
「謝らなくていいんだよ、悪いことしてるんじゃないんだから」ってことだけど、ハイ、スリートゥワン、ゼロ！って早い早い早い！
うん、違うな〜
違うな
スウィングスウィング
もう一度
はい、もう一度
「福来くん、ジャズだよジャズ」ニッコニコの羽鳥ん
「あの、どないな具合に歌たらよろしんでっか」堪らずスズ子は最初と同じことを聞く。
「ジャズ言われても、ようわかりまへん」←だよな。
「うーん、言葉で説明してもしょうがないよ。歌うのは福来くんなんだ。福来くんが楽しく歌えればそれでいいんだ。バドジズできればいいんだよ」
スズ子の気持ちもわかるし、羽鳥んが言いたいこともわかる！ けど、プレーヤーは堪らんな、この練習方法。
バドジズ、ってどういうことなんでっか？
「それは知らないけど」知らないんかーーーい！
今の福来くんは、全然バドジズしてないよねぇ。それじゃもう一度行くよ。スリートゥワン、ゼロ！←逃げ場ゼロ！
何度歌っても「バドジズしてないねぇ」って言われちゃう。「バドジズ」ってなんやねーん！言いたいよな、スズ子w
そんな練習風景を見守る松永のボンと辛ポン。
「あれじゃ彼女、なにもわからないんじゃないでしょうか」ええ、わかってませんよ！
「もっと具体的に教えてあげないと」と辛ポンはもっともなことを言うが「善一に具体を求めても仕方ないだろ」ってそうなん！？ アレだな、善一は感覚人間だな。教えるのって難しいから！
「Missスズ子が自分で何かを掴まないとね」ってだから、わかるんだけどさ。ジャズが何かくらい教えてあげれやーーー！ ま、見本を聴いちゃうとそれに傾く危険もあるけどさ…。
とうとう「喉潰れてまいますけど」とスズ子が弱音を吐くと「いいんじゃない、潰れても。君の好きな茨田くんだって、『別れのブルース』のときは喉を潰したし、このくらいのレッスンで彼女は音を上げなかったなぁ」ぐぬぬなお返事。鬼や！
そして秋山も「もう一度」を食らってたーーー！
「ごっついしんどいです。男の人と踊るんは。もう、体力が違います」
声が枯れているスズ子も、出だしだけで500回くらい歌ってヘトヘト。
そこに現れる松永のボン。
立ち上がるスズ子たちにカムダウンとリラ〜ックスと、チョコレートを与えて「チャオ」と去っていく。あ、「頑張るんですよ」も言ってたか！
早速パクつく秋山「林さんの生き血より効きそうやわ」www
スズ子はなんしか意識しちゃってますなぁ←でもな、松永のボンはやめておけ！
通用せんかもしれへんけど頑張るのみやな！
はな湯では、スズ子の不在を寂しがる常連さんたち。お久しぶり！
「行ってもうてもう3年も経ったんやな」とアホのおっちゃん。時間経過したんか思うからやめて！
「あいつ、手紙の一つも書いてけえへんな」って、ホンマ梅吉も大概やでw
「アホ！ 東京行ってまだ3日やがな」それな！
「せやけどワシ、3日前に手紙書いたけど、返事あらへん」って、手紙がまだ着いてないでしょうね！「行った日に書いてどないすんの？」←ま、アホでよかったわなんか救われる。
下宿先での夕食はちゃんこ鍋。あったかいごはん、沁みるよねぇ。
「通用せんかもしれません」と落ち込むスズ子たちに、元相撲取りの旦那のことを例に挙げて励ますチズ。「私と恋して頑張れた」んだそうで、まさかチズさんらのキッス話を聞かされるとはねw
で、梅吉の手紙は無事スズ子の元へ。
「元気か。こっちはみんな相変わらずや」ってまだ3日しか経ってへんわってツッコむスズ子だけど、それ、実際は3日前に書いてるから数時間しか経ってへんのやで。どういう始まり方しとんねんw
「元気か。こっちはみんな相変わらずや。東京はどないや。下宿の人や梅丸の人は優しいか。お父ちゃんはいつでもお前の手紙待ってるからな。早よ書いて寄越してな。なるべく早くやで。絶対やで。頼むで。お父ちゃんより」←めっちゃ催促してるやん。そりゃ、返事がないってウジウジするわな！
秋山は窓辺でなんだかセンチメンタル？
「明日の稽古、気鬱なんか？」とスズ子が尋ねると「実は行くのがちょっと楽しみやなぁって」
なんで？←なんで言うな！
「中山さんに会うのが、ちょっとだけ楽しみ言うか」
なんやアンタ、まさかほんまに好きになってしもたんか？
好き、言うか。ウチが目指していた男役は、ああいう風に踊る人やなって。
で、スズ子はどうなのかと秋山がツッコむ。
「松永さん。素敵やないですかジェントルマンで」ジェントルマンに描いてたんかーい！
「恋は、チョコレートの味がするらしいですよ。リリーさんが言ってました」
「あ、秋山は（ツバごっくん）し、したことあんのか、キ、キッスは…」
「…ないです」
なんでサスペンス風味なんや！！！！
「ああ〜！」ジタバタするスズ子。なんですのん！←それな！
で、「ワテ、歌うてくる！」と部屋を出ていくスズ子はん。
昔からスズ子はほんま、よう自主練する子やな。
サラッと描かれちゃってるけど、ほんま努力の人やで！
・キャスト・
作…足立紳 櫻井剛
福来スズ子…趣里
松永大星…新納慎也
小村チズ…ふせえり
辛島一平…安井順平
アホのおっちゃん…岡部たかし
中山史郎…小栗基裕
秋山美月…伊原六花
ゴンベエ…宇野祥平
アサ…楠見 薫
花田六郎…黒崎煌代
羽鳥善一…草彅 剛
花田ツヤ…水川あさみ
花田梅吉…柳葉敏郎
他
語り…高瀬耕造アナウンサー
主題歌…「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里
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