万太郎の名が草の名になり世界に出で行く!「らんまん」 

らんまんタイトル ドラマ率直感想!

第12週「マルバマンネングサ」60話

15歳で峰屋にお嫁に来たというタキ。夫と峰屋のために尽くし、夫を亡くしてからは峰屋の当主として皆を引っ張ってきたお人。出来ることをやり切ったからこそ「ワシはもう十分に生きました」と言えるのだろう。けれど「願いが出来てしもうた」と。

「万太郎の子ども、ワシのひ孫をこの手に抱いてみたい」

思うに、万太郎が生まれたころに夫と息子を同時期に亡くしたタキは、峰屋を守ることを第一に生きてきたから、彼らの死を十分に悲しむ暇も、孫を愛でる時間もなかったのだろうと思う。思い残したこととしたら、生まれてきた命を、ただただ愛おしむ時間だったのかもしれない。

どんな薬を使ってもいいから、長らえさせて欲しいというタキに「申し訳ない」と頭を下がる鉄寛先生は、信頼できるお人じゃね。
「ほうですか…。はぁ、スッキリした」←だからこそ、本人も整理がつくと言うもの。
人には天から与えられた寿命があるのに、浅ましいことを申したというタキに「いいえ」と2回、打ち消すところがやさしいよ。

これまで峰屋のために尽くして来られた。ようやく今、自分のための願いをお持ちになったがじゃ。命いうがはまっこと不思議なもんですき。願いこそがどんな薬よりも効くことがあります。言うてみてください。東京に戻らんと、そばにおって欲しいと。

新種と認められ名前も刻まれた!

万太郎は、寿恵子を連れて佐川を案内していた。神社には、バイカオウレンが咲いている。
「私、たくさん想像したんですよ。でも、想像よりもっと。本当に光の粒みたい!」
「そうじゃ、光の粒じゃ」

母やとてもやさしい人だった。けれど、父のことはまったく知らない。そんな万太郎に「佐川で家族になりましょうか」と寿恵子。土佐の植物から図鑑にするなら、小学校の先生をしながら植物採集も出来るのでは? いい提案だと思うけれど、万太郎はちょっと困惑気味の表情。←ほんと、働くのがいやなのねって思っちゃたyo(^^;)

峰屋に戻ると、大学から手紙が届いていた。それは、世界の植物学の権威・マキシモヴィッチ博士から万太郎への手紙でした。

博士は、標本の検定の正確さを認め、土佐のフローラをまとめた槙野万太郎を高く評価している! そして、万太郎が送った「マルバマンネングサ」が新種の植物だと認められた!!!! しかも学名は、セドゥム・マキノイ。マキノイ、マキノイ? 槙野じゃ!?

わ、わ、ワシの名前が植物の名前として永久に刻まれるがじゃーーーーー!!!!

輪になって、わいわい喜び合う、万太郎、竹雄、寿恵子。なんとまぁ、かわいらしいことでしょう。「万太郎おめでとう!」「おめでとうございます!」

タキには、絵を見せて報告する万太郎。「うもう描けちゅう」。
マルバマンネングサは、万太郎との思い出がある植物だった。「黄色い、かわいらしい花が咲いちょったのう」。ここで、チビ万太郎との回想。
「見て!おばあちゃん、星みたいじゃ」「そうじゃのう、昼間の星じゃねえ」←タキにとって、峰屋の大女将と後継ではなく、ただのおばあちゃんと孫の思い出なんだろうね。たまらん!

おまんの名があの草の名になって、世界に出て行くがか。
早う祝言をあげて、1日も早く、東京に戻り。草の道が、海の向こうにも繋がっちゅうがじゃろう。さっさと戻り。←東京に戻らんとそばにいて欲しいと願ったことも本当だけど、早く東京に戻って草の道を極めて欲しいのも本当の気持ちなんだよね、タキさん。

「うん」と頷き合う、それだけで伝わるものがあるのは、お2人の演技力の賜物ですね。

しかし、不穏なナレも!?
「このマキシモヴィッチ博士による新種認定の知らせは、日本の植物学会に一大波乱を巻き起こすことになるのです」とは一体…。田邊教授の「戸隠草」も、親属として認められたらしいけれど、「親属」と「新種」じゃエライ違いがありそう。その辺りでせうか…。

・キャスト・
作…長田育恵
槙野万太郎…神木隆之介(通称神木きゅん)
西村寿恵子…浜辺美波
井上竹雄…志尊 淳
堀田鉄寛…綱島郷太郎
ふじ…石村みか
田邊彰久…要 潤
槙野タキ…松坂慶子
語り…宮崎あおい
主題歌…「愛の花」あいみょん

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