第13週「ヤマザクラ」61話
タキの病を前に「私が何が出来るかじゃ」と綾。万太郎も「何かしたいき」と。
今週できっと、タキとはお別れでしょう。万太郎がタキのために、峰屋のために、土佐のために、何をして再び東京へ旅立つのかが描かれるのだろうと思う。金曜日、泣く覚悟は出来てる(あ、美容院の予約入れちゃったyo!)
アバン明けは、タキの手を取り廊下を歩く寿恵子。お寿恵の花嫁衣装を選ぶために、呉服屋が訪れていた。呉服商・仙石屋の若旦那は演歌歌手の三山ひろしさんが演じられていて、思わず「けん玉の人」って呟いたら、トレンドに「けん玉の人」って上がっていたのでワシだけじゃなかった模様w(Twitterの話どす)
「うちの嫁になるお寿恵じゃ」←人様に「うちの嫁」だと紹介することって、一つの親孝行なんだろうなと思う。万太郎の場合は、孫孝行だけど。
寿恵子が衣装を選んでいる間(というのが、場面の切り替えでパッと分からなかったのは残念)、縁側でタキは儀兵衛と、仙石屋の桜の話をしている。
もう蕾は膨らんじょるじゃろうか。
それが、切り倒そうかと思っちょりますき。いつの間にか、竹箒のような枝がどっさり増えた。職人によると、病だそうで。天狗が巣を作ったような病。桜の天敵とされている病。←わざわざ天狗のワードを使うところが、何かありそうでいいよね。おディーンさまは出ないと思うけどさ。
治せんがかえ?
たとえその枝を切り落といたち、いつの間にかほかの枝ににも病は感染ってしまうそう。こうなった以上は切り倒さないといけないけんど、思い出深い桜ですけんのう…
マキノイの喜びはいつしか「取られたくなかった」叫びに!
万太郎は、マルコヴィッチ博士からの手紙を読み返している。
「神様からの手紙じゃき」
振り向いてもらうどころか、世界一の植物学者がワシの名前をつけてくださったがじゃ。光栄じゃのう。藤丸さんも波多野さんも、きっとそう言う。だけど…。
(妄想の中の波多野藤丸がどアップで万太郎に囁くよw)
万さんの名前をつけて発表? 田邊教授よりもすごい。控えめに言って万さんがユーシーに勝ったってこと? 手柄だ大手柄だ! 槙野とマキシボヴィッチが並んじゃってる。一生の記念になるよ。グルグル〜グルグル〜。これって、万太郎のモヤモヤを波多野藤丸の声が代弁しているんだよねw
「けどなんで、名付け親がワシじゃないがじゃ!」
そりゃ仕方ないよね ジャパーンじゃ新種だって断ずるほど標本や文献の数がないわけだし。それで問い合わせたらそのまま吸い上げられちゃうし。吸い上げられたって、相手神様だし。
そんな嫌じゃ。取られとうなかった!
新種を発見し、その名前に「槙野」の名前を入れてもらった。それはそれは光栄なことだけど、そもそも万太郎は、新種を見つけたら名付け親になれると思っていたところがある。彼の植物の道の始まりには、「名付け親になる」という夢もセットだったはず。その、モヤっとした気持ちに突き動かさせる万太郎。
早速、植物採集に出かけるよ!(衣装合わせ中の寿恵子を放っておく万太郎、やってるね!)
そんな万太郎をタキが「なんとが出来んがかえ」と呼び止める。
竹雄をお供に前に進む綾
「何が出来るか」と言っていた綾は、酒屋の組合を作ると言う。「竹雄、来て」お供に竹雄を選んだところ、グッジョブです!
土佐中の酒屋に声をかけて、横流しの酒を出さんよう互いに目を光らせる。酒屋以外のもんが勝手に密造酒を出せんよう世間に訴える。せめて闇の酒を無くしたら、真っ当に商いしゆう酒が売れる。
けんど、闇の酒が出回るということは、現にいま甘い汁を吸いゆう奴がおるき、たやすくは…。
ほんじゃき、一軒一軒、お願いするがじゃ。頭を下げて、みんなで土佐の酒を守ろう言うて。ほかにわからんき、私に出来ること。←自分にできる精一杯をする綾がいつも大好きだよ!!
仙石屋の桜のもとへやって来た万太郎。まずは恒例の挨拶から。
「お久しゅうございます。峰屋の槙野万太郎でございます。病じゃと伺いました」
そこへいい声の手代が!(って声優さんだったんですね。いやいや、ひと声だけで声の違いが丸わかり。プロってすごいですね)病にかかった枝は、すぐに燃やしたと手代。そのため、万太郎は山に入って、病にかかった枝を探し出す。おそらく、原因を探すために。
草の道を選ばせてもらったがじゃ。救えんでどうするがじゃ。
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どうやったら桜を救えるかまったく分からないので、今週どう収束するか皆目検討もつかず、ワクワクします! だけど、ちょっと気になるところも…。
アバンで、鉄寛先生が万太郎に「若旦那は東京にお戻りに」のところ、「お戻りに(なるんですか?)」と取るのか、「お戻りに(なりなさい)」なのか、字幕を付けてないのでよくわからなかった。「ええがよ」と止める綾にも「?」。おそらく今週は、万太郎の人生の大きな節目を描くのだと思う。15分×5話分で、万太郎の草の道を軸に、タキ、綾、竹雄の生き方や生き様まで描くのだから、相当詰め込まれたのだと推測。ゆえに、どこかしら端折られたかなぁとも思う。
それがアバン明けの前後かなと。タキに「東京に戻り」と言われた万太郎。祝言を挙げてからということもあるけど、「はいそうですか」というわけにもいかないだろうし、そのあたりのちょっとした描写を削られたかな。ただの憶測ですけど!
いずれにしても、おそらく万太郎は桜を救うだろう。その方法が、見どころですね。そして、綾の組合の行方や恋の行方も!!!!
・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
西村寿恵子…浜辺美波
井上竹雄…志尊 淳
槙野 綾…佐久間由衣
波多野泰久…前原 滉
藤丸次郎…前原瑞樹
市蔵…小松利昌
ふじ…石村みか
浜村義兵衛…三山ひろし
仙石屋手代…小野大輔
堀田鉄寛…綱島郷太郎
槙野タキ…松坂慶子
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん
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