第20週「キレンゲショウマ」99話
酒を煽る田邊。
「私だけじゃない。森さんの志までが…」
「なおのこと、お持ちできません」
「聡子!」←声を荒げるけど、100%で喚き散らさないところに田邊の愛を感じるワシ。イカれてるかしらんwww
元々お忙し過ぎたのです。これでようやく、ご自分のことに打ち込めるではありませんか。旦那さまは学問をなさりたくて外国に渡られた。森さまは、そういう旦那さまだったからこそ、見込んでくださったんでしょう。←森が田邊に語ったことは、田邊にとってはある種呪いのような側面があったように思うけれど(いつまでも自分に尽くせよと)、森が田邊を見込んでいたことは真実だもんね。聡いぜ、聡子!
コーネル大学に、日本人で一番最初にご入学されたのは旦那さまです。
旦那さまこそが、この国で一番最初に植物学を修められた。
鹿鳴館、西洋の音楽、ローマ字のことも、旦那さまは精一杯働かれました。←き、聞かせたい万の字にwww
でもそれが、やりたかったお仕事ですか? 今やっと、やりたいことだけに、旦那さまの学問に戻れるのではありませんか。
花も咲かせない、種もつくらないシダは、けれど「花が咲く植物よりも前に、地球上に存在していた。太鼓の昔、胞子だけで増えるシダは、陸の植物の覇者だった」
それでもシダは、地上の植物たちの始祖にして永遠。
その通りです。
今、旦那さまが始めた学問には続く方たちがいます。あなたが、始めたんです。
泣いたわーーーーーー!!!!
最初に田邊からシダの話を聞いたときとまるで印象が違ったなぁ。初めて聞いたとき、田邊は「覇者」を求めているのかと思っていた。ユーシーらしいわ! なんて思っていたけど、田邊こそが始祖。異論はない!
「聡子、ありがとう」そう言えるユーシーは大丈夫。このときのキャナメの色気もたまらんが、聡子の少し勝気な表情も素敵でした。見応えがあり過ぎるアバンなり!
万太郎と田邊が出合った原生林に咲く花
「教授、この度は…」の後が続かない大窪くん。「え?」って顔の波多野やめいwww
でも大丈夫。田邊は、自分の学問に戻っただけ。彼はやっと学問の世界だけに帰ってきたのだ。
夏の採集旅行は初めて四国に行く。
伊予の石鎚山。「次の採集旅行は、私も同行しよう」
さぁ諸君、植物学を始めよう(英語でね!)
田邊邸の前には「お外にまだ人がいます」状態。田邊家の娘っ子らもかわいいのう!!
「そう。じゃあお、母様が話してくるわ」聡子も強くなった。そして、娘たちへの言葉もイイ!
「お父様はとてもお強い方です。それでも、そういうお父様をお守りできるのは、お母様とあなた方だけなの」
「はい!」「お父様お守りします」「おまもりします」←妹ちゃん、セリフ頑張った!!!
女中の気遣いを制し、記者の前に出ていく聡子。強くなったなって思ったけど、組んだ手のアップには泣くて!←聡子の背一杯の頑張り、泣けないやつおる!?!?
「皆さま、ごきげんよう。何か御用でございますか?」とくに御用はないから、何も答えられない記者たち。聞くことないんかい! 嫌な相手には「ごきげんよう」って私も言いたい!!
そして田邊は採集旅行へ。棚の奥から取り出した胴乱には埃が被っていて、長らく植物採集に行けていなかったことを語っている。聡子が言ったように、お忙し過ぎたのよ、ユーシー!
しかし、胴乱を下げた田邊の姿には萌えるものがあるな。胴乱、黄緑色でかわいいし!
田邊が四国で見つけた「まだ見たこともない」植物と、虎鉄が万太郎に送った植物が同じであるのは、なかなかにドラマティック。「田邊と万太郎は、同じ花に巡り合いました」否、みぞみぞする〜〜!!!
「その花は、原生林に咲き誇っていました」同じ植物を前に、その美しさに見惚れる田邊と万太郎。新種かもしれないと、たどり着く答えも同じ。
「この子は新種かもしれん。まずは名を明かさんと」
「この植物は、新種かもしれない。植物学教室の総力を挙げて、この植物の研究をする(英語でね!)」
はい、教授!←聡子が言った「続く方たち」が育っているよ。
「初めて見ました。教授のあんな顔」と野宮さん。本当にねぇ。あんなにうれしそうに植物を眺めるユーシーを見られて、こちらもうれしいよ!
途中から田邊のプライドの高さや嫉妬深さばかりが強調されてしまったけれど(それは作劇としては大正解なのだけれど)、田邊もまた人を惹きつけるものがあったのだろう。
そして田邊は、「日本の植物史上に残る宣言」を発表するという。
今回は、ほぼほぼ“田邊物語”になっているけど、ユーシー好きなので問題ないっす!
・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
槙野寿恵子…浜辺美波
大窪昭三郎…今野浩喜
波多野泰久…前原 滉
美作秀吉…山本浩司
野宮朔太郎…亀田佳明
田邊聡子…中村青渚
山元虎鉄…寺田 心
田邊彰久…要 潤
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん
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