藤丸、醸造の研究するってよ!「らんまん」 

らんまんタイトル ドラマ率直感想!

第23週「ヤマモモ」112話

112回も内容はそう多くなかったかな。多ければいいと言うわけじゃないけど、なんとなく物足りなさは感じる。だって、万太郎に関して言えば、竹雄と綾が開いた屋台「土佐」で舌鼓を打っただけ(汗)

竹雄と綾が営む屋台「土佐」で、箸休めとして出されたのが土佐の「ヤマモモ」。
ヤマモモは東京では出回っていないらしいと説明されます。虎鉄は「実家の山を思い出す」と言い、梅雨時期にカゴいっぱいにもいでいたらしい。綾曰く「佐川にもよう流しのモモ売りが来ちょった」らしい。

日持ちがしないからと、砂糖漬けにしたヤマモモを綾が土佐から持ってきたと言う。
「最後のヤマモモ、みんなと食べとうてね」意味ありげだけど、あんまり深い意味がなさそうに聞こえるのは、土佐時代のヤマモモの思い出をこちらが共有してないからでせうか。最近のらんまん界、映像で見ていないものを語ることが増えて残念。

それに、綾が「もう土佐には帰れんき」と言っていたけど、それって峰屋を畳んだから? 佐川には帰れなくても土佐には帰ってもいいのでは? ダメなの? なんかモヤる。
大体、峰屋を畳んでから彼らはどこで何をしていたの? ヤマモモを採って来られたということは土佐にはいたんだよね…。変にドラマティックなセリフを入れるから、余計なことが気に掛かる。どうした、らんまん界!?

学問の力が必要とされる場面は胸熱!

それから竹雄は万太郎と波多野藤丸に相談を持ちかける。東京に、大学で酒造りの研究をしている先生がいないだろうかと。
竹雄と綾は、どうしたら火落ちが出ずに済んだのか、ずっと考えていた。「火落ちも腐造も、昔から酒蔵は運が悪かったと諦めてきた。けんど、酒を作るがは蔵の神様じゃなくて、人間の知恵

「蔵元がうまい酒を作りたいがは当たり前の望みじゃ」
だけど、綾たちに出来たのは「昔ながらのやり方を守る、それだけじゃった」。伝統を守ことも立派だけど、それだけでは新しいことにチャレンジしにくい。そのために、学問の力が必要とされるのって、研究者冥利に尽きるのでは?

けれど「醸造の教授は日本にはまだいません」と波多野が答えます。農科大学の教授に就任することになった波多野だが、農科大学にも醸造の教授はいないのだとか。←波多野教授だと!? 昇格おめでとう波多野くん!!!

変形菌の論文で卒業した藤丸も、菌類の研究ができる場所を探したが「どこも無くて」。
「でもこの先必ず、醸造の研究は必要になると思います」こういうフォローの言葉をサラッと言ってくれるのが波多野よねぇ。彼はやっぱり変わらない。好きだなぁ。

みんながそれぞれ帰路につく中、藤丸は「ごめん。あと一杯飲んで行く」と。
綾に何にするか聞かれると「注文は新しい酒がいいです。綾さんと竹雄さんの。それを飲みたいです」←藤丸ぅ!

きっと無理なんですが、無理なのに思ってしまって。酒造りの研究、俺がやりたいって。菌類なら何でも好きなんです。目立たないけど実はどんな環境にも適応するところ。形を変えてもしぶとく生き残って行くところ。←知ってる、コロナ菌もしぶとい…

とはいえ、菌類の研究と醸造はまったく別の学問。だから最初から勉強する必要がある。「でも、日本に教授がいなくても外国では研究がされているかもしれない。そういった本を読むことなら、俺にだって出来ます!」←頼りないけどそこが藤丸らしくてええの。

菌の研究をしたくてもその場所がなかった藤丸が、竹雄と綾とタッグを組めるなんて、最高じゃん! 「俺だって、何か果たしたくて」。その気持ちが大事だよね。

「新しい酒のご注文、承りました。きっとうまいです。私らの学者先生と造るがですき」。←私らの学者先生。藤丸先生。プププ、よかったね、藤丸ぅ。

農科大の教授になる波多野くんは、ある悩みを万太郎に吐露。それは、野宮さんのことだった。(これ、月曜の回にぶち込んでもいいくらい大きいネタじゃない?)
「野宮さん、辞表を出すつもりらしい」
野宮さんと波多野が見つけたイチョウの精虫は間違いなく大発見だったが、「世界からは相当疑われた」。しかし「本当にひどいのはこの日本国内だった」。第一発見者が元画工だから認めないと言われているらしい。
これさ、野宮さんを農科大に連れてっちゃダメなん? ドラマとしてもこの先の波多野宮のことは知りたいし、描かれていることに不満はないけど、本日は、癒し藤丸で終わりたかった(わがまま!)

あ、虎鉄は大畑印刷所で働いているらしい。それって、印刷技術の習得のため? それとも万太郎の研究費のため? 怖くて聞けねぇ! そしてもっと怖いのは、万太郎は屋台の代金払ったのか問題!
今こそ新たに叫びましょう。「土佐」は若の財布じゃない!!!!!

・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
槙野寿恵子…浜辺美波
槙野竹雄…志尊 淳
槙野 綾…佐久間由衣
波多野泰久…前野 滉
藤丸次郎…前原瑞
山元虎鉄…濱田龍臣
野宮朔太郎…亀田佳明(回想)
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん

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