第26週「スエコザサ」130話
北海道帝国大学での講演の帰り、東北帝国大学の招きを受け仙台に立ち寄った万太郎。出発前は寿恵子の体を心配していたが、“うちを一歩出たら万太郎と植物だけ”になる万太郎まじ万太郎。(そういう狂気じみたエピソード、もう少し見たかったよねやっぱり)
そこで万太郎の目に留まったのは、アズマザサに似ている植物だったが「けんど、違う」。
葉のほとんどが外側に向かって巻き込むようになっている。
「のう、初めまして」←色気!!!
翌年4月、竹雄と綾が沼津から上京してきた。
新しい酒は輝く峰と書いて「輝峰(きほう)」と名付けたそうな。
「えい名前じゃのう」
「今日も生きて暮らしていく。そういう人の営みとともにある名前にしたかったがよ」と綾。
綾の夢だった新種作りとその完成を祝って、槙野家みんなで輝峰を味わう。
「このお酒、おいしい」寿恵子にそう言われて、ホッとした顔を見せる綾。
「酒をうまいと思うたの、初めてじゃ」←下戸万太郎、大丈夫か!?
「おいしいです、飲みやすい」「ほのかに甘口、けんど爽やかで」ええ声百喜。「スッキリしててる」「毎日飲みたいです」。綾が目指した通りの新酒ができて何より。
寿恵子は言う「まるで晴れた空みたいな…」。「ありがとう、うれしい。ありがとう…」
ワシがカエルになる前に言わせてくれ。←www
2人とも新しい酒、ほんまにおめでとう!
図鑑はまだできてなかった!?
図鑑の原稿の束を見て「ようがんばったの」と竹雄。
「こんなに多くの草花と出会うてきたがか。図鑑はもう完成ながじゃろう?」
「もう一種類、今から新種を加える」←図鑑に加えるのはいいけど、その前に新種の論文も書くとなったら、また図鑑発行が先延ばしになるじゃん…とは思ったよね(汗)
「面白いササじゃ。葉の縁が巻いちゅうき、葉が波打って、おかげで光によう映える」。葉の表面には白い毛が履いている。「その細い毛が光に透けて、キレイじゃった」
「この子、名前はなんて付けるが?」
「イネ科のササ属、学名は…」
(焦らしてからの〜、時がどれほど経ったかは不明〜の!)
縁側でウトウトする寿恵子に、完成した植物図鑑を見せる万太郎。
蝉が鳴いているから春から夏に季節は移ったんですね!(朝ドラってながら視聴している人もいるから、時間経過はなるべくわかりやすいほうがいいかもね。粋ではあるけど)
「できたき、ワシらの図鑑」。タイトルは『日本植物図鑑』
理学博士 槙野万太郎
図鑑を開くと、槙野万太郎からの謝辞。
池田蘭光、里中芳生、野田基善、田邊彰久、徳永政市、大窪昭三郎、波多野泰久、藤丸次郎、堀井丈之助、山元虎鉄、野宮朔太郎。彼らの恩と感謝を伝える。
次に、山元千歳、槙野百喜、槙野大喜、槙野千鶴へサポートの感謝。
妻の槙野寿恵子にはともに歩んで、図鑑を完成させることを夢見て、完成まで導いてくれたことへの感謝。
そして、「我ガ娘ノ園子ニ」←ここはもう、何度見ても泣いちゃうわね。
「キレイ、万ちゃん。こんなにたくさんの草花」
「3206種、載っちゅうき」。
「3206種…。万ちゃん…らんまんですね」
「らんまんじゃ」
万太郎は、最後に加えた新種のページを寿恵子に見せる。「すえこざさ」はカラー版で!
「スエコザサ、私の名前?」「うん」。
学名は、ササ スエコアーナ マキノ
「寿恵ちゃんの名前じゃ」「じゃあ私、万ちゃんと永久に一緒にいれるんですね」
「寿恵ちゃん、ワシを信じてくれて、ありがとう。寿恵ちゃんはいつじゃち、ワシを照らしてくれた。寿恵ちゃんがワシの命そのものじゃ」
「万ちゃんこそ、私のお日様でした」
あのう。ワイ、本日は字幕をオンにして見ていたんですけど、あいみょんの歌詞が!
主題歌までもがドラマの一部になっていたんですよ!!!!(大、号、泣!)
空が晴れたら愛を、愛を伝えて
涙は明日の為 新しい花の種
恋に焦がれた人は人は 天の上
いつかあの場所で強く 強く手を結び抱いて
「でも、約束ね」
私がいなくなったら…。いなくなったら、いつまでも泣いてちゃ駄目ですからね。
「万太郎さんと草花だけ。草花にまた会いに行ってね。そしたら、私もそこにいますから。草花と一緒に、私もそこで待っていますから」
木漏れ日と笑う 大切な人を
失う未来なんてこないで?
空が晴れずとも 愛を胸に祈るわ
貴方に刺さる雨が 風になり
夢を呼び 光になるまで
「愛しちゅう。のう寿恵ちゃん、ワシらずっと一緒じゃ」
空が晴れたら 愛を、愛を伝えて
涙は明日の為 新しい花の種
空が晴れたら 逢いに逢いに来て欲しい
涙は枯れないわ 明日へとつながる輪
草花と草花を愛する人たちと寿恵子と共に
最後は、皆さんと植物採集をする万太郎の姿。草花の魅力を多くの人に伝え、草花を好きな人を増やすのも自分の役割だとしていたモデルの方の生き方を、最後に見せてもらえたのはよかった(けれど、後半戦にもっと映像としてあってもよかった!)
「万太郎さん、この子はだあれ?」
若寿恵子に出会う若万太郎。あさが来た方式!
「ねえ、日本中の植物、本当にこれで全部かしら?」←死してなお、万太郎を焚き付ける寿恵子。あっぱれ!
確かめに行かんと。草花が待っちゆうき!
半年の物語をカメラ目線で「おまん、だれじゃ?」で締められるの神木きゅんしかおらんな!
オオキツネノカミソリを見たあとに、“見えなくてもいる”寿恵子が見えたのだけど、キツネに化けて、寿恵子が万太郎に話しかけたのかと思うとまた、おもろいな。
「見ーてーるーよーーー」って解釈すると、最高!
らんまん終了です。本当にお疲れさまでした!!!
最初の3週はまとめた感想になったし、何話かまとめた感想も多々あるけど、とりあえず朝ドラ感想も完走できました。お疲れ様、わたし!
脚本の長田さんの言葉遣いは、全編通してとてもきれいでした。私にはない引き出しのオンパレードだったので、書き起こしたくなるセリフが多くて大変でした(汗)
後半はうるせーよってくらいに、映像不足を嘆く感想になってしまったけど、本心だから仕方なし。心を動かすにはセリフだけじゃダメなんだと再確認&勉強になりました、ハイ。
来週からの「ブギウギ」も、感想を書いていきたい!
もうちっと時間を短縮してアップできるのを目標にしよう、うん。
・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
槙野寿恵子…浜辺美波
井上竹雄…志尊 淳
槙野 綾…佐久間由衣
山元虎鉄…濱田龍臣
山元千歳…遠藤さくら
槙野百喜…松岡広大
槙野大喜…木村風太
槙野千鶴…本田望結
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん
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