第14週「ホウライシダ」70話
万太郎は、自分の植物学への道の進め方の答え求めに博物館へ。野田先生は出張中だったが畠中先生がいた!
「いつか君たちを引き合わせたいと思っていたんだ。君たちはuniqueだからね」。万太郎、シーボルトの助手を務めた伊藤圭介翁の孫、伊藤孝光くんに出会った〜!(世界ウルルン滞在期風にどうぞ)
万太郎が名乗ると、「槙野? マルバマンネングサの?」←って、さんをつけろ、さんを!
マルバマンネングサのニュースは、植物学界隈の一大トピックで、畠中先生も「うれしかったよ」と。
「孫です。伊藤孝光と申します」と挨拶されると、万太郎は思わず跪いて握手。
「これでワシも、伊藤先生とシーボルトと、間接的に触ったことになります」
「な、な、何を言ってるかわからない」ってそれな!www
孝光も植物学に進んでいる。「当然です。私は祖父に直々に育てられました」
「うらやましい限りです! ワシは泰西本草名疏(たいせいほんぞうめいそ)、夢中で読ませていただきましたき」「ちなもに私は、膝に抱かれて読み聞かせられた」←言ったあとに笑っちゃってるところ、かわいいな。
「膝抱っこ〜」「おじいちゃん子〜」。万太郎と畠中先生の反応もかわいい(おじいちゃん子〜ってアドリブだろうか?w)
そんなこんなで、せっかくいい雰囲気だったんだけど、万太郎が東京大学のワードをだすと雰囲気が一変!
「あ? なんであんなところに行くんです? 泥棒教授がいる」←あ?って言ったよ、あ?って!!!
ど、泥棒…教授…
「言い過ぎだよ。田邊教授だけが悪いわけじゃないからね」←やっぱり田邊!
「教授だけじゃない。マキシモヴィッチが、世界一のマヌケですからね」
畠中先生が「植物の検定は容易いことじゃない」と諌めるも、止まらない孝光くん!
「戸隠草のことですろうか? き、教授の戸隠草が何か…」
「教授の戸隠草ではない! あたなも泥棒の手先ですか?」←孝光くん!
「不愉快なので帰ります」と出て行こうとする孝光に、「早まるなよ。間違えがあれば、世界中の学者が協力して正していけばいい」と畠中先生。
「だがあれは、祖父と叔父と私、3代で追いかけてきた花なんです。奪われていいものではない」
「あえて言うが、かわいい一輪の花じゃないか。ケンブリッジに留学するんだろう。切り替えて、視野を広げて」。けれど、若いし悔しさいっぱいだから、「視野を広げて」ってなかなか響かないわなぁ。デカめのため息ついて、出ていちゃたぜ孝光くん。
戸隠草は元はといえば、彼の叔父が採集したもの。それを伊藤家が研究して、既存のミヤオ草族に分類し、名付けて、マキシモヴィッチ博士に送っていたんだそう。
「すでに分類して名付けちょった…」
ただ、田邊教授が送った新たな標本を見て、新族ではないかと研究を始めた。だが、新族と断定するにはまだ標本が足りないから、マキシモヴィッチは新たに送れと言ってきた。
だから田邊教授は、信州から津軽まで規模を広げて採集旅行を敢行したけれど、花が咲いた戸隠草に出合えなかった。採集旅行は失敗。そんな中、万太郎は土佐でまた新たな植物に出合っていた。これはもう、出合える万太郎をプラントハンターにするしかない! だが断られる!←イマココですね!
「標本がそろって博士が新族と発表すれば、以前、伊藤家が提唱した名は改められる」
「ほんなら逆に、伊藤家の皆様がご自分らで改めて、ういっぺん発表し直したなら…」
なんとも言えなそうな畠中先生。
「可憐な花を巡って、人間が争っているね」サボテンに話しかけるよ!←名を明らかにすることは学問として大切なのだろうけれど、ただただ草花を愛でる気持ちも大切。そんなことを畠中先生は考えているんではないか?
どちらにせよ、また一つ、植物が明らかになることに変わりはない。研究は日々進歩する。学問において、それは健全なことだよ。
ゴロゴロゴロと雷が鳴ったから、田邊教授の出番だよ(違)
「この件は、田邊教授も知っているんではないかね。内心はきっと気を揉んでいると思うよ」
そんな田邊にも、家で彼を待っていてくれる聡子がおる! よかった!
田邊は待たなくていいと言ってるようだけど、「待つことなら私もできますから」。
傘を差し出しながら「旦那さま。どうしてシダがお好きなのですか?」←寿恵子に出会ったことで、聡子が少しずつ変わっていく様が見えるのがいいねぇ。
「言ってもわからないだろう」「それでも、伺いたいんです」←私も知りたい!
シダは花も咲かせない。種も作らない。←どうやって繁殖すんだ!?
花が咲く植物より前に、地球上に存在していた。太古の昔、胞子だけで増えるシダ植物は、陸の植物の覇者だった。シダは地上の植物の始祖にして永遠なんだ。←胞子だけで繁殖すんのか!
な、わからないだろう。
はい、申し訳ありません。私には…。←申し訳ありません、ワイもちょっと理解が…。
聡子にわからないと言われても、どこか満足そうにうなずく田邊。自分のことをわかろうとしてくれる人がいるというのは、それだけで救いですよね。
さて、万太郎の問題だけれども、それは「本を出せばいい」ということになった。また本! ってか、図鑑も現在進行中なんだよね。それも自費? お寿恵、大冒険はお金が掛かるわよ!
自分で新種発表するには、本を出せばいい。植物学に携わる、誰もが認める本を出せばいい。
君の知見、発見を存分に披露すればいい。そうすれば、皆、君を認めるよ。
ってか、「学者として認めてもらえる道はないか」ってことであれば、やっぱり大学か留学なんだろうと思うんだけど、それは時間の無駄だからやりたくないというのは、万太郎って相当にわがままだよな。あはははは!!
寿恵子は、夜も研究を続けて睡眠を削る万太郎を心配していた。
竹雄さんからの申し送り、その3!←申し送り、何個あるか気になってきたわw
あなたは放っておくと眠る時間を削るから気をつけるようにって。あなたは家族想いじゃありません。←それな! 机で寝ては、体が休まりません。あんなあなたを見たら、竹雄さんも同じ思いだったでしょう。体を壊してからでは遅いんです。
あなたがお布団で寝てくれないなら、私は井戸端で寝ますよ。
「はあ、いかん! ば、バカァ!」「バカって言った!?」←かわいい喧嘩じゃの。
お互い元気に、長生きしなくちゃいけないじゃないですか。お願いです。夜通し続けるのだけはやめてください。明日の朝は、ここで寝ていて。←本当は一緒に寝たい(エロい意味じゃなくてね)のに、そうは告げない寿恵子。言い方が上級者。
寿恵ちゃんの言うとおりじゃ。2人で元気に長生きしたいし。これからはどんなに忙しゅうても、振り返るき。←うん、信用はしてないぜ万太郎!
翌朝、鼻歌まじりに寿恵子を観察する万太郎。(字幕出さなかったら鼻歌って気づかなかったyo!)
「寿恵ちゃんはまつげが長いのう。生え際もかわいいし、産毛が朝日に透けちゅう」って万太郎に観察されて「ひゃーーー!」って叫んでいた寿恵子だけど、これってもしかしてもしかして、オブラートに包みすぎたエロ表現なんだろうか(いや知らんけど)
人のことを草花みたいに観察しないでくださいよー!!
うん、きっとそうじゃないか。草花みたいに観察するのは、何も顔だけじゃないでしょ!(やめなさい!)
・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
槙野寿恵子…浜辺美波
伊藤孝光…落合モトキ
田邊聡子…中田青渚
田邊彰久…要 潤
里中芳生…いとうせいこう
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん
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