第26週「スエコザサ」129話
もういい歳をした大人なんだから、フィナーレと言えどそれぞれの場所でそれぞれが生きる道を見せてくれてもいい。キリリと昨日そんな内容を投稿しましたけど、頭の片隅にいた丈之助。丈之助の姿はちょっとでも見たいなーなんて思っていたら、出た!!!!
「ねぇ、なんで? なんで俺まで?」って文句言ってた。変わってねーーーwww(好きや)
理学博士の授与式(?)が終わって帰宅した、万太郎、寿恵子、千鶴。家では4人の子どもたちが来ていた(授与式には参加できなかった模様!)万太郎は子どもたちに、寿恵子の病気のことを伝える。
「そんな、治らないの?」「今はまだ、原因も治療法もわからんそうじゃ」
みんな、お母ちゃんを支えてくれんか?
「当たり前です」いい声の百喜が答える。「ワシも、なんとかしたち、間に合わせんと」
どうか、どうか、どうか―――。「ヤマザクラ」のときと同じだ。植物学の山をそれぞれの道で登る同志に助けを求める万太郎。
植物学の山を登る同士が集まった!
膨大すぎて一人では植物画を描ききれない。そこで万太郎が頼ったのは野宮朔太郎。
「どうか、あなたのお力を貸してくださいませんか」。
「まさか君に、植物画を頼まれるなんて」感慨深いものがありますねぇ。
この上ない誉だ。←長田さんっぽwww
虎鉄は解説文を任された。三代目の助手から昇格も果たす。「虎鉄はワシの一番弟子じゃ!」
「任せて。菌類なら任せて」←藤丸のキャラは史実的に別れも覚悟していたんだけど、ここまで長生きしてくれてよかったわ!
波多野は「帝国学士委員の仕事がある」から毎日は無理だけど、大学院の学生を連れて来た。万太郎、かつては大学院生たちに見下されている時代もあったのに…。ようよう、がんばりましたな。
あと、ムロツヨシ。急なムロ。なんの手伝いができるか知らんw
万太郎はずっと孤独だと思っていた。いや、結局人間みんな孤独なのだ。孤独であることを自覚することが大人の一歩、みたいな。だけど、一人じゃない。助けを求めたときに、手を差し伸べてくれる人がいる。そういう生き方をしたいものですね。
丈之助は裏切らない! 好きやわー!
佑一郎は理学博士の祝いを持ってやってきた。私、この人の存在意義を最後までつかめませんでした。強いて言うと「あさが来た」の五代さん的な感じ?(どんな感じよ)
万太郎が「我ら名教館門下じゃ」と言っていたけど、門下生としての絆みたいなものを、あんまり感じ取れなかったんだよね。お互いに自分の金色の道を歩む中で、きっと万太郎がいるから頑張れる、佑一郎がいるから頑張れた。そういう繋がりなんだと思うんだけど、そこまでは描き切れなかったし、そこまで描くのはやはり難しかっただろう。
これ、彼が登場するときの劇版に合わせて、彼をもう少しコミカルに描いてもよかったかもしれない。佑一郎くんってそれまでの流れを断ち切って不意に登場する割に、雰囲気がザッツ真面目で余計に浮いちゃっていた感じがする。そうではなくて、めちゃくちゃ勢いのある道標キャラでもよかったかも。「金色の道はいいぞ!」とか「おまんの行く道はあっちじゃ!」とか、豪快にアドバイスをして颯爽と去っていく、みたいなね。
佑一郎が訪ねてきたときの門扉の開け方、あれ神木きゅんのアドリブだと思うんだけど(勢いのある開け方といい笑顔といい)、なんかその雰囲気がよかったんだよね。唐突に出てくるキャラだから、演出も振り切ったらよかったかもね。
図鑑の項目は3205種もある。佑一郎の助言で索引も作らなければいけないことに気が付く万太郎。←万ちゃん、出版社との繋がり作って編集者と知り合っておけばよかったのに(汗)
佑一郎は「俺も手伝う」と。
もう、なんの憂いものう復興局からも手を引ける。この先は、生涯ただのエンジニアや。
ほんなら、ワシらやっとおんなじ道を行けるのう。
同じ道を行く者として、まずはおまんの図鑑の索引作りじゃ。←万太郎とは違って、仕事の場数が段違いの佑一郎くんが手伝ってくれるなんて、こりゃ作業もサクサク進むわ!
任しとき。こういうがは第三者の目のほうが間違えんで済むもんじゃき。←ほらね! めっちゃ的確!
「ね、なんで? なんで俺まで?」←待ってたよ、丈之助!!!!! シェイクスピア全集も翻訳し終わっているようで何より^^
「また、深夜の戯言なんだけどさ」←作業中断させちゃってるよw
丈之助は、演劇博物館を作ると宣言。「この植物たちと一緒。消えて無くなるものだから。演劇は元々、演じる者と観る者、人間の間にしか存在しない幻なんだよ。だったらせめて、できるかぎりのものを、後の世に送りたいなって」
お金や保管場所について詰めてくるのが波多野よね。戯言だって言ってんのに、真面目か!
教授としての退職金、自宅と敷地、財産は全部早稲田に寄贈する。これから出す文学全集、印税の受取人も早稲田にする。「そんなら博物館、建ててくれるかもしれないよねぇ」。
万太郎とは違って、真っ当に仕事をして稼いだ人もまた、豪快でカッコいい。
丈之助。田邊の次に好きなキャラだったなぁ。いや、ベクトルが違い過ぎるので、カテゴリー別にしたら1位かもしれない。アタイの中では、丈之助はパートナーにしたい人No. 1(言っちゃった)
丈之助の中の山脇さん、かなりお上手ですよねぇ。次にどんなドラマで出会えるのか楽しみにしています!!!!
万太郎への行ってらっしゃいは「新種見つけて来てね」
「図鑑の作業が大詰めを迎える中、万太郎は北海道に行かなくてはならなくなりました」
北海道帝国大学から、公演を頼まれたのだ。マキシモヴィッチ博士生誕100周年の記念式典だという。万太郎が大好きなマキシモヴィッチ博士。話したいことは山ほどあるだろう。けれど、置いていく寿恵子の体調が気になる万太郎。そりゃそうだ。
「やっぱり、断ろうか」
「何言ってるんですか。しゃんとしてください」
「けんど…」
「博士、学問への貢献と義務をお忘れですか」
万ちゃん、いつも言ってるじゃないですか。このうちを一歩出たら私たちのことは忘れて。万太郎さんと植物だけ。←あーーー、この言葉ももっと繰り返し繰り返し見せて欲しかった。そしたらワテ、ダーダー泣いていたかも。
「新種、見つけて来てくださいね」←万太郎にぴったりの「いってらっしゃい」ですよね。こういう寿恵子だから言えること、万太郎と寿恵子にしかできない夫婦の会話、そういうものがやっぱり不足していたんだよなー。らんまん界は、いろんなことを詰め込み過ぎたよねぇ。長田さんの筆力と、ネタの取捨選択がうまいプロデューサーと組んだら、恐ろしい名作が生まれそうですね!! いやきっと生まれるでしょう。楽しみです!!!!
・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
槙野寿恵子…浜辺美波
広瀬佑一郎…中村 蒼
波多野泰久…前原 滉
藤丸次郎…前原瑞樹
堀井丈之助…山脇辰哉
山元虎鉄…濱田龍臣
野宮朔太郎…亀田佳明
山元千歳…遠藤さくら
槙野百喜…松岡広大
槙野大喜…木村風太
槙野千鶴…本田望結
小畠…ムロツヨシ!?
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん
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